【不妊治療】2回目の体外受精・採卵日(hcg自己注射をこぼすミス)
いよいよ2回目の採卵日を迎えました。
自己注射にもずいぶん慣れて、落ち着いた状態で誘発時期をすごせました。
今回は、採卵前々日のhcg自己注射で、打つ直前に注射液をこぼしてしまいました。
病院に電話で確認をとった結果、少量だったので大事には至らなかったのですが、とても焦りました。
車の運転も、慣れてきた頃が1番あぶないって言いますもんね。
リラックスして打つことが大事とはいえ、適度な緊張感は必要です。
油断していました。
今回は、生理3日目までのE2を正常な数値までおさえることができたので、かなり期待をしていましたが、結局とれた卵子の数と質は、前回とまったく同じでした。
期待がはずれて、落ち込みました。
今回は、セントマザー産婦人科での2回目の採卵の様子と、採卵結果について記します。
今回の誘発方法や採卵までの診察の流れなどは、こちらの記事をご参照ください。
1回目の採卵の様子はこちらをご参照ください。
採卵前々日 hcgをこぼすミス
20:00 最後のスプレキュアを点鼻
21:00 hcg5000単位を自己注射
ここでアクシデント発生
hcgのアンプル(ガラス瓶)の取り扱いに慣れず、薬液を溶かした後の注射液70ml中10mlをこぼしてしまいました。
hcgのアンプルって、他のアンプルに比べてひときわ小さいんですよね。
指先が人一倍不器用な私には、なかなか扱いづらいんです。
とりあえず残りの60mlをそのまま注射したものの、心配になり思いきってセントマザー産婦人科の緊急連絡先に電話しました。
事情を説明すると、すぐに先生に確認してくれて、(必ず当直の先生がいるようです)
「60ml注入できたなら、まったく問題ないですよ。安心なさってください!」
と言ってくれました。
ホッ
もしも「足りないので、今から病院に来てください」と言われたら、行けないことはないですが、自宅から病院まで距離があるので大変だったと思います。
注射の件で安心して忘れそうになりましたが、就寝前に2種類の膣錠を挿入。
膣剤は入れにくいですね、毎回苦戦しています。
採卵前日
スプレキュアも自己注射もないので、久しぶりに時間を気にしない1日をすごせました。
解放感!
就寝前に2種類膣錠を入れて、ミッション完了です。
当日になってあわてないように、結婚指輪は前もってはずしておきました。
左手薬指も解放感!
採卵当日
いよいよ採卵当日です。
まずは受付で一時金の35万円をお支払いしました。
(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から治療費値上げにより、預かり金は40万円に増額になっています)
受精方法と移植方法は希望を伝えることができるのですが、受精も移植も「院長お任せコース」を選択しました。
内診で採卵の最終チェック
内診室で最終的な卵胞チェックを行います。
右に4個
左に2個
前回は4個でしたが、今回は6個!
やはり、前周期にプラノバールを飲んだことがよかったのなかと、うれしくなりました。
卵胞が卵巣の深い場所にあるため、麻酔を使用して採卵することが決定しました。
とりあえず採卵できることが確認できて、肩の荷がおりました。
ロッカーに貴重品を預け、ベッドルーム(カーテンで仕切られた大部屋)に案内されます。
術衣に着替え、点滴を開始。
毎回、点滴がなかなか入らず苦労するので、あらかじめ自分で腕をさすって刺激していたのですが、今回も時間がかかりました。
順番がきたら、メガネケースとキャップを持って手術室(採卵室)へむかいます。
いよいよ採卵
右腕に血圧計、左手の人差し指に心拍をはかる機械を装着されます。
大の字になって、手足はヒモのようなもので縛られて、固定されます。
なぜか前回よりもさらに緊張していて、心音が超絶ハードロックなビートを刻み、手術室に響き渡ります。
あれって、速くなりすぎると一段階高い音になるんですよ。
看護師さんに「緊張してますか?深呼吸してくださいね~」と苦笑いされました。
採卵は1回経験してますし、別に怖いわけじゃないんですけど、なんででしょう 笑
涼しい顔をしていたつもりでしたが、ビビりがダダ漏れです。
採卵終了 とにかく痛い
……………そして、いつものように、気づくと終わっていました。
初めての採卵も痛みで目覚めましたが、今回もかなり痛みます。
右側だけ集中して痛むので、右の卵巣は何回か刺したのかもしれません。
今回はわりと早めに起き上がる許可が出たものの、座っいてると気分が悪くなってきたので前回と同じように、長めに休ませてもらいました。
私より後に採卵した人がどんどん回復していく中、結局、最後まで居残りになりました 笑
「なぜみんなそんなに元気なのー?痛いよー」
不思議でたまりません。
※後でわかったことですが、痛かった採卵を担当したのは、すべて新任の先生でした。
ベテランの先生の時はまったく痛くなかったので、腕というか、技術的なことが関係しているのかもしれません。
採卵結果
痛みをこらえてなんとかベッドから起き上がり、血圧測定と採尿(血液が混ざっていないか調べるため)を無事にパスしました。
着替えて貴重品をロッカーから受け取った後、看護師さんから採卵の結果を聞きます。
不安もありつつ、ちょっとワクワクしていました。
G2が3つ
G3が1つ
変性卵が2つ
…結果としては変性卵分を除けば前回と同じ結果です。
成熟卵が6個とれると思い込んでいたので、2つが変性卵で体外受精には使えないとわかり、いっきに崖からつき落とされた気分でした。
前周期にプラノバールを服用して、生理3日目までのE2(エストラジオール)を下げたにも関わらず、採卵の結果はまったく改善されていません。
正直、かなりがっかりしました。
きっと、これはまた分割が遅くてうまくいかないパターンだな…悪い想像しかできません。
明らかに落ち込んだ顔をして現れた私を一目見て、夫はうまくいかなかったことを察してくれたようです。
なにも聞かず、ただただ穏やかに「お疲れさま!」とねぎらってくれました。
落ち込んだまま、薬(プロギノーバ、鎮痛剤、抗生剤)をもらい、帰宅の途につきました。
前々日のhcgの薬液をこぼすという痛恨のミスをしましたが、無事に採卵することができました。
(本当に心臓が停まるかと思うくらい焦りました)
けれど、採卵結果は予想していたよりも悪く、とても落ち込みました。
鍼灸やヨガ、ウォーキング、食事…体質改善のために努力していたことが報われず、言葉にできないむなしさを感じました。
タマゴのチカラを信じてあげなくてはいけないのに、そんな気分にはなれません。
受精確認まで、やさぐれてすごしました 笑
次回は、受精確認について記します。