【不妊治療】Aクリニックの検査結果と、フラジール膣錠
初の凍結胚移植(4BA拡張期胚盤胞)が陰性に終わり、治療に行き詰まりを感じていました。
そして、そろそろ治療を終えることも視野に入れ始めていました。
最後に納得のいく治療をしたいと思い、セントマザー産婦人科とは別の病院へ、気分転換も兼ねて行ってみました。
(仮にAクリニックとします)
Aクリニックの初診では、私の「卵胞の発育が早すぎる&排卵が早すぎる」という状況について、
「一度しぼんだ古い卵胞が、再びよみがえっている」
疑惑を唱えられました。
前の周期の古い卵胞なので、採卵しても質は悪いそうです。
理由はわからずにやっていた
「プラノバールを飲んでE2を低く制御する」
という行為は、たまたまこの古い卵胞の復活を阻止していたようです。
自分の症状についてずっと疑問に思ってきましたが、なんとく謎がとけてきたような気がします。
そういう意味では、Aクリニックへ行ってみてよかったです。
Aクリニック初診はこちらからisohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
2回目のAMH検査
AMH検査の結果は0.67(44~46歳相当)でした。
2年半前の数値は0.76です。
強い誘発をしてきた割には大きく下がってはないので、とりあえずは安心しました。
先生も
「セントマザーは強い誘発をすることで有名だから、大幅に低下していると予想していたけれど、思っていたよりも下がっていなかったのでよかった」
と安堵していました。
それでも、年齢の割にかなり低いことに変わりありません。
先生いわく、腹腔鏡手術(3年前)の処置が影響を与えている可能性があるとのことです。
「卵巣に悪影響を与えることもあるから、腹腔鏡はちゃんと考えてやらないといけないんだよね」
ということです。
私はセントマザーで腹腔鏡検査をして卵巣嚢腫を取り除いてもらいました。
AMHは腹腔鏡検査の後にはかったので、低AMHの原因がそこにあるのかはわかりません。
ただ、その前から卵巣機能が低下している兆しはあったので、腹腔鏡検査をする前からAMHは低下していたのではないかと思います。
セントマザーでは、
「とりあえずやっとくか」
っていうくらい軽いノリでラパロを勧められますが、やればいいってもんじゃないのかもしれませんね。
甲状腺機能がやや亢進
初診時に、甲状腺ホルモンの数値を調べるために、採血で検査していました。
TSHが4.1でした。
日常生活には全く問題ないレベルですが、妊娠を目指すのなら3.5以下にしたほうがいいらしいです。
数値を下げるために、チラージンという薬を処方されました。
1日1錠を、妊娠するまで毎日服用します。
半年前にセントマザーで不育症検査をした時は1.6で問題なくクリアできていたのに、甲状腺ホルモンって短期間に変動するものなんですね。
検査で問題がなかった人でも、移植する前には、一度検査しなおしておいた方がいいのかもしれません。
その他の検査
・リウマチ
・膠原病
すべて陰性でした。
クラミジアは、タイミング法を試していた病院でも検査をしていて、陰性でした。
その時の検査方法は、膣の分泌物を採取して、その中にクラミジアが存在するかどうかを調べる検査でした。
けれど、それでは、現在の状況がわかるだけで、過去にクラミジアに感染したことがあるかどうかまではわかりません。
そこで、初診時に血液検査をして、血中にクラミジアの抗体があるかどうかを調べてもらいました。
抗体があれば、過去に感染歴があるということになります。
過去に感染したことがあるのか、まったく感染歴がないのかでは、意味合いがちがいます。
過去に感染したことがあれば、今感染していなくても、すでに卵管がむしばまれている可能性もあります。
卵管がクラミジアに感染すると、卵管の中の絨毛が破壊され、受精卵を子宮に運べなくなってしまいます。
ですので、その場合は、体外受精に進んだ方が確実なようです。
クラミジア検査は、膣の分泌物(おりもの)よりも、血液検査の方を強くオススメします。
卵管造影の結果しだいで、AIHにチャレンジ
AMHは2年前に比べて、それほど低下はしていませんでした。
ですので、とりあえず卵管造影をしてみて、その結果次第でAIH(人工授精)を試してみようということになりました。
卵管がつまっていれば、体外受精一択です。
通過していれば、人工授精を試します。
もちろん、前周期からプラノバールを飲んでE2が上がらないようにし、古い卵胞が復活するのを防いだ上での、人工授精を予定しています。
久々のセントマザーでE2をはかる
セントマザーで指示されていたとおり、マーベロンを14日間飲み終わり、4日後に生理がきました。
Aクリニックで卵管造影の予約はしているものの、E2の数値が知りたかったので、セントマザーへ行きました。
今回のE2は49
いちおう一般的には正常の範囲内ではあります。(正常値は10~70程度)
けれど、私の場合は、経験上10~20代の範囲内でしか、いい卵子はとれません。
(50の時は空欄や質の悪い卵子しかとれません)
E2が30までの時に卵巣機能をコントロールできているとみなして採卵に進むと決めているので、今回は治療は見送りです。
先生といろいろ話し合った結果、生理7日目から14日間マーベロンを飲んで、また調整することにしました。
ちなみに、胞状卵胞は
左に3個
右はよくわからない
とのこと。
最近右が元気がないので、右にはがんばってもらいたいです。
(採卵において、良好胚は右卵巣からしかとれていません)
2病院での今後の治療は
せっかくのお休みなので、ガードネレラ対策のフラジール膣錠を使った後に、膣培養検査(3回目)をすることになりました。
ガードネレラは、2回目の子宮内フローラと膣培養検査で検出された細菌です。
ラクトフェリンサプリのおかげで善玉菌・ラクトバチルスは増えていたため、再検査はしなくてもいいと一度言われていましたが、念のため検査することにしました。
ガードネレラ対策をした上で移植をすればもしかしたら…という後悔もあったのです。
子宮内フローラ検査は費用も高いため、フラジール膣錠を使用してみてとりあえず膣培養検査がクリアできれば、子宮内のガードネレラも撲滅されたと考えていい、ということでした。
子宮内フローラと膣培養の再検査結果については、こちらをご参照ください。
isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
フラジールはラクトバチルスに影響を与えないということで、一安心です。
膣錠を使い終わって10日後くらいに検査をするとのことです。
今周期はAクリニックで
チラージン処方(甲状腺ホルモンを下げるため)
卵管造影
セントマザーで
フラジール膣錠(子宮と膣のガードネレラ対策)
マーベロン服用
膣培養再々検査
を行う予定です。
今のところセントマザーでこのまま治療を継続するか、新しいクリニックに転院するのかはっきり決めきれず、差し支えのない範囲で両方に通ってみることにしました。
それぞれの病院には、別の病院に同時に通っていることは報告して、了承を得ています。
本来であれば、一貫した治療を受けるためにも、ひとつの病院にしぼった方がいいのだと思います。
しかし、私の場合はもう治療の終わりが見えていて、
「最後に自分の思うとおりに治療がしたい。
両方に通って、自分がやりたい方の治療を受けさせてほしい。」
とお願いしました。
快く了承してくださった両病院には、とても感謝しています。
フラジール膣錠
1日1錠を7日間を処方されました。
使うタイミングとしては、就寝前がベストのようです。
すぐに起き上がると、出てきてしまう可能性があるからのようです。
使い方
まずは手を清潔にし、水分をしっかり拭き取る
↓
できるだけ奥まで(指一本分)入れる
(水分に触れるとすぐにシュワシュワ発泡するので、できるだけ手早く済ませる)
↓
終わったら手を洗って終了
使用感
フラジール膣錠は丸くて平べったい、お皿のようなタブレット型です。
(こどもの頃に好きだったお菓子のハイレモンみたいな形です。)
元々膣に入れる前提で作られているはずなのに、非常に使いにくかったです。
丸っこく作ってほしい…。
なぜに円盤型?
移植後の黄体補充で使ったウトロゲスタンカプセルの入れやすさを改めて痛感しました。
膣内で発泡するタイプの薬なので、空気がたまに出てくるのがわかります。
使い終わって10日〜14日後に膣培養再々検査をする予定です。
Aクリニックとセントマザー産婦人科を両天秤にかける形で、治療をすることになりました。
相変わらずの低AMHではありますが、大きく数値は下がっていなかったので、AIHの許可もおりました。
あとは、卵管造影検査しだいです。
3年ぶりなのですが、前回は両側が閉塞していてなかなか造影剤が入っていかず、先生のお手をかなりわずらわせてしまいました。
はたして、今回はスムーズにいくのでしょうか。
次回は、油性の造影剤・リピオドールでの卵管造影検査について記します。
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