【不妊治療】移植か採卵かで悩んだ結果、自然周期での移植へ
子宮内フローラと膣培養の再検査をした結果、100点満点の内容ではありませんでしたが、ラクトバチルスは27%に増えていました。(1回目の検査ではわずか0.1%)
2ヶ月飲み続けたラクトフェリンサプリのおかげで、子宮内環境は順調に整ってきているようです。
先生から移植の許可もおりましたが、もう少し貯卵をしたいため、E2の調子がよければ採卵、悪ければ移植というプランを立てました。
結論からいうと、E2の調子が微妙なため、移植を決意します。
(かなり悩みましたが)
今回は、3回目の移植(初の凍結胚移植)の時の様子をまとめました。
子宮内フローラと膣培養の再検査結果は、こちらをご参照ください。
E2が高くて採卵見送り
生理12日目からプラノバールを10日間服用後、いつもどおり6日目に生理がきました。
そして生理2日目にセントマザー産婦人科を受診。
今周期の治療方針としては、
生理3日目までのE2が低い→採卵
E2が高い→移植
の予定です。
採血の結果、E2は50…
(いい結果が出る時のE2は、10~25が目安です)
前回の採卵では、プラノバールの飲みはじめを早めることで、E2がうまく制御できたので、今回も同じ飲み方にしました。
期待していたのですが、微妙な数値です。
今後、またE2のコントロールが難しくなりそうな予感がします。
プラノバールを飲み始める日を変更して、E2コントロールがうまくいった時の話は、こちらをご参照ください。
胞状卵胞は
・右2個
・左2個
多すぎず少なすぎず、といったところです。
(うまくいく時は、左右合わせて2~3個です)
エコーでは卵巣に腫れはなく状態は悪くはないようでしたが、E2が〜30までの時に採卵に進むと決めていたので、今回は採卵は見送ることにしました。
悩んだ末に移植を決意
子宮内フローラも改善されてきているので、先生からは移植を勧められました。
たった2個の凍結胚ですから、移植は慎重にいきたいと考えていました。
移植に適した状態なのかを先生に確認すると、
「いい状態」
とのことだったので、かなり悩みましたが、今回は移植してみることにしました。
ただし、内膜が薄いなど、移植に適さない状態である場合は、いつでも中止していい、と言われました。
胚を一度融解してしまうと中止は難しいですが、とかす前だったら差し支えありません。
今回は、薬は使わない自然周期です。
私の弱い卵巣機能を考えると、ホルモン補充周期の方があっているような気がしました。
プラノバールを飲まないとE2がどんどんあがってしまう体質ですから、薬のチカラを使ってホルモンを安定させた方がいいのかな、と。
けれど、ここは先生の指示に従うことにしました。
いざ移植となるといろいろ不安はあります。
凍結している桑実胚が、ちゃんと融解できるのか・変性しないか
融解後ちゃんと分割して胚盤胞になってくれるか
内膜が厚くなってくれるか
…などなど、数えればきりがありません。
でもみんなこの不安と戦いながら治療をしているのですから、その先に光が待ち受けていると信じて進むしかありません。
自然周期移植のスケジュール
自然周期の移植は、自然に排卵するのを待ち、移植日を決定します。
ですので、排卵日付近までは特になにもすることはありません。
けれど、まずは排卵日を特定することが1番大事です。
排卵日がわからなければ、移植は中止になります。
排卵検査薬の反応を見て、排卵の兆候を把握するため、卵胞チェック日の2日ほど前から、採尿をして病院に提出します。
私の場合、プラノバールを飲んだ直後の周期は、生理14日目あたりで高温期になることが多いので、私の生理周期に合わせて、生理10日目・生理11日目(7:00、15:00、23:00)と生理12日目(7:00)に採尿をすることになりました。
採尿は、排卵検査薬のためです。
そして生理12日目に卵胞チェックのために診察を受けます。
(この辺はきっと各人の生理周期に合わせたスケジューリングになると思われます)
排卵日が特定できればその日を基準として移植の日が決定します。
ちなみに、桑実期胚だと排卵日から4日後、胚盤胞だと5日後が移植日になります。
排卵日が特定できなければ、移植はキャンセルです。
スケジュールのまとめ
生理10日目 7:00、15:00、23:00採尿
生理11日目 7:00、15:00、23:00採尿
生理12日目 7:00採尿 卵胞チェックのために受診
注意事項
移植周期は要避妊です。
(リスクの高い多胎妊娠を防ぐため)
より排卵日を正確に知るため、基礎体温を測ることを勧められました。
あとは、移植日に同意書(夫婦の署名押印)を忘れないこと。
移植日に夫が一緒に来院できない場合は、電話で夫の同意確認が必要らしく、電話が取れるようにしておいてもらわなくてはいけません。
夫に念を押して電話に出るよう、お願いしておきました。
なかなか厳格ですね。
自然周期のすごし方
自然周期の移植周期は驚くほどなにもやることがなくて、のんびり過ごしました。
卵胞の育ち具合に一喜一憂しなくてよいので、どの周期よりものびのび過ごせた気がします。
とりあえずヨガをやってみたり、便秘解消のための対策をしてみたり、ガルドネラ対策で通気性のよい綿100%のショーツに変えてみたり…
子宮と膣の環境を整えるために規則正しい生活をふんわりゆるゆると心がけました。
もちろんラクトフェリンもしっかり継続です。
生理12日目 卵胞チェックからの排卵日特定
この日は残念ながらいつも指名している先生は不在で、しかたなく別の先生を指名しました。
エコーでは、すでに大きな卵胞は見当たらず、左にぼやーっとした黒い影が見えました。
どうやら、排卵している様子です。
確かに前日の生理11日目あたりに卵巣が痛み、のびるオリモノもありました。
いつ排卵したのかを調べるため、持参した尿を使って、排卵検査薬をしてもらうことにしました。
ここで排卵日が特定できなければ移植はキャンセルとなります。
ドキドキしながら待ちました。
検査の結果、尿から反応(LHサージ)がはっきり確認でき、まさにこの日の朝に排卵したばかりということでした。
ぼやーっとした影は、まさに排卵したばかりの卵胞だったんでしょうね。
排卵確認のために何度か通わないといけないと思っていたので、ドンピシャでうれしかったです。
排卵日が特定できたので、移植へ進むことができます。
移植する胚の数
現在、私は2個の桑実期胚を凍結しています。
そのうち、「どの胚を、何個移植するか」をあらかじめ決めておかなくてはいけません。
移植日に合わせて、融解&胚盤胞まで培養するためです。
私の場合、4回目の採卵で凍結した桑実期胚が、凍結保存の更新時期がさしせまっていたため、そちらを移植することにしました。
凍結胚の更新手続きについては、こちらをご参照ください。
培養士さんからは2個戻しをオススメされましたが、私にとっては貴重で大切な胚なので、1個戻しでお願いしました。
双胎は母子ともにリスクが高いので、できるだけ避けたいところです。
胚は、融解後1日培養してもらい、胚盤胞で移植することにしました。
また、私にとっては貴重な胚なので、移植時にエンブリオグルーを使ってもらうよう、お願いしました。
エンブリオグルーは、ヒアルロン酸が主成分の培養液で、ベタベタとくっつく性質があります。
そのため、内膜にくっつき、着床しやすくすると言われています。
また、胚を保護する効果もあるそうです。
ということで、この日から4日後に桑実期胚1つを融解してもらい、5日後の生理17日目に移植をすることに決定しました。
内膜はかってないかも疑惑
診察が終わった後に、ふと
「あれ?内膜って測ったっけ?」
と気になりはじめました。
先生がエコーをしている一部始終を凝視していたため、内膜をはかっていたのであれば気づくはずですが、そんな様子はありませんでした。
私が記憶しているかぎりでは、排卵しているかどうかだけを確認していたように見えました。
「知らない間に測ったのかな…私が見落としただけかな?
まぁ、いろんな方のブログ読んだらみんな測っているようだから、私が覚えてないだけかな。
もしも、内膜が薄かったら言ってくれるはず!」
そう自分自身を納得させましたが、今考えれば内膜をはかったのか、電話をかけてでもちゃんと確認するべきでした。
あとあと、激しく後悔することになります。
貯卵をするために採卵にこだわってきましたが、いよいよ移植に進むことになります。
自然周期で大丈夫か不安でしたが、なんとか排卵日も特定することができ、ほっとひと安心です。
次回は、移植日当日・融解した胚のグレードについて、記します。