【不妊治療】2回目の体外受精・モヤモヤした生理3日目の受診
初めての体外受精が陰性に終わったあと、慢性的に高い数値を示すE2(エストラジオール)とFSHをコントロールするために、1周期お休みをしてプラノバールを服用しました。
プラノバールを服用終了から5日目で生理がきたため、病院を受診しました。
検査の結果、E2とFSHが正常値になっていたので、2回目の採卵にむけて始動することになります。
プラノバールのつらい副作用(吐き気)と戦った甲斐がありました!
ただし、内診と採血をしただけで、先生からなんの説明もなく勝手に誘発方法などが決まってしまったので、すごくモヤモヤしたんですよね。
精神的にも経済的にも負担が大きい治療ですから、納得をした上で、後悔のないようにしたいのですが。
今回は、セントマザー産婦人科での2回目の体外受精にむけて誘発を開始するお話です。
FSHとE2を下げるために、プラノバールを服用した内容は、こちらをご参照ください。
家康の精神を見習う
前回のチャレンジで、体外受精は心にも身体にも(経済的にも)多大な負担がかかることを痛感しました。
何回もチャレンジできるほど、精神力が持つのか疑問です。(金銭的にも)
なので、できるだけベストな状態がくるのをじっと待ち、そのチャンスを逃さない…そういうスタンスで治療していこうと思います。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」戦法です。
なので、もしも採卵に適さない状態でお休み周期になったとしても、それはそれでかまわないと思っています。
病院へ
内診と採血
いつものように採血から始まり、次に内診という流れでした。
採血結果は、
E2が22
FSHが12
前回の26ほどではないにしても、やはりFSHが高めですね。
先生も「うーん」としぶい顔をしてうなっていました。
肝心の胞状卵胞は、
左に1個
右に2個
の合計3個です。
「数は採れないなー」と先生は独り言のようにつぶやいていました。
前回は生理2日目で左右合わせて8個見えていたので、半分以下です。
ピルを服用すると、卵巣機能に制限をかけすぎてしまい、卵胞が減ってしまうことはよくあることだそうです。
服用する量や日数は、人によっては慎重に調整した方がよさそうです。
まさかの面談なし
その後、いよいよ先生との面談をして相談ができるかと思いきや…まさかの面談なし!
いきなり看護師さんから、排卵誘発方法(またもやショート法)の説明と、注射などを渡されて診察は終了しました。
初めての体外受精の時は先生との面談があったので、てっきり今回も面談があるものと思い込んでいました。
面談は初回だけなのでしょうか?
家康戦法で、「誘発を開始してもいい万全な状態なのか?」など、いろいろ相談した上で、誘発に進むかどうかを決めたかったのですが。
呆然としながら、そのまま帰ってきてしまいました。
帰宅後モヤモヤ
その日の夜は自宅で悶々としました。
今の卵巣がどんな状態なのか質問してみたかったですし、なにがなにでもすぐに採卵したいわけではなかったので、本当に誘発をスタートさせていい状態なのかを確認したかったです。
誘発内容が前回と少しだけ変わったので、どういう意図で変更になったのかも、ちゃんと聞きたかったです。
精神的にも金銭的にも、何回もチャレンジできるものではないので、後悔しないようにしたいです。
そしてなにより、看護師さんに「面談はないの?」と聞けなかった自分自身に嫌気がさしました。
いつもそうなんですよ、わたし。
面談したかったのなら、「面談したいです!」とはっきり自己主張すべきでした。
もう一度受診することに
「このモヤモヤした気持ちのまま採卵に進みたくないなぁ…
ダメだったときに『やっぱりあのときにちゃんと聞いておけば…』なんて後悔はしたくない。」
一晩考えた結果、もう一度受診して、面談を希望することにしました。
採卵するかどうか、採卵するとしたら誘発方法はどうするか…私にとって前日はそういう大切な診察でした。
セントマザー産婦人科を信じてお任せしようとは思っていますが、やはり最低限の説明は聞きたいところです。
前もって問診票に記入する文章を考え、いざ面談になったときに慌てないよう、質問したいこと、相談したいことをメモしました。
せっかく面談してもらえるのに、まとまらない話をして失礼にならないようにするためです。
面談&質問
受付に、卵巣の状態と、誘発方法についての説明を受けたいため、面談をしたいと申し出ました。
けっこう待ちましたが、指名をしている先生に時間を作っていただき、面談できることになりました。
・卵巣の状態が万全なのか
・FSHが高いのが気になる
・ムリして採卵するくらいなら延期したい
・卵巣機能を高めるためにできる努力はあるのか
などを質問しました。
「あなたの場合はね、生まれつきタマゴが少ないんだよ。
これは背が低い高いと同じで、生まれもった性質です。
採れるタマゴは少ないかもしれないけど、質とは関係ありません。
卵巣機能を高めるためにできることは、今の医療ではなにもありません。
けれど、妊娠するためには、1個の良質な卵子があればいいんです。
あなたは前回の採卵で4つ採れてるし、そのうち3つも受精してる。
FSHは高いけど、あなたの場合は慢性的に高いから…体質だね。
今回、あなたの身体のいろんなことを考慮して、薬を調整したので、安心して誘発に進んでください」
と、説明してくれました。
時間にして10分未満でしたが、有意義な面談でした。
時間を作って受診して本当によかったです!
患者はみな不安な気持ちを抱えたまま治療をしています。
医者の説明は大事な支えだと私は思います。
少しでも引っかかる部分はしっかり解消して進んだ方がいいと痛感しました。
(前回はE2の値にモヤモヤとしながらもそのまま臨んでしまったので、悔いが残っていました)
自己注射も晴れ晴れとした気持ちでがんばれそうです。
ちなみに今回の診察料は、再診料の390円のみでした。
学んだこと
セントマザー産婦人科では、体外受精の面談は基本初回だけです。
セントマザー産婦人科は患者が多いため、ドクターと話せる機会は基本的に内診の時だけです。(しかも内診台のあの微妙な体勢のまま…)
あまりコミュニケーションをとれる病院ではありません。
どうしても面談したい場合や、質問がある場合は、その旨をはっきり伝えた方がいいです。
こうして、紆余曲折ありましたが、なんとか納得した形で排卵誘発をスタートすることになりました。
「当然こうしてくれるだろう」という甘えがあったのは確かです。
自分の治療なのですから、もっとしっかりしよう!そう決意しました。
次回は、2回目の体外受精の誘発方法(ショート法)と、卵胞チェックについて記します。