【不妊治療】他院の無料メール相談を利用・早期卵胞発育

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貯卵で2個の凍結胚のうち、4回目の採卵でとれた桑実期胚を移植することになりました。

移植日にあわせて融解し、1日培養した結果、4BAの拡張期胚盤胞にまで成長してくれました。

2回目の採卵でできた5AA孵化胚盤胞に比べると、質はやや劣りますが、いい胚だと培養士さんには言われていました。

けれど、結果は陰性…

 

慎重に移植を進めたいという希望を伝えていたにもかかわらず、それがうまく伝達できておらず、内膜が薄い(8ミリ)中での移植になってしまいました。

内膜だけが原因ではないということはわかっていますが、とても悔いが残ります。

 

陰性でショックを受けて猛省している記事は、こちら。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

 

高いE2で、お休み周期

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ウトロゲスタンによる黄体ホルモン補充を終えて、3日後に生理がきました。

生理2日目にセントマザーを受診。
「E2値が10~20代であれば、採卵希望」

と問診票に記入しました。

 

採血の結果、E2は200を超えていました。

なかなかの高い数値です。(一般的には20~70程度が正常値です) 
内診で左に14mmほどの大きな卵胞があり、これが高E2の原因のようです。

遺残卵胞なのでしょうか?

でも、排卵も確認しましたし、移植時にはエコーで残った卵胞がないことを確認できています。

これは遺残卵胞ではなく、高温期の途中からフライングして育ち始めてしまった卵胞なのでしょうか。

やはり、脳の司令と身体が噛み合っていないように思います。

 

生理5日目からマーベロンを14日間飲んで、強制的にリセットすることにしました。

 

ひとつのひらめきと仮説

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お会計を待っている間に、ふとある疑問が湧いてきました。
移植後の高温期(着床時期)に、育つはずのない卵胞が育ってしまう
胚の着床を阻害しているのではないか?

 

E2が高温期にあがってしまうことで、着床を阻害している?

素人の推測にすぎませんが、
次の周期の卵胞を育てようとする力」⇔「着床しようとする力
これはきっと真逆の作用なんじゃないかなと思います。
妊娠したら次の卵胞なんて育てなくていい訳ですから。

ちょうど、上のように綱引きをしているイメージです。

そして、私の場合は、「次の周期の卵胞を育てる力」の方が強いのではないでしょうか。

排卵直後からプラノバールを飲まないとフライングして卵胞が育ってしまうことから、着床時期にはすでに「次の卵胞を育てる力」が強く作用しているんじゃないかと思います。

そして、その結果、子宮が着床に向かない状態になっているのでは?と思います。

 

いつもE2を下げる目的で排卵後に服用しているピル(プラノバール)は、結果として、その「次の周期の卵胞を育てようとする力」を抑える働きをしているんだと思います。

 

足りないのは黄体ホルモンではなく、卵胞ホルモン(エストロゲン)?

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プラノバール黄体ホルモンと卵胞ホルモンの合剤です。

つまり、私の場合、高温期には黄体ホルモンだけでなく卵胞ホルモンの補充も必要ということなのかもしれません。


移植のホルモン補充周期は、
最初は卵胞ホルモン(エストロゲン)を補充

途中で卵胞ホルモン➕黄体ホルモン補充

になるので、後半は、プラノバールと同じです。
(そう考えると、ホルモン補充周期はカウフマン療法に似てますね)

 

 

素人の勝手な分析なので、まちがっているかもしれませんが、私には高温期のエストロゲン補充が必要な気がします。

改めて、今回は自然周期ではなくホルモン補充周期で移植するべきだったな、と思いました。

 

病院にたいして思うこと

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私が

「もっと考えて移植していれば…。軽率なことをしてしまった…」

と自分を責めていると、夫が一言。

「そんなの、本当は病院の仕事なんじゃないの?

そもそも、患者の我々が自分で考えて行動する部分が多すぎない?」

ハッとしました。

 

夫は前から感じてはいたそうなのですが、確かに患者自身が自分で考えて分析して判断しないといけない部分が多すぎる気がします。

自分に最適のホルモン値

採卵直前の最適なE2値

最適な移植方法

プラノバールの服用・服用期間

などなど


実は、私の場合、ほとんど自分で調べて治療方針を考え出しているんですよね。

E2が低い時にいい胚ができる、ということも、自分で突き止めました。

むしろ「E2よりもFSHの数値の方が大事!」という医師(前主治医)を説得してE2のコントロールを無理やりしてもらっていました。

前主治医の話を鵜呑みにして、そのまま治療を続けていたら、きっと私はひとつも胚盤胞を得られないまま、無駄な採卵を繰り返し、あっという間に資金が底をついてあきらめていたにちがいありません。

こういったことは、もっと病院が「分析して、考えて、患者に提案」してほしいところです。

どこのクリニックもこんなもんなのでしょうか?

 

だから、もうウジウジするのはやめました。

私は自分のできることをしっかりやっている

自分を責めることはなにひとつない

そう思っています。

もちろん、今後も自分でできる努力はもちろん最大限しますし、これからもするつもりでいます。

 

他院の無料メール相談を利用

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無料メール相談をしているクリニックに、私のように、

高温期にE2があがって卵胞が育ってしまうケースの治療方法はどうしたらいいのか

を相談してみました。
すぐにドクターから、とても丁寧でわかりやすい長文のご返信をいただきました。

 

①生理3日目までのE2が100を超えるようなケースは、ほぼ間違いなく遺残卵胞ではなく早期卵胞発育という状態だと思われる。
→卵巣機能が不安定な状態で、前周期の高温期からFSHが上がってしまうため、フライングして卵胞が発育してしまう状態


②採卵するのであれば、前周期からプラノバールかスプレキュアで卵巣機能をコントロールするのがベスト


③卵巣の状態が不安定なため、新鮮胚ではなく、凍結胚移植が望ましい。


④採卵だけではなく、移植時も前周期からプラノバールかスプレキュアで不安定な卵巣機能をコントロールし、ホルモン補充による移植をオススメする。
場合によっては自然周期でも移植可能かもしれないが、基本的にはホルモン補充が好ましいと判断する。

実際に診察をしたわけではないのでこのくらいのことしか言えないが、当院ではこういう治療を提案します。

 

わたしのつたない短文メールに対して、治療方法まで丁寧に返信してくれたことに感謝です。

  

E2が高い状態を、セントマザーではずっと
「遺残卵胞だ」
の一言で片付けられてきましたし、何度訴えても相手にしてもらえませんでした。
けれど、他の病院の先生からあっさり認めてもらえて、なんだか力が抜けました。

「早期卵胞発育」という言葉は初めて聞きましたし、ネットで検索してもあまりひっかからないので、それほどメジャーな症状ではないのかもしれませんね。

そうであれば、セントマザーの先生があまり問題にしなかったのも少し納得はできます。

 

このクリニックは遠方なので転院することは難しいのですが、提案してくださった治療方針を指針にして治療をしていこうと思います。

 


 

ずっとひっかかっていた私の症状(卵胞の発育が早すぎる・排卵が早すぎる)が、「早期卵胞発育」であると指摘されました。

なんだか、胸のつかえがとれた気がします。

今後の私の治療方針が固まりました。

 

次回は、気分転換に別のクリニックへ行ってみた時の話を記します。

 

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