【不妊治療】4回目の体外受精・E2コントロールに成功!ショート法での誘発開始から採卵決定まで
3回目の採卵を終えて、これまでの結果とホルモンバランスを分析し、いい卵子をとるための対策を考えました。
対策としては、高くなりがちな生理終了直後のE2(エストラジオール)を低く抑えるために、前周期の生理15日目からプラノバール(中用量ピル)を処方してもらい、服用します。
低容量ピルであるマーベロンを同じように服用したときは、私にはまったく効果がなかったので、プラノバールに望みをたくします。
結果として、プラノバールのおかげでE2は低く抑えられ、採卵にむけて排卵誘発を開始することができました。
やはり、私にとってE2の数値は重要なカギとなるようです。
今回は、4回目の体外受精にむけて排卵誘発をスタートしたときの診察をまとめました。
3回の体外受精を終えて見えてきた私の「傾向と対策」については、こちらをご参照ください。
生理3日目
採卵に進むためには、生理3日目までに受診して、卵巣や子宮の状態に異常がないかをチェックする必要があります。
問診票には、
「ホルモン値やタマゴの数を参考に、採卵に進むかどうか相談して決めたい。
万全じゃない場合は、お休みしたい。」
と記入しました。
私が通っているセントマザー産婦人科の場合、「相談してから決めたい」と書かないと、採卵するものとして自動的にどんどん話が進んでしまいます。
問診票に意思をはっきり&しっかり書くことは非常に重要です。
E2値コントロールに成功
まずは採血をして、ホルモン値をはかります。
FSH:15
E2:13
FSHは高めですが、E2は13と良好です。
前周期から飲んだプラノバールが効いてくれたようです。
吐き気と戦いながらがんばった甲斐がありました。
プラノバールの副作用と対策はこちらをご参照ください。
内診
エコーの結果、卵巣や子宮には問題がありませんでした。
先生がこれまでの採卵成績をじっくり見返して、
「普通はFSHが低いことの方が重要なんだけど、不思議なことに、あなたはこういうホルモン値の時の方がうまくいくみたいだ」
と言ってくれました。
私の導き出した仮説と先生の意見が一致して、とてもうれしかったです。
確かに生理3日目までのE2値が100に近い高値の時(採卵1回目と3回目)は、空胞だったり分割が遅かったり、いい結果を残せていません。
FSHが多少高くても、E2が標準値であることが、わたしにとっては大切なことのようです。
納得した上で、誘発に進むことにしました。
誘発方法は
前回と同じ、HMGフェリングとクロミッド併用のショート法です。
生理3日目から
・スプレキュア1日3回
・クロミッド朝夕1錠ずつを5日間
・生理3~4日目はHMG300単位、生理5〜8日目までは同150単位を自己注射
自己注射を打ち終わった生理9日目に卵胞チェックのために受診します。
自己注射にもすっかり慣れて、抵抗なくこなせるようになっていました。
自己注射の手順とコツについては、こちらをご参照ください。
ショート法の薬剤とスケジュールについてはこちらをご参照ください。
生理9日目 卵胞チェック
問診票に
「状態が悪い場合は、無理せず採卵を中止したい」
と記入しました。
例によって、採卵にむけて勝手に話が進んでいくのを防ぐためです。
エコーでは、左のタマゴの育ちが悪く、
「明日の卵胞の様子次第でAIHに変更!」
と言われました。
右:16mmと18mmの2つ
左:10〜12mm程度が2つ
HMGフェリング150単位が追加になり、処置室横の個室を借りて自己注射をして帰宅しました。
生理10日目 卵胞チェック
左が少し大きくなっていた(14〜16mm)ため、また様子見で翌日来るように指示されました。
人工授精を宣告される覚悟をしていたため、なんとか首の皮がつながってホッとしました。
またもやHMGフェリング150単位を自己注射して帰宅しました。
生理11日目 卵胞チェック
3日連続の通院に、さすがにぐったり です。
(自宅から病院までは、最短でも片道1時間半はかかります)
内診
左が18mm程度に成長していました。
右が18mmと22mm、さらにひとつ卵胞が増えていました。
右を見た瞬間、先生が
「よしっ!!よしっ!!」
と喜んでくれたので、いいかんじだったのでしょう。
3日間通った甲斐がありました。
E2値を計測
採血をしてE2値次第でhcgを打つ日を決めると言われました。
E2:1750
E2は成熟卵子1個あたり200~400分泌されます。
私の採卵予定は4個なので、1個あたり400ほどの計算になります。
成熟度は申し分ないようです。
あとは質がいいことを祈るばかりですね。
採卵日決定
採卵日は2日後の生理13日目に決まりました。
過去、成熟卵子が採卵できた時(採卵1回目と2回目)は、生理13日目か14日目での採卵だったので、採卵時期としてもちょうどいいようです。
生理9日目の時点で今回の採卵はほぼ諦めていたので、まさかの展開に驚きました。
今回の周期は、毎回先生がじっくり診てくださったのが印象的でした。
いつもはサッと終わるのに、これまでの採卵成績をじっくり見返して診察してくれていました。
とうとう劣等生のブラックリストに載ったんですかね 笑
採卵前々日の処置
21:00に最後のスプレキュア点鼻
22:00にhcg5000単位を自己注射
採卵前々日と採卵前日に膣座薬2錠ずつ
と指示がありました。
スプレキュアとhcgは、いつもより1時間ずつ遅いです。
hcgを打ってから36時間経過後に採卵になることが多いようなので、私の採卵時間の目安は10時以降ということになりますね。
採卵前日
スプレキュアも自己注射も前日までで終わっているので、久しぶりの解放感にひたります。
いつも入れにくくて苦戦する膣座薬も、なんとかしっかり入れました。
23:00から絶飲食です。
過去3回の採卵結果から導き出した仮説どおりに、なんとかうまくいった時と同じような条件(生理3日目までのE2値・採卵までの日数)に近づけることができました。
今回の採卵がうまくいってくれれば、私にとって最適な治療法がはっきりします。
不安もありつつ、「絶対にうまくいくはず!」というなぜか根拠のない自信がありました。
次回は、採卵日の様子と採卵結果について記します。