【不妊治療】腹腔鏡検査2日目(退院)

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前回の「腹腔鏡検査当日のまとめ」の続きです。

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腹腔鏡検査の概要についてはこちらをご参照ください。

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

恐らく発熱していたのと、慣れない場所のせいもあり、結局ほとんど眠れず、気づけば外は明るくなっていました。

傷口はチクチクしますが、それほど痛くはありませんでした。

 

 

5:00  点滴交換&水のお許しが出る

看護師さんがやってきて、点滴交換をしてくれました。
痛みがそれほどないので、予定より少し早いけれど起き上がること&(待望の)水の許可が出ました。


うがいと歯磨きをするために、紙コップに水を汲んでくれ、口をすすいだものを吐き出すための容器と蒸しタオルを1枚支給してくれました。


「力が入らないだろうから」と、夫が買ってくれていた水のペットボトルのフタをわざわざ開けてくれました。

←これは本当にありがたかったです。

お腹に力が入れられない(入れると痛む)と、人間なにもできないんだなと痛感しました。


さっそくベッドのリクライニング機能を使って、上半身起き上がってみました。
お腹に力を入れるとつらいので、なかなか進みません。

ゆっくりゆっくり上昇しました。

 

なんとか70度くらいの角度にして、久々のうがいと歯磨きを楽しみました。
水も飲んでみましたが、あれだけのどが乾いていたのに思っていたより体は欲していないらしく、ふた口飲んで満足。
汗をかいていたので、蒸しタオルで顔と体をふける範囲でふきました。

お腹に力が入れられないのは本当に不便です。

 

7:00 炭酸ガスの痛みに苦しむ

寝ているときは大丈夫でしたが、起き上がるとしばらくして肩が痛くなりました。

この原因は、お腹にたまった炭酸ガスです。

 

腹腔鏡検査をする時、お腹の中を観察&処置しやすいように、炭酸ガスを注入してふくらませます。

検査が終わっても少しそのガスが体内に残ってしまい、痛みを引き起こします。


骨がきしむような、なんともいえない激痛でした。

顔がゆがむくらい痛く、個人的に腹腔鏡検査を通してこのガスの痛みが1番つらかったように思います。

この後も定期的に痛みはやってくることになります。

 

起き上がると鎖骨や肩が、横になっていると肋骨が痛みました。

炭酸ガスは空気より軽いせいか、体の一番高い部分に移動するようです。

 

ちなみに、このガスによる痛みは術後3日目から少しずつ弱くなり、1週間くらいで気にならなくなりました。

 

8:00  朝食

コーンスープ、サラダ、ハム、ウィンナー、リンゴ、クロワッサン、バターロール、リンゴジュース…豪華な献立でした。


卵料理が苦手なので、前日の朝食アンケートには「省いてください」と記入していたら、その分サラダが増量されていました。
あまり固形物は受け付けず、けっこう残してしまいました。

でもおいしかったです。

元気だったら完食していたと思います。

 

10:30  点滴終了&尿道カテーテル抜く

点滴が終わったので、ナースコール。
これが最後の点滴だったらしく、針を抜かれました。


なにげにおびえていた尿道カテーテルも抜きました。

スポンと抜けて痛みはまったくなかったです。


1人で起き上がるよう指示され、看護師さんが見守る中、起き上がりました。

けっこうスパルタです。
お腹に力が入らないのでなかなか大変でしたが、一度立ち上がってしまえば、なんとかヨチヨチ歩けました。

生まれたての子鹿のようでした。


お腹に力が入らないので、座ったり立ち上がったりの動作が大変でした。 

 

10:45  着替え

退院までになるべく体を動かしていたほうがいいと思い、1人で着替えを試みました。


下着は、オムツタイプのT字体に厚手のナプキンがつけられたものが、あてがわれていました。

はずして持参したショーツに履き替えました。

ローライズのショーツだと傷口に当たらなくてよかったかもしれないと後悔しました。


傷口を守りたくて、薄手の腹巻を持ってきていたのですが、これは正解でした。
着替えが楽なようにUNIQLOブラトップワンピースをチョイスしましたが、これも大正解でした。

 

11:00  夫がくる

ちょうど着替えが終わった頃に夫が迎えにやってきました。

そのタイミングで部屋の外のトイレへ行ってみました。


お腹をかばうように歩くので、スピードはかなり遅いです。
尿道カテーテルを抜いて初めてのトイレでしたが、いつもどおり普通に出ました。

 

12:00  昼食

豪華な和食でした。
食べる気がせず、フルーツだけ食べてあとは夫に食べてもらいました。

 

14:30 診察へ

昼食後は荷物をまとめ、部屋に待機してテレビを視ていました。
どこが痛いというわけではないのですが、お腹に力が入らないので動くのが億劫です。
化粧をする元気がなく、すっぴんにマスクですごすことにしました。

 

夫婦二人で先生から説明を受けました。
手術中の子宮と卵巣の動画を見せてもらい、ひとつひとつ処置の説明を受けました。


子宮とダグラス窩の軽い癒着をはがし、右の大きな卵巣膿腫を穿刺した

とのこと。
※自分の体内とはいえ、手術シーンが苦手な人はちょっと注意かもしれません


先生のお話では、
卵管も卵管采も癒着はなく柔軟、卵管の状態としては自然妊娠も可能

とのことでした。

というわけで、今後の治療方針としては、このまま人工授精を続けることが決定しました。


手術動画のDVDを受け取り、終了です。
特に薬の処方はなし。
体内に吸収される糸を使っているので、抜糸は必要ないとのことでした。

 
病院の前まで車をつけてもらい、細心の注意を払って安全運転で帰ってもらいました。

 

会計

一泊2日の入院・検査で、
保険適用分75,200円
保険適用外35,790円
の、合わせて110,990円

でした。


けっこう保険適用外の額が大きいんだなーという感想です。

限度額適用認定証を準備していましたが、自己負担限度額に満たなかったため、恩恵は受けられませんでした。

 

帰宅後は

この日はとにかく座るのも立つのも一苦労。

お腹に力を入れられなくて、トイレの便座に座るのも大変でした。


あとはこの後数日間苦しめられることになるガスの痛みとの戦いです。
主に肩、脇腹、ろっ骨のあたりが痛くて呼吸するのもつらい時がありました。
もう1泊入院させておいてほしかったなという感想です 笑


当日はシャワーでさえも不可なので、夫に蒸しタオルを準備してもらい、体を拭きました。
体を傾けることが難しいので、洗面所で顔も洗えません。

これも蒸しタオルでカバーしました。


入院前日に作り置きして冷蔵していたカレーを温めなおして夕食にしました。

料理も外食もできる状態じゃなかったため、我ながらいい考えだと思いました。


笑うとつらいのでテレビを見ず、早めに布団に横になって就寝。
前日眠れていないので、熟睡できました。

 

まとめ

・お腹に力を入れる動作(起き上がる・かがむ・笑うなど)はつらいので無理をしないこと

・2日間はお風呂に入れないので、蒸しタオルが便利

・ 服装は、できるだけ着脱が簡単なものを!

炭酸ガスの痛みは悶絶級(個人的に傷口よりも痛みました)

 

 

長くなりましたので、術後の経過については、こちらからどうぞ。

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