【不妊治療】3回目の子宮鏡検査・ポリープ切除

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前回の卵管造影検査では、卵管はやや狭窄していたものの、なんとか通過しました。

油性の造影剤(リピオドール)を使用したたため、卵管のお掃除効果が高いことが特徴です。

無事にAクリニックでの人工授精許可がおりました。

 

ただし、その卵管造影検査では、子宮筋腫ポリープの存在を指摘されます。

筋腫に関しては、子宮の外側にできており、妊娠に直接影響はしないということで様子を見ることにしました。

ポリープは、着床を阻害してしまいそうな場所にできていたため、子宮鏡検査で切除することになりました。

 

今回は、Aクリニックでの子宮鏡検査(通算3回目)の様子について、記します。

 

↓初めての子宮鏡検査(@セントマザー産婦人科)については、こちら↓

 

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
 

 

3回目の子宮鏡検査(Aクリニックでは初)

3回目ともなると、もうすっかり慣れたものです。

緊張もしません。

麻酔で眠った状態なので、安心して受けられます。

 

静脈麻酔なので、前日の23:00から絶飲食でした。

 

術衣に着替え、紙パンツを履くよう指示がありました。

この紙パンツが大きくて…歩くたびに落ちてくるので困りました。

 

点滴の処置をして、手術室へ入ります。

麻酔が入る前に酸素マスク(?)をつけられたのですが、口と鼻をすっぽり覆うタイプだったので、非常に息苦しかったです。

しかも、吸盤のように顔に密着するタイプだったため、顔の皮膚が引っ張られて、

「起きたら跡がついてそう…」

と心配になりました。


麻酔がかかる前から膣内を消毒されて、

「ちょっと待て!寝てからにして!」

と思いました。

消毒って、地味に痛いんですよね。

セントマザー産婦人科では眠ってから処置してくれるので、突然の消毒に面食らいました。

 

麻酔は点滴から入れるのではなく、酸素マスクから出てくるタイプのようです。

そのせいか、効きは遅かったです。

(セントマザーでは点滴から注入するタイプの麻酔なので、いつもあっという間に入眠します。)

 

少しずつ頭がぼんやりしてきましたが、なかなか意識はなくならず、手術室にかかっているクラシック音楽が妙にはっきり聴こえていました。

 

看護師さんに名前を呼ばれて、返事をしたら

「あ、ダメダメ、まだ寝てないわ」

と言われてしまいました 笑

それが2回ほど続きました。


「8ミリ入りましたー」

と言っていたのは、きっと麻酔の量でしょうね。


3回目に名前を呼ばれたあたりで、やっと意識がなくなりました。

音楽が意識を失う直前まで聞こえていたので、五感の中で聴覚が最後まで残るのかもしれません。

 

覚醒後は寒さで震えが止まらず 

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意識が戻ったら、寒くてガタガタふるえていました。

驚くほどふるえが止まりません。

大げさな表現ではなく、ベッドが揺れるくらいの震え方でした。

歯もガチガチなり続けました。

寒くて歯がなるって、小学校のプール以来の経験です。

 

麻酔のせいなのか、本当に寒いせいなのかは、よくわかりません。

調べてみたら、麻酔中・後は、体温の調節がうまくいかなくなるそうです。

麻酔のせいだったんでしょうか。

今まで採卵や腹腔鏡検査など、何度も麻酔は経験していますが、初めてでした。

途中で様子を見にきた看護師さんに訴えて、毛布を追加でかけてもらいましたが、それでも寒気が止まりませんでした。

 

いつのまにか鼻に酸素チューブをつけられていました。

ドラマでよく出てくるやつです。

初酸素チューブです。

麻酔中は、呼吸をコントロールすることが難しくなるため、つけるようです。

セントマザーでは、つけてもらったことはありません。

病院によって、全然ちがうんですね。

 

検査結果

1時間安静にした後、着替えました。

そのころには、謎の震えも止まっていて、痛みもなく体調はいつもどおり万全な状態に戻っていました。

 

先生との面談で、検査の所見について説明を受けます。

ポリープはきれいに取り除けたようです。

(写真を見せてもらいましたが、どれがポリープなのかよくわかりませんでした)

また、内膜を掻爬して、きれいにしてくれていました。

 

次の周期は通水検査で卵管の通過性をさらに高めたあと、人工授精をしてみることになりました。

 

検査後の注意事項と経過

注意事項

避妊

掻爬で内膜をけずっているため、内膜が薄く、妊娠に適した状態ではありません。
そのため、子宮鏡検査周期は、要避妊です。

 

お風呂

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3日間シャワーのみで、入浴は禁止です。

4日後からは湯船につかってもOKです。

今回の検査は初夏だったので、シャワーオンリーでも問題ありませんでしたが、冬だったら寒くてつらいところです。

 

抗生剤

朝夕1錠ずつ3日間、感染症予防のため抗生剤を服用します。

2日目あたりから、お腹がゆるくなり、くだしました。

抗生剤を飲むと、腸内の善玉菌も殺してしまうため、下痢をすることはよくあることだそうです。

過去の子宮鏡検査でも、お腹の調子が悪くなり、服用を中止したことがあります。

(もちろん、病院に電話で確認したうえで中止しました)

今回はなんとか我慢して飲みきりましたが、抗生剤はなかなかつらいです。

 

検査後の経過

検査直後から、出血がありました。

検査後の説明では、

1週間から10日ほど出血が続くことがある

と言われていました。

 

最初は茶色のおりもの程度でしたが、少しずつ量が増えていき、生理3日目くらいの量が3日間ほど続きました。

鮮血もけっこう出て、だんだん不安に。

 

最終的に2週間ほどで、出血は止まりました。

 

子宮鏡検査後の生理は遅れることがある

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子宮鏡検査は、一般的には生理10日目あたりで行います。

生理が終わってから排卵前までの期間がベストのようです。

高温期は内膜が厚くなり、ポリープなどが見えづらくなってしまうからです。

 

私は、排卵が早い(最短で生理9日目)ため、生理終了直後の7日目にしてもらいました。

 

検査後は、生理がなかなかきませんでした。

(いつもは25日周期です)

結局、子宮鏡検査から約1ヶ月後の生理40日目に生理がきました。

避妊の指示を守っていたため、妊娠していないことはわかっていました。

ですので、こんなに長く生理がこない状態に、不安でしかたなかったです。

 

調べてみると、子宮鏡検査では内膜をけずるため、ホルモンバランスに影響を与えるようです。 

そのため、生理が遅れることは、たまにあることなんだとか。

術後に出血がダラダラ続いたことも、関係しているのかもしれません。

いろんな要素がからみあって女性の体内リズムはできてるんだな、と改めて感心させられます。

  

↓次回は、病理組織検査の結果、子宮内膜増殖症と指摘された時のお話↓

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