【不妊治療】はじめての体外受精・卵胞チェックと採卵前日までの流れ
初めての排卵誘発方法はショート法で、1日3回のスプレキュア点鼻と1日1回HMGフェリング150単位の自己注射で、卵胞を育てます。
初めての自己注射は、なかなか手こずりましたが、なんとか漏れなくこなすことができてホッとひと安心です。
卵胞の育ち方しだいでは、注射はどんどん追加されていくため、
「どうか育っていてくれ~、これで注射終わってくれ~」
と全力で祈っていました。
結果として、注射は3日分追加にはなったものの、卵胞がしっかり育ち、無事に採卵日が決定しました。
まずは第一関門突破です。
今回は、卵胞チェックの様子と、採卵前日までの流れをまとめました。
ショート法のスケジュールについては、こちらをご参照ください。
自己注射のコツについては、こちらをご参照ください。
生理9日目
6回分の自己注射もなんとか全部打ち、スプレキュアも忘れることなく毎回点鼻しました。
そして迎えた卵胞チェックです。
この日の結果しだいでは、採卵がだいたいいつくらいになるか、検討がつけられます。
前日の夜からお腹が張るかんじがあり、排卵前特有ののびるオリモノが出はじめていて、
「大丈夫なんだろうか?勝手に排卵してしまわないだろうか」
と不安になりながら受診しました。
「試行錯誤の自己注射やスプレキュアの点鼻が、ちゃんと成功していますように!
そもそも、この排卵誘発方法が体に合っていますように!」
と、祈るような気持ちです。
午前中に受診しましたが、診察に時間がかかることを考慮して、15:00の点鼻のためにスプレキュアはしっかり持参しました。
内診
先生「左右ともまだ13〜14mmで小さい。注射を2本追加して、また2日後に来てください。」
ということで、採卵日はまだまだ不確定です。
ただ、育っていることは間違いないようなので安心しました。
自己注射追加に正直ゲンナリしましたが、その分、卵胞がじっくり成熟できているのだと前向きに捉えることにしました。
使用済み注射セットの返却&追加の注射の受け取り
6回分の使用済みの注射器やアンプル(薬のビン)を返却しました。
この日の分の自己注射は、個室を貸してもらって病院で済ませました。
せっかく病院にいるので、看護師さんにお願いして打ってもらいたい気持ちもありましたが、料金が高くなる(およそ倍額)のであきらめました。
看護師さんも「当然、自分で打つよね?」という空気をかもし出していて、言い出せなかったというのが本音です。
注射は翌日の分だけお持ち帰りしました。
会計
この日のお会計は、5,500円でした。
(エコー、HMG150単位自己注射2本分含む)
すべて自費診療です。
生理11日目 卵胞チェック(再び)
2日前の卵胞は、左右とも13〜14mmでした。
スプレキュア点鼻も、追加されたHMGフェリング150単位の自己注射もしっかり行いました。
大きくなってくれているか不安を抱えて受診しました。
内診
エコーでは、16〜19mmの卵胞が、左右合わせて4個くらい見えました。
卵胞の大きさとしては、まずまずの状態のようです。
ホルモン値を計測するために採血の指示が出ました。
ホルモン値の結果
採血から50分後に採血結果を看護師さんが説明してくれました。
卵胞数:4つ(ショート法なのに少ないっ)
E2:1074
卵胞は少ないですが、採卵をするにはいい状態のようです。
E2は、成熟卵子1個あたり200~400が分泌される計算なので、見えている卵子の数との計算は合います。
ただし、E2の値では卵子の質まではわからないので、あくまで目安なんだそうです。
採卵前に卵子の質がわかるような発明を、誰かしてくれないかな〜
先生「いいかんじだけど、もう少しだけタマゴを育てましょう」
ということで、3日後の生理14日目に採卵が決定しました!
この日までHMG150単位を自己注射(ラスト!)し、翌日の夜に排卵を促すhcg注射をすることになります。
生理3日目では卵胞は右に5個、左に3個見えていましたが、育ったのは半分の4つ です。
ショート法は強い誘発方法であるにもかかわらず、4つしか採れないのはAMHが低いことが原因なんでしょうか。
少数精鋭で、質がいいことを祈るばかりです。
採卵の説明
個室に呼ばれ、看護師さんから採卵の説明を受けました。
この日(採卵3日前)までHMG150単位を注射します。これがラスト(嬉)です。
スプレキュアは引き続き継続し、翌日(採卵前々日)の20:00に最終を点鼻。
その1時間後の21:00にhcg5000を自己注射します。
(hcgは要冷蔵!)
それから、ウワサに聞いていた膣座薬は1日に1回2種類を入れます。
膣の中を清潔に保つ効果があるようです。
採卵前々日と採卵前日のお風呂上がりor就寝前に入れるよう指示されました。
採卵前日は、23:00〜絶飲食です。
飲食してしまった場合は、採卵がキャンセルになることがあるため、要注意です。
麻酔をしなければ絶飲食は必要ないようですが、セントマザー産婦人科では採卵日の内診で麻酔を使用するかしないを最終判断するため、基本的に全員絶飲食です。
採卵後の体調によってはそのまま入院することもありえるため、念のためタオル、洗面用具、替えの下着を用意しておいてくださいと言われました。
採卵前々日
朝から下痢が続いてつらかったので、寝てしまえばまぎれるかと昼からがっつり寝てすごしました。
私は、hcgを注射すると、毎回お腹を下す傾向にあります。
この採卵周期で1番症状がつらかったのがこの下痢です。
もともとお腹は強いほうなのですが、定期的におとずれる腹痛に苦しみました。
あまりに痛かったので、気休めにビオフェルミンを服用しました。
数日前から水っぽいおりものが大量に出るため、布ナプキンを何度も交換してしのぎました。
左右の下腹部がギリギリ痛みます。
最後の最後までしっかり育ってほしい!
あわよくば、タマゴが増えていてほしい!
そう願いながら耐えました。
スケジュール
7:00 スプレキュア点鼻
15:00 スプレキュア点鼻
20:00 最後のスプレキュア点鼻
いつもは23時ですが、病院からの指示でこの日は20時に点鼻します。
これがラストのスプレキュアです。
約9日間1日3回点鼻して、半分くらい残っています。
残りは今後も使う可能性があるため、ティッシュできれいに拭いて冷蔵庫で保管します。
ちなみに、使用期限は2年後でした。
たとえ残ってしまったとしても、この点鼻が最後になればいいなと切に思いました。
21:00 排卵を促すhcg5000を自己注射
スプレキュアの1時間後にhcg5000を自己注射しました。
hcgは冷蔵保存なので、10分くらい前に冷蔵庫から出し、常温に近づけてからなるべくゆっくりゆっくり注入しました。
冷たいままだと注射する時に痛みが強くなるそうです。
hcgはAIH時代に看護師さんにいつも打ってもらっていましたが、看護師さんの注射が痛く感じるのは、もしかしたら冷たい液をそのまま入れる&注入のスピードが速いからなのかな?と思いました。
看護師さんも忙しいですから、「ゆっくり注入して」なんて頼めませんけどね。
お風呂上がりに膣座薬を2種類入れます。
なかなか入れづらくて苦労しました。
1種類は先がとがっているため、角度によっては痛いです。
もう1種類は水分に触れたとたんにシュワシュワと発泡するため、「早く入れなきゃ」と焦ります。
膣座薬は今でも、苦手な薬のひとつです。
採卵前日
採卵前日はやることがあまりありません。
スプレキュアも自己注射も採卵前々日ですべて終了しています。
久しぶりに時間を気にしなくていい生活に開放感を感じました。
ほぼ水状のおりものが大量に出るので、おりものシートは欠かせません。
何回も取り替えるほど、大量に出ます。
あまりに大量のおりものが出るので不安になりましたが、タマゴが育っている証拠だと、いい方向に考えるようにしました。(根拠はありませんが)
カレーを作り置き
子宮鏡検査と腹腔鏡検査のときも、同様にカレーを作り置きしておいてとても助かりました。
採卵日は疲れきって夕食の準備もつらいでしょうし、麻酔の後で外食する元気もないかもしれないので、料理を作り置きしておくのはオススメです。
ご飯もたっぷり炊いておきました。
お風呂上がりに膣座薬2種類
相変わらず入れにくくて、苦手です。
何度やってもこればっかりは慣れません。
23:00から絶飲食
寝ぼけてうっかり飲食しないように、冷蔵庫やリビングの目立つところに
『絶飲食』
の張り紙を貼りました。(心配性なんです)
手の甲に油性マジックで書こうかとも思いましたが、看護師さんに見られたらさすがに恥ずかしいと思ってやめました。
朝食を準備するとどうしても味見しちゃいそうなので、翌日の夫の朝ごはんはパンとペットボトルのコーヒーをあらかじめ買っておきました。
前もって結婚指輪をはずす
当日にあわてないように、指輪は早めにはずしました。
太ったのかむくんでるのか、簡単にはずれなくなってしまったんですよね 笑
外ではずすとなくしちゃいそうなので、家ではずしていくことを勧めます。
夜は、絶飲食なのでノドがかわかないよう、寝室で加湿器をガンガンつけて早めに就寝しました。
やはりドキドキしてあまり眠れませんでした。
リアルタイムでは、もう何度も採卵はしているのですが、やはり毎回ねむれません。
みんなこんなに緊張するものなんでしょうか…自分のビビリっぷりに嫌気がさします 笑
次は採卵日当日の様子を2回にわけて記します。