【不妊治療】病理組織検査の結果、子宮内膜増殖症のうたがい
長年通ってきたセントマザー産婦人科での治療に行き詰まりを感じ、気分転換に別の病院(仮にAクリニックとします)に並行して通うことにしました。
(両病院には、同時進行で別のクリニックの治療を受けていることは了承をもらっています)
卵管造影検査でつまり気味の卵管が通過したものの、ポリープが見つかり子宮鏡検査を受けました。
ポリープは無事に切除できて、「いざ人工授精!」と意気込んでいた矢先、子宮鏡検査の病理組織検査で、子宮内膜増殖症と診断されてしまいます。
その治療のために1周期お休みをして、ピルを服用することになりました。
今回は、子宮内膜増殖症について記します。
↓子宮鏡検査については、こちらをご参照ください↓ isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
子宮内膜増殖症が判明
切除したポリープや掻爬した内膜は、外部の病理組織検査に出されます。
検査結果は2週間ほどかかりました。
ポリープは良性のもので、ガンなどの心配はまったくないとのことです。
ただし、病理組織検査の所見の中で、気になるワードが。
それは、「子宮内膜増殖症」です。
幸い、
増殖症と明言できるほどはっきりしたものではないが、疑いがある
という程度のもののようです。
つまり、「なりかけ」ぐらいの微妙なかんじといったところでしょうか。
子宮内膜増殖症とは
子宮内膜増殖症とは、その名のとおり、内膜が異常に厚くなってしまう状態です。
通常、内膜は、周期にともなって厚くなり、生理がきてはがれ落ちる…というサイクルを繰り返しています。
増殖症は、生理がきて剥がれ落ちるはずの内膜がきれいに剥がれきれず
→その上にまた新しい内膜が作られる
…というのを繰り返していき、発症するそうです。
増殖症の症状
不正出血が主な症状です。
私の場合は特にそんな症状はありませんでした。
今まで一度も不正出血をしたことがありません。
また、増殖して厚くなった内膜がはがれ落ちるので、生理中の経血量が多くなる傾向があるようです。
私の場合、最近はそれほど多くないのですが、昔は多い方でした。
そういえば、タイミング法を試していた最初の婦人科時代に、先生から
「生理の量、多い方でしょ?」
と聞かれたことがあります。
経血量を他人と比べることなんてできないので、「いいえ、普通です」と答えましたが、今思えば、その時から兆候(内膜が厚い)はあったのかもしれません。
セントマザー産婦人科でも「内膜が厚すぎる」と指摘されたことが2度ほどありました。
増殖症の原因とガン化の確率
先生の話をまとめると、以下のとおりです。
・エストロゲンが高い女性に多い
まさに私のことです。
生理3日目で、E2(エストロゲン)が100を超えることが多く、慢性的にエストロゲンが高い状態が続いています。
エストロゲンには、内膜を厚くする作用があるため、過剰な分泌は増殖症の原因になります。
これが今のところ、私にとっての1番の原因だと思われます。
・通常の増殖症からガンになる確率は、低い(2%ほど)
2%でも高いと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
異型細胞がある場合の増殖症(子宮内膜異型増殖症)のガン化率は、20%と高い確率で、子宮体ガンに移行してしまうため、注意が必要です。
実は、私の実姉はこの「異型増殖症」から、子宮体がんを発症しており、42歳という若さで子宮を全摘しています。(おかげさまで今は元気にすごしています)
遺伝的な要因があるのかはわかりませんが、今後、私も気を付けなくてはいけません。
思えば、祖母も母も姉も、婦人科系は弱い家系のような気がします。
(先祖はみんな健康でご長寿ですが)
増殖症の治療法
何周期かピルを飲む
基本的には、自然に治ることが多いため、そのまま見守ることが多いようです。
私の場合は、ピル服用を勧められました。
過剰に分泌されているエストロゲンを抑えることで、内膜の増殖を防ぐことができます。
質のいい卵子を採卵するために飲んでいたプラノバール(ピル)は、増殖症対策にもなるということですね。
本来であれば、3周期ほど治療をお休みしてピルを飲むようですが、私の年齢を考えるとそんなに悠長に構えてはいられません。
幸い、「増殖症の疑いがある」というレベルのため、1周期だけピルを飲んで様子を見ることにしました。
生理5日目から、2週間プラノバールを服用します。
卵管造影検査で卵管が開通し、子宮鏡検査でポリープを切除して安心したものの、今度は子宮内膜増殖症…
次から次へと問題が発覚します。
本当にうまくいかない身体です。
今まで何度か子宮鏡検査をしてきましたが、増殖症を指摘されたのは初めてです。
いまのところ、ガン細胞も検出されておらず、心配することはないようで安心しました。
ただ、姉のことがあるので、今後も気をつけていこうと思います。