5回目の採卵日当日と受精確認で撃沈
いよいよ5回目の採卵当日になりました。
生理3日目までのE2(エストラジオール)が54という微妙な数値でしたが、なかなかベストな数値に近づけることが難しく、採卵にむけてショート法で誘発をスタートしました。
ベストな数値ではなかったので、正直採卵は見送りたい気持ちはありました。
E2を10~20前半に抑えることができればうまくいく可能性が高まることはわかっているのですが、なかなかコントロールができず、ちょっと焦っていたんです。
その不安は的中して、なんとか卵子はとれたものの、受精せず貯卵は失敗しました。
今回は、その5回目の採卵結果についてまとめました。
5回目の採卵にむけてショート法で排卵誘発を開始した時については、こちらをご参照ください。
貯卵については、こちらをご参照ください。
採卵前々日
20:00 最後のスプレキュアを点鼻
21:00 hcg5000を自己注射
就寝前に、膣剤を2種類入れます。
採卵前日
特にすることはありませんが、翌日の採卵にむけて、
・翌日の夕食を作り置き
・結婚指輪をはずす(麻酔採卵の場合は、はずさなくてはいけません)
・就寝前に膣錠2種類
この3点は毎回必ずおこなうようにしています。
採卵当日
受付
すっぴんメガネのマスク姿で病院入りします。
マスクをするとかなりの確率でメガネがくもるんで、どうにかしたいです。
まずはお会計で一時金の35万円を支払います。
(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から体外受精費の値上げにより、一時金は40万円に変更になっています)
受精方法・移植方法の希望をある程度聞いてくれるのですが、
・顕微授精
・全胚凍結
を希望しました。
うまくいった2回目と4回目の時と同じ条件です。
内診
採卵前の内診で卵胞の最終チェックです。
右1個
左3個
右は子宮に近い深いところにあるようで、麻酔採卵が決定しました。
前々回の麻酔なし採卵がとにかく激痛だったので、今回もしも無麻酔を宣告されたら、麻酔での採卵を懇願するつもりでした。
(麻酔採卵への変更希望は、ある程度聞いてもらえるらしいです)
麻酔なしでの激痛採卵はこちらをご参照ください。
術衣に着替えて点滴を受けます。
毎度のことですが、今回もなかなか針が入らなくて時間がかかりました。
点滴をつけたらすぐにお手洗いへ移動です。
お手洗いの中でショーツを脱いで、術衣のポケットへしのばせます。
お手洗いが終わったらすぐに手術室へ。
この日はバタバタと慌ただしかったです。
緊張から、今回もすごい心拍数と血圧を叩き出し看護師さんに
「深呼吸してくださいねー」
と注意されました。
今回で採卵は5回目ですが、やっぱり何度やっても緊張します。
ビビリはそう簡単には治りません。
麻酔が効きやすい性質なのか、
「だんだん眠くなりますよー」
という声を聞き終わらないうちに意識を消失しました。
ぼんやりした意識の中で、看護師さんから何か説明されて
「…はい、…はい」
と答えたことはうっすら覚えていますが、いったい何を言われたのかはまったく覚えていません。
目覚めた後は少し痛みましたが、そこまで強い痛みではありませんでした。
ベテランの先生が採卵してくださったおかげかもしれません。
(新人の先生の時は、かなり痛みましたので、技術の差が出る部分なのかもしれません)
採卵が終わって1時間ほど安静にした後、ベッドの上で起き上がり、体調の様子を見ます。
血圧をはかって問題なければ、トイレで採尿。
採卵では膣から針をさしますが、近くにある尿道を傷つけてしまう可能性があるんだそうです。
血液が混じっていないか確認後に着替えの許可がおります。
採卵結果
今回の採卵結果は…
G2が2個
変性卵が1個
あとひとつはどこいったの 笑
数は少ないですが、とりあえず採れたことに対しては安心しました。
採卵直後のグレードは仮のものなので、培養するうちにグレードの変更もありえるそうです。
どうかこのままグレード下がりませんように!
そして、1個でいいので凍結できますように!
受精確認
採卵から4日後に受精確認の電話をします。
結果は………残念ながら、1つも受精せず
最終的な採卵結果は、
G2が2つ
変性卵1つ
そのうち顕微授精できる状態のものが1つだけだったようです。
そして、さらにその顕微授精した1つも受精しなかったようです。
電話の培養士さんがとても申し訳なさそうで、何度も気遣ってくれて、この培養士さん絶対優しい人にちがいないと思いました。
今までの採卵内容を再分析
(D3のホルモン値、胞状卵胞の数、採卵までの日数、採れた卵のグレードと個数、受精結果)
をすべて表にまとめ、比較&考察してみました。
すると、今回は3回目の採卵と似たような結果になっていることがわかりました。
3回目の採卵を終えた時に分析した結果から、
・多少FSHが高くても、E2が低く抑えられていることの方が重要
・生理3日目のE2が高い時は卵の発育が早すぎる傾向にあり、そういう時は卵が成熟していないことが多い
・生理3日目のE2が高い時は胞状卵胞は多い。逆に低く抑えられている時は胞状卵胞が少ないが、最終的に必ず育ってきて4つは成熟卵が採れる。
ということが、すでにわかっていました。
今回の採卵で新たに、
・生理3日目のE2が54というのは私にとっては好ましくない(10~20前半が最適)
・右卵巣の反応がよくない時は、卵が未成熟なことが多い(つまり、左の卵巣はあまり機能しておらず、卵胞が未熟なことが多い)
ということがわかりました。
生理3日目までのE2を10〜20前半に抑える
ずっと言い続けていますが、これが当面の課題ですね。
E2さえ下げることができれば、いい胚ができることはわかっているのですが、プラノバールを飲んでもうまく抑制できなくなっているのが、悩ましいところです。
今回はE2が54という中途半端な数値でどういう結果になるのかを把握することができました。
普通は生理3日目で50くらいは正常の範囲なのですが、私にとっては高すぎるようです。
うまくいく10~20前半と50とでは、たいして差はないような気がするんですが、私の体の中では大きなちがいがあるようです。
最適なホルモン値は個人差があるので、一般論は参考程度にとどめ、あまり鵜呑みにしてはいけないな、 と思いました。