【不妊治療】3回の採卵結果を分析して見えてきた「私の傾向と対策」
3回の採卵を終えて、今後の治療に役立てるため、自分のデータを分析してみることにしました。
特に私の通うセントマザー産婦人科は、患者の数が多く、ドクターと話ができるのは内診(エコー)の時だけです。
じっくりと話し合ったり、相談するような時間は基本的にありません。
私の体を時間をかけて分析し、その上で治療をしてくれるというかんじではないところは、少々不満に感じる部分です。
だからこそ、病院とドクターまかせにするのではなく、自分でもしっかり考えて治療を受けることが大事なことです。
過去3回のホルモン値や採卵結果をまとめ、自分なりに今後の傾向と対策をねってみました。
毎回の検査結果
検査結果は、毎回保管しています。
特に、体外受精を始めてからは、すべての検査結果がすぐにわかるよう、クリアファイルにまとめています。
卵胞の数や大きさなども記入しておくと、よりいっそうわかりやすくなります。
後からふり返った時に、把握しやすいので、おすすめです。
分析
今回も含めて過去3回のホルモン値や採卵結果を分析してみました。
1回目 | 2回目 | 3回目 | |
---|---|---|---|
採血日 | D3 | D2 | D2 |
LH | 6.1 | 6.1 | 4.7 |
E2 | 109 | 22 | 96 |
FSH | 9.9 | 12.9 | 8.5 |
胞状卵胞(右) | 5 | 2 | 2~3 |
胞状卵胞(左) | 3 | 1 | 4~5 |
誘発方法 | ショート法 | ショート法 | ショート法 |
採卵日 | D14 | D13 | D11 |
採卵数(G2) | 3 | 4 | 0 |
採卵数(G3) | 1 | 0 | 1 |
採卵数(D) | 0 | 2 | 0 |
受精結果 | 3日目5細胞×2個 | 5AA胚盤胞1個 | 受精せず |
移植 | 新鮮胚移植→陰性 | 新鮮胚移植→陰性 |
赤で書いた部分がうまくいった時、青で書いた部分がうまくいかなかった時の数値です。
結果が悪い時(1回目・3回目)
- 生理3日目までのE2が高い(100近い)
- FSHは10以下
- 胞状卵胞が多い(左右あわせて8個ほど)
- 卵胞の発育が早すぎる
結果がいい時(2回目)
- E2が正常値(22)
- FSHはやや高め
- 胞状卵胞が少ない(3個)
- 採卵までの日数が正常(14日目)
E2とFSHについて
うまくいった2回目の時は、前周期にプラノバールを飲んだためE2が低く、結果として胚盤胞まで成長しています。
それと比べて、E2が高かった1回目と3回目は質が悪い、もしくは空胞でした。
逆にE2が高い時はFSHは低く、E2が低い時はFSHは高めです。
私にとって、FSHが多少高くても、E2が正常値であることが大事なようです。
胞状卵胞
1回目・3回目は、生理3日目までの胞状卵胞の数が多い(6~8個) ですが、あまり質はよくありません。
逆に、うまくいった2回目は、胞状卵胞は少ない(2~3個)ですが、結果として4個に増え、そのうち1個は胚盤胞にまで成長しました。
通常は胞状卵胞が多いのはいいことなのですが、私の場合は胞状卵胞の数が多い時は、卵子の質が悪いことが多いようです。
採卵までの日数
成熟卵が4個採れた1回目と2回目は、生理13日目や生理14日目で採卵しています。
これは、通常の生理周期に照らし合わせてみると、排卵に適した時期での採卵です。
比べて、G3が1個(と空胞)しか採れなかった3回目は、生理11日目というかなり早い日程での採卵でした。
早すぎる採卵や育っている卵の数が少ない時は、卵巣の反応がよくないということなのでしょう。
誘発をしてみて
卵胞の発育が早すぎる
育っている卵胞が1~2個と極端に少ない
以上の時は、いい卵子がとれない可能性が高いようです。
見えてきた傾向と対策
傾向
- 私の場合、ショート法で採れる卵子は4個が限界
- FSHよりも、E2の値の方が重要
- E2が高い時は胞状卵胞が多い傾向にあるが、質は悪い
- 卵胞の発育が早すぎる(採卵が早い)場合は、質が悪い
以上のことをふまえ、
対策
- E2を低く抑える→そのために、採卵の前周期にピルを服用する
- 卵胞の発育が早い&育っている卵胞が少ない→採卵を中止する
という対策を講じることにしました。
まとめ
今回の分析結果は、私にとって、非常に重要なことを気づかせてくれました。
通常はいい傾向とされていること(FSHが低い・胞状卵胞が多い)が、私にとっては必ずしもいいことではなかったのです。
私の採卵がうまくいくかどうかは、生理3日目までのE2値をいかに正常値に近づけられるか、にかかっているような気がします。
そして、その後の治療で、この分析結果は正しかったということが証明されます。
なにごとも、自分なりに考え分析することは、とても大事なことだと痛感しました。
次回は、プラノバールの副作用(吐き気)とその対策について記します。