【不妊治療】6回目の採卵日・卵子のグレードと受精結果は
8か月もの長い間、生理3日目のE2(エストラジオール)が慢性的に高い状態が続き、採卵も何回か見送ってきました。
焦って50ほどの数値で採卵をしてみたものの、撃沈。
移植にむけて子宮内フローラ・膣培養・子宮内膜炎・子宮鏡検査をはさみつつ、採卵にむけてE2を抑制するためにプラノバールを服用しました。
服用開始を生理12日目に早める(通常は生理15日目スタート)ことで、なんとか抑制することができ、初のアンタゴニスト法で誘発を開始しました。
今回は、6回目の採卵結果と受精結果について、記します。
排卵誘発を開始した前回の記事は、こちらからどうぞ。
採卵前日
採卵前日に毎回行うの以下の項目です。
・カレーを作る(採卵日の夕食用)
・マニキュアをオフ
・結婚指輪をはずす(麻酔時ははずさないといけないため)
・膣座薬2種類を就寝前に入れる
・「絶飲食」の張り紙を何か所に貼る(うっかり飲食を防ぐため)
麻酔採卵になる可能性があるため、23:00から絶飲食です。
採卵日当日
いつもは8:00集合なのですが、この日は採卵する人が多いようで、10:00集合です。
そのため、採卵2日前のhcg5000を打つ時間は23:00でした。
hcgを打ってから卵子が最終成熟を迎えるまで、約36時間かかると言われているので、採卵予定時間から逆算してhcgを注射するんでしょうね。
到着して受付に採卵予定である旨を伝えると、その場で預かり金35万円を渡して、すぐに内診室へ案内されました。
(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から体外受精費用値上げのため、預かり金は40万円になっています)
ぜっっっったいに無麻酔採卵は避けたかったのですが、深い場所にあるということで麻酔採卵が決定しました(歓喜)
もしも麻酔なし採卵を宣告されたら、麻酔をかけてくれるよう懇願しようと思っていました。
(お願いすれば、麻酔をしてもらえます。お金は4,000円ほど高くなりますが)
トラウマレベルの無麻酔採卵はこちらをご参照ください。
今回は珍しく点滴がすんなり入りました。
いつも手間取っていたのは、朝早くてまだ血管(血圧?)が本調子ではなかったからかもしれません。
もしくは、看護師さんが急激に腕前をあげたのかもしれません。
順番がきたらお手洗いをすませてキャップをかぶり、メガネケースを持って手術室(採卵室)へ移動します。
どれだけ経験しても、採卵の緊張感には慣れません。
麻酔をしてもらえるので特に怖いわけではありませんが、手術室特有の雰囲気に毎回、気おされてしまいます。
心拍音や血圧が高くなり、看護師さんに
「深呼吸してくださいねー」
と注意されました。
麻酔が入ると、いつものように一瞬胸のあたりがモワっとなり、すぐに意識を失いました。
採卵結果
麻酔から目覚めた後はとても体調がよかったので、1時間の安静のあとの流れがスムーズでした。
まずは5分ほどベッドに起き上がって様子を見て、気分が悪くなければトイレで採尿します。
血液がまじっていないことを確認したのち、点滴と膣内のガーゼを抜いてもらって着替えます。
そして採卵の結果は、
G2が1つ
変性卵が2つ
まさかの、使える卵がたった一つ…
苦労してE2をコントロールしたにもかかわらず、思っていたよりも悪い結果にぼうぜんとしました。
今回は低刺激だったせいでしょうか。(いつもはショート法です)
卵巣機能の弱い私には、セトロタイド(アンタゴニスト)が合わなかったのかもしれません。
抑制がききすぎてしまい、卵胞の発育にブレーキがかかってしまうこともあるようです。
「凍結はできないかもしれないなぁ
1回採卵無駄にしてしまったなぁ」
と、トボトボと帰路につきました。
受精確認
いよいよ4日目の受精確認です。
落ち込む日々
珍しく、採卵直後からずっと落ち込んですごしました。
思い出しては泣き、落ち込み、ずっとメソメソしていました。
基本的に、体外受精3回目あたりから、淡々と治療を進めるように心がけています。
一喜一憂していては、精神的にもたないことを、6回もの採卵を経験して学んだからです。
ですから、このブログも、わりと淡々とした雰囲気の文体になっていると思います。
悩んで妊娠できるのなら、いくらでも悩みます。
けれど、そうではありません。
悩もうが悩むまいが、妊娠する時はするし、しない時はしない。
だったら、心やすらかにすごした方が絶対にお得です。
けれど、やっとベストに近いコンディションで採卵できたと思ったのに、G2が1個しか採れず、絶望的な気持ちでした。
素人ではありますが、自分なりにこれまでの治療結果を分析し、生理3日目までのE2値を10~20代に抑えた時にいい結果が出ることをつきとめました。
しかし、今回の結果から、信じてきた採卵必勝法が本当に正しいのか、不安になりました。
振り出しにもどった気分です。
根気よく、嫌な顔ひとつせず慰め続けてくれた夫には、本当に感謝です。
たった1つの卵子が立派に受精
覚悟を決めてセントマザーへ電話をしました。
たったひとつのG2卵は、無事に4日目分割目安の桑実期胚になっていました。
凍結可能ということで、桑実期胚の状態で凍結してもらいました。
結果を聞いてわたしの声があからさまに明るくなったので、電話の向こうの培養士さんの声も嬉しそうでした。
まさかたったひとつの卵がちゃんと分割してくれるとは…
信じてあげられなくてごめん…
ムダに荒ぶって夫にもごめん…
反省です。
初のアンタゴニスト法は、低刺激だったこともあり、とれた卵子は1個だけでした。
けれど、そのたった1つが無事に順調な4日目桑実期になり、ホッとしました。
次回は、凍結確認です。