【不妊治療】鍼灸を初体験しました(痛みや費用など)
2回目の体外受精にむけて、期間限定で鍼灸院に通うことにしました。
正直、効果があるのか懐疑的でしたが、学術的にも効果は認められているらしいです。
なにより、少しでもいい結果を残したいので、ワラにもすがる思いでした。
不妊治療でご懐妊された先人たちのブログを読んでいると、高い割合でみなさん鍼灸を経験されていたので、効果を期待してしまいます。
私の体質に合うかどうかはわからないけれど、せっかくのお休み周期だし、とにかくなんでもやってみようと思い、お試しで行ってみることにしました。
どんな鍼灸院を選ぶか
鍼灸にもいろいろ専門があるようで、できるだけ不妊治療に詳しい鍼灸院を選んだほうがいいようです。
時期によって触ってはけないツボもあるんだとか。
お腹やお尻に鍼やお灸をすることがあるので、男性にやってもらうのには抵抗があったからです。(慣れてくると、男性でも大丈夫になりましたが)
そして、カウンセリングもしっかりしてくれ、不妊治療への知識がとても豊富だったので、安心して施術を受けられました 。
女性どうしなので、なんでも話せますしね。
生理周期や不妊治療内容に合わせて施術を変えてくれるのもうれしいポイントでした。
施術
吸い玉初体験
初回なので、無料で吸い玉を体験させてもらいました。
吸い玉という丸いカップを、吸盤のように背中にくっつけます。
カップの中は真空状態なので、けっこう吸い付かれる感覚がありますが、痛くはありません。
悪い血液を吸い出す効果があるということでした。
もしもダイオウイカに吸い付かれたらこんなかんじかな?という感想です。
ただし、めちゃくちゃ内出血の跡が残ります。
人に見られたらまちがいなくドン引きされます。
DVを疑われるレベルです。
10日くらい残りますし、背中は自分からはあまり見えない場所なので、うっかり大胆な抜き襟でもしようもんならバッチリ見えてしまいます。
しばらく気をつけて生活しなくてはいけませんでした。
お灸
熱くはなく、ぽかぽかしました。
おへそにお灸をしてもらう時に、
「反応がいい方だとグーってお腹が鳴るんですよ」
と言われ、本当にグルグルグーっと大音量で鳴ってしまい驚きました 。
(お腹が減っていたわけではありません)
お灸に対する反応がいい体質、とほめられました。
子宮や卵巣、そして足の三陰交あたりを中心にお灸をしてもらいました。
鍼(はり)
自己注射で免疫がついたのか、ハリを打つことには特に恐怖は感じませんでした。
実際、痛みはまったく感じませんでした(鈍感?)。
つまようじでツンツンされているな、くらいのレベルです。
施術後
「この後眠くなると思いますよ」
と言われ、本当に帰宅してうとうとしました。
ずっと背中とお腹がぽかぽかして、不思議な感覚でした。
体にチカラが入りやすいタイプということを見抜かれ、とにかく意識してチカラを抜いてリラックスするようにとアドバイスをもらいました。
リラックスすることはやはり大事ですね。
痛みは
全体をとおして痛みはありませんでした。
鍼は髪の毛ほどの細さで、それほど深くは刺さないようです。
たまに韓流の時代劇ドラマとか見ていると(チャングムとか)、すごく太い鍼をめちゃめちゃ深く刺しているのを見ることがあって「痛そう!」とぞっとしていましたが、日本の鍼灸は日本人向けに痛くないように進化しているんだそうです。
ただし、痛点や毛穴に鍼を打ってしまった場合は痛みを感じることがあるようです。
その場合は、伝えると打ちなおしてもらえます。
お灸はほどよく熱を感じるくらいでした。
熱すぎる場合は、我慢せずに伝えた方がいいようです。
熱いのを我慢しても、効果は変わらないし、火傷の跡が残ってしまうことがあるようです。
費用は
鍼灸院によってちがいます。
私の場合、施術時間は45分程度で4,000円でした。
けっして安くはないですね…
通い続けるのは難しいので、期間限定か、移植や採卵周期など「ここぞ!」という時に行くのがいいかもしれません。
服装は
鍼灸院によっては着替えを準備してくれているところもありますので、それに着替えて施術を受けることができます。
着替えの準備がない鍼灸院の場合は、お腹と足を出すので、ワンピースとタイツは避けた方がいいです。
上下セパレートの服が施術を受けやすいです。
あと、多少お灸の匂い(たき火のようなにおい)がうつるので、オシャレ着は要注意です。
着替えるスペースのある鍼灸院であれば、自分でジャージなんかを持参して現地で着替えるのもアリだと思います。
効果は
不妊治療と並行して週に1回のペースで3ヶ月間限定で通うことにしました。
目に見える効果があれば通い続けたかもしれませんが、私の場合は残念ながら不妊症に関しては効果はありませんでした。(多少はあったのかもしれませんが)
費用もかかるので、現在は通っていません。
身体を温める効果とリラックス効果は高いので、気分転換程度に通うのはいいかもしれません。
自宅でできるお灸
通っている鍼灸院の先生がオススメしてくれたお灸です。
通わなくなった今でも、自宅で気がむいた時にしています。
煙がほとんど出ず、お香みたいないい香りがします。
匂いはそれほど長く残らないので、置いているアロマの香りともケンカしません。
ほんのり熱いけれど、時間にして5分くらいなのでジっとしていられます。
特に足が冷える日は、三陰交というツボにお灸をするとポカポカしてよく眠れる気がします。
三陰交は婦人科で1番メジャーなツボですが、内くるぶしから指3本分上にあります。
ちなみに、鍼灸師さんいわく、着床時期は三陰交は触らない方がいいらしいです。
(大昔は、堕胎のツボとして扱われていたらしい)
真実かどうかはわかりませんが、そう言われると気になって触れません。
千年灸の火を使わないタイプも試してみたいです。
まとめ
私の場合、不妊症に対しては効果はわかりませんでしたが、貴重な体験ができました。
不妊治療をしていなければ、鍼灸を経験することは生涯なかったかもしれません。(こわいし…)
ポカポカして気持ちがよく、リラックスできるので興味のある方はぜひ体験してみてはいかがでしょうか。