【不妊治療】2回目の体外受精(顕微授精に変更)・受精確認からの5AA胚盤胞移植



2回目の採卵を終えて、いよいよ受精確認の日を迎えました。

 

グレードは前回とまったく同じで、それほどいいわけではありません。

(G2が3個、G3が1個、変性卵が2個)

採卵前の卵胞チェックでは急に卵胞が増えて、6個採卵できる予想だったのですが、実際は成熟卵は4個で、ぬか喜びでした。


前回は3日目で6〜5分割と成長が遅かったので、受精確認までの間は悪い想像しかしていませんでした。

が、しかし!!

予想に反して、無事に1つ胚盤胞にまで成長し、移植をすることになります。

あきらめかけていたので、とてもうれしかったです。

 

今回は、初めての胚盤胞移植についてまとめました。

 

採卵の様子と、採卵結果はこちらをご参照ください。

 

 

採卵4日目 受精確認

どうせうまくいってないんだろうなーと、やさぐれていましたが、覚悟を決めて電話しました。

 

2つ受精しています…
この言葉を聞いた時点で、あー、今回もダメだったかーと落胆モードに突入しました。

4個中2個が受精ということなので、受精率50%って低いですよね。

しかも、電話口の培養士さんの声が暗かったんです。

 
「…うち1つは順調に桑実胚まで成長していて、残り1つは11分割です。
明日の移植になりますので、明日ご来院ください 」

…なんですと!?
てっきり「分割が遅いので今日来てください」or「培養キャンセルになりました」と言われる覚悟だったので、うれしい肩透かしでした。

 

4日目の分割の目安は桑実期胚です。
今のところ1つは順調と言えそうですが、明日になったら分割が止まってることもあるかな?と不安になり聞いてみると、
ここ(桑実胚)まできたら、ほぼ大丈夫ですよ。

状態がよく、ここで分割が停止することは考えにくいです。

11分割の方もこれから成長するかもしれないので、引き続き培養しますね。

凍結できそうだったら今日か明日に凍結いたします。
とのことでした。

とりあえず、首の皮がつながりました!

 

すぐに仕事にいっていた夫に電話をして、喜びを分かち合いました。 

4日間の私の落ち込みようをそばで見てきた夫は、久しぶりの私の明るい声を本当に喜んでくれていました。

 

採卵5日目 移植当日

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まずは培養士さんから説明を受けました。

培養士さんは私の顔を見るなり
タマゴ、いい状態ですよ!
と、満面の笑顔で言ってくれました。

採卵した卵子のグレード

採卵6個中、2個は変性卵でした。

変性卵は受精する能力が乏しいとみなされ、体外受精に使用することはできません。


採卵当初は

G2が3個

G3が1個

という診断でしたが、培養していくうちにG3がG2に昇格し、最終的に

G2が4個

になっていました。

 

採卵直後は、卵子は顆粒膜細胞というものに覆われていてよく見えないため、グレードが変わることはよくあることなのだそうです。

 

顕微授精に変更

前回は分割が遅かったため、今回はやり方を変えてみようという院長のご判断で、自動的に顕微受精に変更になっていました。

(採卵時に、受精方法や移植方法を「院長お任せ」にしていたためです)


院長御自ら顕微の操作をしてくれたそうです。

 

受精分割結果

顕微した4個のうち2個が受精し分割していました。

顕微授精の場合はだいたい70~80%の確率で受精するそうなので、受精率50%は低いですね。

やはり卵子の質の問題でしょうか…

 

4日目朝の段階では、

桑実期胚1個

11分割1個

でした。

 

5日目のこの日は最終的に、

初期桑実胚が1個(前日11分割)
胚盤胞が1個(前日は桑実期胚)

に成長していました。

 

初期桑実期胚の方はグレードが低く、移植をしてもセントマザー産婦人科の実績では妊娠率0%ということで、移植はせずに廃棄してもらうことにしました。
今回は胚盤胞1個移植を選択し、凍結はなしです。

 

移植する胚盤胞の状態

移植する胚盤胞は、孵化(ふか)胚盤胞にまで育っていました。

グレードは5AAです。

最初の数字部分は胚盤胞の分割速度、後ろのアルファベットは細胞の量を表します。

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数字は大きい方が、アルファベットはAに近い方が、状態のよい胚盤胞ということになります。

 

5AAは、卵の殻をやぶって出てくる(孵化)直前のことで、まさに着床寸前の状態です。

 さらに、細胞の量も十分で、申し分のない質といえそうです。

 

いよいよ移植

前回は尿をためすぎて苦しかったので、今回はあまり我慢しないようにしました。

 

術衣に着替えて、キャップをかぶります。

ショーツだけ脱ぎ、上は着用してても大丈夫です。

採卵とちがって手術ではないので、腕時計やアクセサリー類もはずさなくてOK。

 

移植は5分ほどであっという間に終わりました。

膣内の消毒をするときに少し違和感はありますが、痛みはほとんどありません
その後30分ほどベッドで安静にして着替え、会計で今回の周期の精算をすませて帰宅しました。

(追加で6万円ほど支払いました)

 

移植後の感想

無事に移植できたものの、まだまだ着床という大きな壁が立ちはだかっているので、妊娠できるかどうかは未知です。
子宮内環境に不妊の原因が潜んでいることもあるでしょう。

 

けれど、ちゃんとタマゴが採れて、受精分割して、おまけに胚盤胞にまで成長してくれたことは、わたしにとってまぎれもない進歩でした。

顕微授精がよかったのか、生理3日目までのE2を低くコントロールしたことがよかったのか、今のところはわかりません。

 

前回の結果があまりよくなかったので、
わたしは妊娠はムリなのかも…と落ち込みましたが、
低AMH(0.78→46〜47歳程度)で数が採れないわたしでも、ちゃんと質のいいタマゴはできるんだ」

という大きな自信につながった有意義な周期でした。

 

 

 次回は、いよいよ妊娠判定です。