【不妊治療】6回目の採卵にむけて初アンタゴニスト法・プラノバールの飲み方を工夫してE2コントロールに成功!
凍結胚移植にそなえて、
・子宮内フローラ検査
・膣培養検査
・子宮内膜炎検査
・子宮鏡検査
を受けました。
子宮内環境を整えて、万全の状態で移植をするためです。
子宮内フローラの結果がよくなかったため、シプロフロキサシンという抗生剤(クレブシエラを除菌するため)と、ラクトフェリンサプリを飲んで再検査をすることになりました。
フローラ対策と再検査の結果が出るまでには、2ヶ月ほど時間がかかります。
その間は移植はしない方がいいため、その期間に一度採卵をしたいと考えました。
ずっと生理3日目のE2が高くて採卵を見送っていましたが、プラノバールの飲み方を工夫することで、E2コントロールに成功し、無事に誘発をスタートすることになります。
今回は、6回目の採卵にむけて、アンタゴニスト法(低刺激)での排卵誘発を開始した時の様子を記します。
初アンタゴニスト法です。
子宮内フローラ・内膜炎検査の結果については、こちらをご参照ください。
これまでの治療をふまえた、私の「傾向と対策」については、こちらをご参照ください。私の採卵必勝法です。
プラノバールの飲み方を変更
検査結果の説明時に、先生と今後の治療について話をすることができました。
やはり凍結卵1個では心許ないということで、次周期は採卵に進もうということになりました。
しかし、E2のコントロールが難しくなってきていることを相談すると、
「生理15日目からプラノバールを飲み始めるのは遅いのでは?」
ということに気づいてくれました。
今までは、排卵直後から飲み始めるという理由で、生理15日目から飲み始めるよう指示されてきました。
しかし、私の生理周期は約24~25日周期で、排卵日は生理10~11日目です。
つまり、生理15日目は、排卵をしてすでに5日ほど経過しているため、飲みはじめるのが遅すぎる、ということのようです。
「今日(この日は生理12日目)は排卵ももう終わってるくらいだから、今日から飲み始めましょう」
ということで、生理12日目から10日間プラノバールを処方してもらいました。
E2コントロール成功!初のアンタゴニスト法
いつもより3日早いプラノバールのスタートで不安もありましたが、新しい飲み方だったため、期待が高まります。
プラノバールを10日間服用して、5日目に生理がきました。
生理2日目にセントマザー産婦人科を受診。
採血の結果、E2は25にまで下がっていました。
やはり、私の短い生理周期に合わせて、飲み始める日を早めたことが功を奏したようです。
生理15日目では、遅かったのですね。
10〜30の間だったら誘発に進もうと決めていたので、採卵にむけて誘発を開始することにしました。
LHやFSHも今までの中で1、2を争うくらいいい数値です。
胞状卵胞は、
右1個
左2個
でした。
今まではずっとショート法でしたが、今回は低刺激のアンタゴニスト法を試してみることにしました。
低刺激のアンタゴニスト法
・生理3日目から5日間クロミッドを服用(朝夕1錠ずつ)
・生理5日目と7日目にHMG150単位を自己注射
ショート法とちがう部分は、スプレキュアがないことです。
卵胞が18〜20mmになった時点でセトロタイド(アンタゴニスト)を注射して排卵を抑制します。
セトロタイドがスプレキュアと同じ役割をしてくれます。
ちなみに、セトロタイドは1本1万円します。
説明の時に看護師さんから「高いですよ」と、念を押されました。
採卵がのびればのびるほど、セトロタイドの本数は増えていきます。
ただし、どんなに多くても目安としてはだいたい3本くらいでおさまるようです。
低刺激なので、注射がとりあえずは2回だけです。
(卵胞の発育しだいでは増える可能性があります)
低刺激はとても楽でした。
そもそも注射が少ないですし、スプレキュアがないので、時間を気にしなくてすみます。
生理9日目 卵胞チェック
エコーで、卵胞の発育をチェックしてもらいました。
右は2つ(18mmと16mm)
左は反応なし
とれそうな卵は2つだけです。
低刺激なので、ショート法より卵胞が少ないのはしかたがないのでしょうね。
採血した結果、
LH→9.0
E2→1100
先生いわく、ホルモン値としては良好とのことでした。
この時期のE2は、卵子の成熟度を示します。
成熟卵子1個あたり、200~400ほど分泌されます。
2個の採卵予想なので、1個あたり500という計算になりますね。
ちゃんと成熟はしているようです。ただし、質がいいかまではわかりませんが。
ただ、もう一日粘ってしっかり育てたいということで、翌日も通院することになりました。
この日は、追加のHMG150単位と、排卵を抑制するためのセトロタイド(アンタゴニスト)を注射して帰宅しました。
初めてのセトロタイドは、溶けにくくて手間取りました。
泡立てるとよくないので、ゆっくり傾けて根気強く溶かすことが大事です。
生理10日目 卵胞チェック
再びエコーで卵胞チェックからスタートです。
右が2つ(21mm程度)
左は相変わらず反応なし
採血の結果、
LH→2.0
E2→1100弱
前日よりも、LHはガクっと下がり、E2は微かに下がっていました。
先生としては、もう少しE2が伸びる予想だったらしいのですが、セトロタイド(アンタゴニスト)を打ってE2が下がることはよくあることらしいです。
LHが下がっているのは、準備完了という合図らしいです。
状態は相変わらず良好ということで、2日後の生理12日目に採卵が決定しました。
セントマザーで追加のセトロタイド(2本目)を注射して帰宅。
高額なセトロタイドが2本で済んでホッとしました。
この日は採卵前々日にあたるため、夜23:00に自宅でhcg5000を自己注射をしました。
過去の「傾向」と照らし合わせてみた
・E2の値
生理3日目までのE2が10~20代で誘発すると、必ず良好胚ができます。(1個だけですが)
今回は、25で合格です。
・胞状卵胞の数
生理3日目までのエコーで胞状卵胞を確認します。
いい結果が出た時は、2~3個程度で少なめです。
悪い結果が出た時は、6~8個と多めです。
今回は、合計3個なので、合格です。
・採卵までの日数
いい胚ができた時は、生理13~14日目で採卵しています。
悪い時は、最短の11日目でした。
今回は、間の12日目で、ちょっと微妙ですね。
・左の卵巣の反応
左卵巣の反応がよくない時は、いい結果が出ていません。
今回は、左に反応がないので、少し心配です。
不安要素もややありますが、初めての低刺激&アンタゴニスト法なので、その影響もあるのかもしれません。
総合的に考えて、1番大事なのはおそらくE2の値だろうと予想し、採卵に進むことにしました。
約7か月ほど苦戦しまくったE2値は、プラノバールの飲み方を変えることで、克服できました。
貯卵にむけて、待望の採卵です。
次回は採卵結果と受精確認について記します。