【不妊治療】初期に受けたのはこんな検査でした

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不妊治療 検査 ホルモン値 クラミジア 


私の場合、不妊治療はまずタイミング法から始まりました。

タイミング法と並行して、必要な検査を随時受けていきます。

 

たとえば、クラミジアなどの性感染症検査や、妊娠に必要なホルモンが十分に分泌されているかのホルモン検査、子宮がん検査などが挙げられます。

検査の結果、不妊の原因が見つかれば、投薬や外科的処置でアプローチし、妊娠できるよう身体を整えていきます。

私の場合は、潜在性高プロラクチン血症であると判明し、現在も服薬しています。

 

最初は、通院するたびになにかしらの検査を受けるので、「今日はいったいなにをするんだろう?」と憂鬱な気分になったものです。

検査結果が問題なければホッとするとともに、「じゃあ、どこに原因があるんだろう?」と不安にもなるんですよね。

 

今回は、私が不妊治療初期(タイミング法時)に受けた検査について、まとめてみました。

 

 

子宮頸がん検査(+体がん検査)

妊娠出産に直接関わる重要な部分なので、初診時に勧められて受けました。

健康診断などで直近に受けている方は免除されます。

なにかしらの自覚症状がある場合は保険適用になりますが、原則として自費です。

 

先日の記事にも書きましたが、わたしの場合は初診の内診で子宮に影が見えたため、頸がん検査と合わせて体がん検査も同時に受けました。 

いちおう病気の可能性を踏まえた検査だったため、体がん検査だけは保険適用でした。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 


  

頚がんは頸部の組織を、体がんは子宮内膜の組織を採取して調べます。

幸い、私はどちらも問題なしでした。 

 

ホルモン検査

血液検査です。

卵胞期(生理~排卵まで)と黄体期排卵~生理まで)でそれぞれ検査します。

卵胞期にはLH、FSH、E2(エストラジオール)を、黄体期には黄体ホルモン(プロゲステロンの数値を測ります。

 

この検査で卵巣機能不全や早発閉経、黄体機能不全などがわかります

ちなみに、わたしは生理終了直後のE2が150ほどで高かったです。

(正常値は100くらいまでと言われました)

けれど、個人差もあるので、特に問題なしとされました。

(ただし、あとあと不妊の大きな原因だとわかります)

 

他はすべて正常でした。

 

体外受精をするようになると、毎回この数値を測ることになります。

周期によってやや変動するため、その時の自分のコンディションを知る大切なバロメータです。 

 

プロラクチン検査

血液検査です。

プロラクチンは、妊娠時に盛んに分泌されるホルモンで、母乳を出すなどの役割があります。

妊娠していない時でも分泌はされていますが、プロラクチンが高すぎると排卵障害など不妊の原因になります。

数値が高い人は、妊娠していないのに母乳が出ることがあるそうです。

数値が高い場合は薬を服用して下げます。

 

ちなみに6~30ng/mLが基準値です。

 私は、17.1ng/mLで問題なしでした。

 

潜在性高プロラクチン血症

先述のプロラクチン値が平常であっても、なぜか夜間だけ高値になることがあります。

TRHという注射で体に負荷をかけて、15分後・30分後に採血してプロラクチン値の変動を調べます。(60分後や120分後に採血する病院もあります)

高値を示すと潜在性高プロラクチン血症と診断されます。

 

採血が合計3回あるのでちょっとゲンナリします(^_^;)

看護師さんも「次はどこに針を刺そうかな~」と迷っていました。

診断された場合、カバサールやカベルゴリンを週1度服用して数値を下げます。

 

私の検査の詳細はこちらの記事をご参照ください。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com


私は見事?にこれにひっかかりました。

現在、週に一度カベルゴリンを服用しています。

 

クラミジア検査

クラミジアという細菌に感染していると、子宮や卵管に炎症を起こし、不妊の原因になります。

卵管にまで感染が及ぶと、閉塞を引き起こしたり卵管の絨毛を破壊してしまいます。

どこに不妊の原因があるかを絞り込むためにも、早い段階での検査が不可欠です。

 

検査方法は、膣分泌物の採取でした。

これは、実際にクラミジアが存在しているかどうかを調べる検査方法です。

ただし、以前感染したことがあるかどうかは、この検査ではわかりません

(例:昔感染していたけど今は完治しているようなケース)

 

血液検査(IgA、IgG)であれば、クラミジアの血中抗体を調べるため、現在はもちろん過去に感染したことがあるかどうかもわかります。

ですので、血液検査の方を強くお勧めします。

私も後日血液検査を受けなおしました。

 

クラミジアは非常に感染力の強い細菌なので、夫婦のどちらかがかかっているともう片方も感染している確率が高まります。

ですので、1人がかかっていると夫婦2人で治療が必要です。

知人夫婦がこの治療をしたらしいのですが、夫婦間でちょっと微妙な空気になるそうです。

治療は抗生剤を服用します。

 

私は陰性でした。

クラミジアは非常に感染力の強い細菌なので、私が陰性ということは、ということは、夫も陰性と推定されます)

 

その後、クラミジアに罹患歴を調べる血液検査を受けた時の記事はこちら↓

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

腫瘍マーカー検査(CA125)

血液検査です。

おもにがんなどの腫瘍の有無を判断する数値です。

ただ、がんだけではなく、子宮筋腫子宮内膜症、良性の卵巣嚢腫など、悪性ではない炎症でも数値は上がります。

 

35以下が正常値ですが、私の場合はギリギリの32.5でした。

数値が高めなので、子宮内膜炎もしくは卵巣嚢腫の可能性を指摘されました。

 

 

他にも、初期の検査には卵管造影などがありますが、私はタイミング法の段階では上記の検査を受けました。

卵管造影検査は、その後、転院先の病院で受けることになります。

両方の卵管がつまっていたので、もっと早く受けたかったというのが本音です。

6ヶ月におよぶタイミング法が無駄だったということになるからです。

その時の様子はこちらの記事をご参照ください。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

検査の結果は保管しよう

検査の結果は、転院する際に持参すると新しい病院での検査が免除になることがあるので、大切に保管しておくといいです。

私も、転院する際に検査結果を持参しましたが、そのおかげでお金も時間も浮かせることができました。

 

いろんな検査を受けていくと、女性の体はとても複雑にできているんだと改めて痛感します。

妊娠っていくつもの奇跡を乗り越えて、成立するんですよね。

最初は検査ばかりで正直ウンザリしますが、大事なプロセスです。

 

次回は不妊治療をする上で避けては通れない「夫の検査」について記します。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com