【不妊治療】卵胞期短縮症とE2(エストラジオール)が高値の相関関係
4回目の採卵では、1つだけではありますが、グレードのよい桑実期胚(胚盤胞手前の状態)が凍結できました。
やはり、私にとって、生理3日目までのE2(エストラジオール)値を正常値にたもつことが、成功のカギのようです。
自分なりにこれまでの結果を分析し、予想していたとおりです。
4回分の採卵結果を分析してみたところ、以前から気になっていた「卵胞期短縮症」と、「E2が高いこと」の間には、相関関係があることに気づきました。
私の不妊の原因は、ここにあると確信することになります。
卵胞期短縮症
昔はキレイな28日周期で、ズレることなく生理がきていました。
ところが、33歳あたりから26、25、24日と、どんどん周期が短縮していきます。
セントマザーの前に通っていた病院で、タイミング法のための卵胞チェックしていた時も、
・生理5日目ですでに15mmを超える大きな卵胞
・生理9日目あたりで排卵してしまうことも珍しくない
それがとても気になっていたんですよね。
いろんなお医者さんに上の件を質問してきましたが、どの先生も
「卵胞が大きくなりさえすればいいので、卵胞期が短くても関係ない」
との回答でした。
確かに卵胞はちゃんと大きくなるんだけど…
むしろ大きくなりすぎるくらいなんだけど…
生理5日目にしてすでに15mm超えはおかしくないかい?
とずっとムズムズしていました。
自分で調べていくうちに、卵胞期短縮症という症状にたどりつきます。
卵胞期(排卵まで)が短くなることで、生理周期全体が短くなるというものです。
卵胞期が極端に短いため、卵子が成熟する前に排卵してしまい、不妊の大きな原因になります。
1か月に2回生理がくる頻発月経の原因にもなります。
卵胞期短縮症についてはこちらをご参照ください。
isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
調べれば調べるほど、自分の症状にぴったり当てはまっていました。
しかし、ドクターは特に問題視せず、対策をとらないままでした。
生理中のE2が高すぎる
体外受精を始めてからは、毎回ホルモン値(LH、FSH、E2)を測るようになり、生理3日目までのE2がいつも100前後だということが判明します。
(正常値は20~50程度)
これが、先述した卵胞期短縮症の原因なのではないかと、私は考えています。
E2(エストラジオール)は卵胞ホルモンといって、卵胞の成長を促進するホルモンです。
生理開始直後からE2が過剰に分泌されることで、 卵胞を急成長させてしまい、結果として早すぎる排卵を引き起こしているのではないかと考えられます。
E2が100を超える場合は、遺残卵胞があることが多いようです。
けれど、AIH時代、排卵確認で卵胞の全消失を確認している場合でも、次の周期の生理5日目には、すでにかなり成長した卵胞(15mm程度)が出現していました。
一度消えたはずの古い卵胞が再生しているのか(これも遺残卵胞に含まれるのかな?)、前周期の黄体期にフライングして次の周期に育つはずの新しい卵胞が発育してしまうのか…
どちらにせよ、古い、もしくは育つべきでない時期に育った卵胞なのですから、状態がいいはずがありません。
現に、前周期にプラノバール(中用量ピル)を飲んでE2を低く抑えた周期だけ、よい胚ができているのです。
(2回目の時は、あの無愛想な院長が大絶賛するほどの特上胚)
E2さえコントロールできれば、AIHで妊娠できるのでは?
…ということは、卵管さえ問題なければ、ピルを飲んで生理期のE2を低く抑えた周期にAIHしてみたら妊娠できるのかも?
という仮説にたどりつきました。
以前、卵管造影検査をしたときは、両卵管ともつまっていたので、再びつまっている可能性は大いにあります。(この時は、苦労して両側とも通過しました)
ピルを飲んでしっかりE2を下げた状態でタイミングやAIHを試したことがないので、
もし採卵が中止になった場合は、そちらを試してみようと思います。
生理が終わった直後にもかかわらず、すでに卵胞が大きいこと
排卵がとても早いこと
生理3日目までのE2が高すぎること
ずっとモヤモヤしていた点と線が、つながった気がしました。
私の不妊の大きな原因は、ここにあるのではないかと確信しています。
現在も治療を続けながら、自分で試行錯誤を続けている状態です。
またなにか進展があれば、追記していこうと思います。