【不妊治療】移植か採卵かで悩んだ結果、自然周期での移植へ

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子宮内フローラと膣培養の再検査をした結果、100点満点の内容ではありませんでしたが、ラクトバチルスは27%に増えていました。(1回目の検査ではわずか0.1%)

2ヶ月飲み続けたラクトフェリンサプリのおかげで、子宮内環境は順調に整ってきているようです。

先生から移植の許可もおりましたが、もう少し貯卵をしたいため、E2の調子がよければ採卵、悪ければ移植というプランを立てました。

 

結論からいうと、E2の調子が微妙なため、移植を決意します。

(かなり悩みましたが)

 

今回は、3回目の移植(初の凍結胚移植)の時の様子をまとめました。

 

子宮内フローラと膣培養の再検査結果は、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

E2が高くて採卵見送り

生理12日目からプラノバールを10日間服用後、いつもどおり6日目に生理がきました。
そして生理2日目にセントマザー産婦人科を受診。

 

今周期の治療方針としては、

生理3日目までのE2が低い→採卵

E2が高い→移植

の予定です。

 
採血の結果、E2は50

(いい結果が出る時のE2は、10~25が目安です)

前回の採卵では、プラノバールの飲みはじめを早めることで、E2がうまく制御できたので、今回も同じ飲み方にしました。

期待していたのですが、微妙な数値です。

今後、またE2のコントロールが難しくなりそうな予感がします。

 

プラノバールを飲み始める日を変更して、E2コントロールがうまくいった時の話は、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com


胞状卵胞は

右2個

左2個

多すぎず少なすぎず、といったところです。

(うまくいく時は、左右合わせて2~3個です)

 

エコーでは卵巣に腫れはなく状態は悪くはないようでしたが、E2が〜30までの時に採卵に進むと決めていたので、今回は採卵は見送ることにしました。

 

悩んだ末に移植を決意

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子宮内フローラも改善されてきているので、先生からは移植を勧められました。

たった2個の凍結胚ですから、移植は慎重にいきたいと考えていました。

移植に適した状態なのかを先生に確認すると、
「いい状態」
とのことだったので、かなり悩みましたが、今回は移植してみることにしました。

 ただし、内膜が薄いなど、移植に適さない状態である場合は、いつでも中止していい、と言われました。

胚を一度融解してしまうと中止は難しいですが、とかす前だったら差し支えありません。

 

今回は、薬は使わない自然周期です。

私の弱い卵巣機能を考えると、ホルモン補充周期の方があっているような気がしました。

プラノバールを飲まないとE2がどんどんあがってしまう体質ですから、薬のチカラを使ってホルモンを安定させた方がいいのかな、と。

けれど、ここは先生の指示に従うことにしました。


いざ移植となるといろいろ不安はあります。

凍結している桑実胚が、ちゃんと融解できるのか・変性しないか
融解後ちゃんと分割して胚盤胞になってくれるか
内膜が厚くなってくれるか

…などなど、数えればきりがありません。

 

でもみんなこの不安と戦いながら治療をしているのですから、その先に光が待ち受けていると信じて進むしかありません。

 

自然周期移植のスケジュール

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自然周期の移植は、自然に排卵するのを待ち、移植日を決定します。

ですので、排卵日付近までは特になにもすることはありません。
けれど、まずは排卵日を特定することが1番大事です。

排卵日がわからなければ、移植は中止になります。

 

排卵検査薬の反応を見て、排卵の兆候を把握するため、卵胞チェック日の2日ほど前から、採尿をして病院に提出します。

 

私の場合、プラノバールを飲んだ直後の周期は、生理14日目あたりで高温期になることが多いので、私の生理周期に合わせて、生理10日目・生理11日目(7:00、15:00、23:00)と生理12日目(7:00)に採尿をすることになりました。

採尿は、排卵検査薬のためです。
そして生理12日目に卵胞チェックのために診察を受けます。
(この辺はきっと各人の生理周期に合わせたスケジューリングになると思われます)


排卵日が特定できればその日を基準として移植の日が決定します。
ちなみに、桑実期胚だと排卵日から4日後、胚盤胞だと5日後が移植日になります。

排卵日が特定できなければ、移植はキャンセルです。

 

スケジュールのまとめ

生理10日目 7:00、15:00、23:00採尿

生理11日目 7:00、15:00、23:00採尿

生理12日目 7:00採尿 卵胞チェックのために受診

 

注意事項

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移植周期は要避妊です。
(リスクの高い多胎妊娠を防ぐため)

 

より排卵日を正確に知るため、基礎体温を測ることを勧められました。

 

あとは、移植日に同意書(夫婦の署名押印)を忘れないこと。

移植日に夫が一緒に来院できない場合は、電話で夫の同意確認が必要らしく、電話が取れるようにしておいてもらわなくてはいけません。

夫に念を押して電話に出るよう、お願いしておきました。

なかなか厳格ですね。

 

自然周期のすごし方

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自然周期の移植周期は驚くほどなにもやることがなくて、のんびり過ごしました。

 卵胞の育ち具合に一喜一憂しなくてよいので、どの周期よりものびのび過ごせた気がします。

とりあえずヨガをやってみたり、便秘解消のための対策をしてみたり、ガルドネラ対策で通気性のよい綿100%のショーツに変えてみたり…
子宮と膣の環境を整えるために規則正しい生活をふんわりゆるゆると心がけました。

もちろんラクトフェリンもしっかり継続です。

 

生理12日目 卵胞チェックからの排卵日特定

この日は残念ながらいつも指名している先生は不在で、しかたなく別の先生を指名しました。


エコーでは、すでに大きな卵胞は見当たらず、左にぼやーっとした黒い影が見えました。

どうやら、排卵している様子です。
確かに前日の生理11日目あたりに卵巣が痛み、のびるオリモノもありました。

いつ排卵したのかを調べるため、持参した尿を使って、排卵検査薬をしてもらうことにしました。

ここで排卵日が特定できなければ移植はキャンセルとなります。
ドキドキしながら待ちました。

 

検査の結果、尿から反応(LHサージ)がはっきり確認でき、まさにこの日の朝に排卵したばかりということでした。 
ぼやーっとした影は、まさに排卵したばかりの卵胞だったんでしょうね。

排卵確認のために何度か通わないといけないと思っていたので、ドンピシャでうれしかったです。

排卵日が特定できたので、移植へ進むことができます。

 

移植する胚の数

現在、私は2個の桑実期胚を凍結しています。

そのうち、「どの胚を、何個移植するか」をあらかじめ決めておかなくてはいけません。

移植日に合わせて、融解&胚盤胞まで培養するためです。

私の場合、4回目の採卵で凍結した桑実期胚が、凍結保存の更新時期がさしせまっていたため、そちらを移植することにしました。

凍結胚の更新手続きについては、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

培養士さんからは2個戻しをオススメされましたが、私にとっては貴重で大切な胚なので、1個戻しでお願いしました。
双胎は母子ともにリスクが高いので、できるだけ避けたいところです。

胚は、融解後1日培養してもらい、胚盤胞で移植することにしました。

 

また、私にとっては貴重な胚なので、移植時にエンブリオグルーを使ってもらうよう、お願いしました。

エンブリオグルーは、ヒアルロン酸が主成分の培養液で、ベタベタとくっつく性質があります。

そのため、内膜にくっつき、着床しやすくすると言われています。

また、胚を保護する効果もあるそうです。

 

ということで、この日から4日後に桑実期胚1つを融解してもらい、5日後の生理17日目に移植をすることに決定しました。

 

 内膜はかってないかも疑惑

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診察が終わった後に、ふと
「あれ?内膜って測ったっけ?」
と気になりはじめました。

先生がエコーをしている一部始終を凝視していたため、内膜をはかっていたのであれば気づくはずですが、そんな様子はありませんでした。

私が記憶しているかぎりでは、排卵しているかどうかだけを確認していたように見えました。


「知らない間に測ったのかな…私が見落としただけかな?
まぁ、いろんな方のブログ読んだらみんな測っているようだから、私が覚えてないだけかな。
もしも、内膜が薄かったら言ってくれるはず!」

そう自分自身を納得させましたが、今考えれば内膜をはかったのか、電話をかけてでもちゃんと確認するべきでした。

あとあと、激しく後悔することになります。

 

 


貯卵をするために採卵にこだわってきましたが、いよいよ移植に進むことになります。

自然周期で大丈夫か不安でしたが、なんとか排卵日も特定することができ、ほっとひと安心です。

次回は、移植日当日・融解した胚のグレードについて、記します。

 

【不妊治療】凍結胚の更新手続きと更新手数料(セントマザー産婦人科の場合)

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E2(エストラジオール)のコントロールに苦戦して採卵を見送っているうちに、あっという間に時はすぎ、凍結胚(4回目の採卵でとれた桑実期胚1個)の保存期限がきてしまいました。

私の通うセントマザー産婦人科では、凍結胚の保存は1年間で、更新料を支払って更新することができます。

 

一度はひっかかった子宮内フローラも、再検査の結果、移植をしてもいい状態にまで改善されました。

凍結胚2個では心もとなく、まだまだ貯卵をしたいので、できれば採卵希望ですが、そろそろ移植してみたい気もします。

貯卵にこだわりすぎて移植をのばすと、初産の年齢があがってしまいます。

本来の目的は、胚をためることではなく妊娠出産ですから、採卵ができない場合は、一度移植をしてみようと考えました。

 

今回は、セントマザー産婦人科の凍結胚更新の手続きについて、まとめました。

 

凍結胚をためる「貯卵」については、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

凍結保存の更新手続き

更新については、セントマザー初診時に配布されるマザーブックに記載されています。

(マザーブックには、さまざまな治療や検査の概要が書かれています)
凍結説明時に、凍結更新手続きの詳細な説明はないため、自分でしっかり読んでおく必要があります。
(こちらから聞けば、ちゃんと説明してくれるとは思いますが、聞かなければ特に説明はありません)

 

マザーブックとHPの概要をまとめると、

・凍結保存は1年ごとに更新(妻の年齢が50歳を超えない範囲で、何年でも保存可能)

・更新する場合は、期限の2週間前までに申し出る

・プライバシー保護の観点から、期限が近づいても病院から通知はしない自分で忘れないように更新手続きをしなくてはいけない

・更新期限が切れた場合は、通知はせずに廃棄される

夫婦の婚姻が継続していることが条件。離別死別の場合は、その時点で廃棄しなくてはいけない。

・更新手数料は、5万円+税(2本目から、1本あたりプラス1万円+税)

 

凍結更新期限の2週間前には病院に更新の旨を申し出ておかなくてはいけないので、忘れないように注意をしなくてはいけませんね。

私は、忘れないように、カレンダーや手帳に書き留めています

 

3ヶ月の猶予期間あり

また、マザーズブックには、
更新期限から3ヶ月以内に移植の予定がある場合は、その旨を申し出れば更新料を免除できる
と書いてあります。


現段階では、更新期限から3ヶ月以内には移植をしようと考えていたため、わたしの場合は上記に該当するかな?と思い、セントマザーに問い合わせてみました。

更新料は高いので、免除になるのであれば、ぜひお願いしたいところです。

 

すぐに返信がきて、
更新期限日から、さらに3ヶ月間の猶予期間が設けられており、その期間は廃棄されることはない。
・更新料は、消費税8%の場合54,000円(2本目から1本ごとにプラス10,800円)で、一度入金されると返金はできない
そのため、3ヶ月以内に移植の予定があるのであれば、まだ更新手続きはしないほうがいい。
という内容の、丁寧かつ親切なアドバイスをいただきました。


なので、とりあえず更新せずにそのまま保存を継続してもらい、3ヶ月の猶予期間内に移植しないことが確定した時に、改めて連絡して更新手続きをとることにしました。


更新料は高い(私の場合は1本なので、54,000円です)ので、猶予期間は大変ありがたい制度です。

 

凍結期間は実質1年3ヶ月

ただ、ひとつ疑問なのは
申し出をしなくても、全員3ヶ月の猶予が受けられるのか?
ということです。

病院からの返信メールの文脈からすると、誰でも当然に3ヶ月間は猶予されるっぽく読み取れました。


けれど、マザーブックには
申し出れば、猶予する
と書かれているため、猶予希望であることを自ら伝えないと猶予してもらえない可能性もあるんじゃないかと、ふと不安になりました。

 

そこで、もう一度メールで確認してみると、

「申し出ても申し出なくても、移植の予定があろうがなかろうが、全員自動的に3ヶ月は猶予してもらえる」

という回答でした。

つまり、正式には保存期限は1年ごとになってはいるものの、実質的な保存期間は1年3ヶ月ということになります。

(じゃあ、最初からそう書いておいてくれよ、と思いました。)

 

更新期限の数え方

2019年2月10日に、胚を2本凍結した場合、

2020年2月9日が本来の保存期限日です。

 

ただし、猶予期間が3ヶ月あるため、実質的な保存期間は

2020年5月9日

ということになります。

(ただし、2週間前にはセントマザーに更新する旨を伝える必要があるため、2020年4月25日までには、セントマザーに連絡しなくてはいけません)

 

ちなみに、上記の例で凍結胚2本分の更新をする場合、

5万円+1万円+税=6万4,800円

の更新手数料が発生することになります。

 

同じように3本分更新する場合は、

5万+2万+税=7万5,600円

です。

3本中、「1本は廃棄して、2本更新する」という方法もできます。

 

更新手続きの流れ

セントマザーに更新したい旨を申し出る

(来院時はもちろん、電話やメールでも可)

セントマザーから書類と請求書が自宅に郵送される


届いてから1週間以内に、書類に必要事項を記入し提出&更新料を支払う

郵送も可。その場合、更新料は現金書留で送る)


という流れのようです。

 

 


結局、私は3ヶ月の猶予期間内に移植をすることになったため、更新料を支払う必要はありませんでした。

もしも猶予期間がなければ、支払わなければいけなかったため、大変助かりました。

病院からの通知はいっさいないので、自分で把握しておかなくてはいけません。

大切な胚を無駄にしないためにも、忘れないようにしっかり管理しておくことが重要です。

 

【不妊治療】子宮内フローラと膣培養の再検査はなんとか合格点・森永のラクトフェリンを追加

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前回は、体調不良から採卵を中止したものの、無事に子宮内フローラと膣培養検査の再検査を終えました。

1回目の検査では、子宮内にラクトバチルスがたったの0.1%しかおらず、ラクトフェリンサプリを1日7錠、必死に飲みました。

 

膣培養検査は約10日ほど、子宮内フローラ検査は4か月ほどで結果が出ます。

今回は、再検査の結果をまとめました。

 

ちなみに、再検査の結果をふまえて、ラクトフェリンサプリを独断で追加することになるのですが、選んだサプリについても記します。

 

1回目の検査結果はこちらをご参照ください。

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

再検査の結果

子宮内フローラ検査後、プラノバールを飲んでいないにもかかわらず、生理30日目にリセットして珍しく29日周期でした。

(いつもは24~25日周期です)

内膜を採取しているため、ホルモンバランスに影響して、周期が長引いたのかもしれません。  

 

子宮内フローラ ラクトバチルス増&ガードネレラ検出

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↑子宮の中で細菌と闘うラクトバチルスのイメージ

 

1回目の検査では、クレブシエラという悪い菌が97%を占めていて、ラクトバチルスはたったの0.1%という悲惨な結果でした


今回は、クレブシエラ殺菌のため、シプロフロキサシン200mgを朝夕1錠・10日間服用。

さらに、ラクトフェリンを1日700mg・2ヶ月間飲んだ状態で再検査を受けました。

 

結果は、
ガードネレラという悪い菌が検出されたが、ラクトバチルスも順調に増えている」

という数値が出ていました 。

パーセンテージでいうと、

ガードネレラ:58.9%(前回0)

ラクトバチルス:27.2%(前回0.1%)

クレブシエラ:2.6%(前回97%)

 

ラクトバチルスが大幅にアップしていました。

本当は80%超えを狙っていたので、少し残念ではありましたが、ちゃんとサプリの効果が出ていると立証されたので、満足です。

97%も占めていたクレブシエラはほぼ撲滅できたと考えていいそうです。

(まだちょこっといるのは気にかかりますが)

 

今回新たに検出されたガードネレラは、細菌性膣炎の原因菌のひとつです。

感染しても症状はあまりないのですが、においで気づく人が多いようです。

(アミン臭という魚の生臭いにおいらしいです)

今のところ、においも含めて特に異変は感じていなかったのですが、ばっちり感染しているようです。

前回はまったく検出されなかったので、不思議です。

体調(抵抗力)にも左右されるのかもしれません。

 

ガードネレラは、妊娠中に感染すると早産の原因になるようです。

ただし、着床自体に影響を及ぼすような菌ではないため、心配はあまりしなくていいと言われました。


なにより、今回はラクトバチルスがたくさん検出されたため、総合的に見て問題ないとのこと。

検査結果が出るまでに4週間かかり、その間も毎日欠かさずラクトフェリンを飲んでいたので、今はさらに改善されているだろう、と言われました。

子宮内環境は、着実に改善されていると考えてよいようです。

一般的にラクトバチルスは80~90%が好ましいとは言われていますが、ちゃんとラクトバチルスは増えているので、このままラクトフェリンを飲めば、フローラに関しては、再々検査は不要と言われました。

ラクトフェリンサプリを飲んで体調が変わった実感はありませんが、とりあえずラクトバチルスが増えてくれているようでひと安心です。

引き続き、ラクトフェリンを飲もうと思います。

 

膣培養検査は

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膣培養に関しては前回は「悪い菌もいないし、いい菌もいない」という結果でした。

今回は、子宮内と同様に、ガードネレラが少し検出され、膣炎になりかけの状態です。

ただし、ラクトバチルスがしっかり検出されているので、ガードネレラを自然にやっつけてくれるだろうということでした。

前回はラクトバチルスはゼロだったので、やはりラクトフェリンの効果はちゃんと出ているようです。

 

ガードネレラ対策は特にしない

子宮内の60%近くを占めているガードネレラの治療をするか否かで、頭を悩ませました。

抗生剤もしくは膣剤で、治療ができるようです。

けれど、薬のせいで、せっかく増えてきたラクトバチルスに悪影響を与えることは避けたい
先生と話し合って、とりあえずガードネレラの治療はしないことにしました。

 
「ガードネレラはいい菌ではないけど、めちゃくちゃ悪いっていう菌ではない」からだそうです。

ラクトバチルスは着実に増えてきているわけで、このままラクトフェリンをこのまま継続してラクトバチルスを増やしていければ、自然とガードネレラの増殖を抑えられるだろう、と言われました。
(もちろん、治療したいならしてもいいよ、と言われました) 

 

今後の治療方針は

生理3日目までのホルモン値(主にE2)がよければ、採卵へ。
おもわしくなければ、子宮内フローラも改善されたことですし、いよいよ移植をしてみようということになりました。

 
フローラ再検査の結果が悪かったら、移植するのはもったいないので採卵一択だったのですが、先生も

「移植してもいいと思う!」

と言ってくださったので、移植も視野に入れて動くことに。

 

 ホルモン値がよくても悪くても、一歩前に進めそうです。

 

ラクトフェリンサプリを追加

たまたまその日のコンディションが悪かったのかもしれませんが、NRLファーマのラクトフェリンGXを1日7錠・2ヶ月間服用したものの、フローラ再検査ではガードネレラが約60%でした。
(ラクトバチルスは27%)

 

それほど問題はないということで、ガードネレラの治療は特にしないことになりましたが、やはり何か対策はしておきたいところです。

そこで、独断でラクトフェリンサプリの種類を増やすことにしました。

 

胃で溶けるか、腸溶性か

飲み続けてきたラクトフェリンGXは、腸溶性です。
特殊なコーティングを施すことで胃酸では溶けずに小腸で溶け、腸にしっかり届くように作られています。

これまで、1日7錠(合計700mg)を、2か月間飲み続けてきました。

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それに対して、胃で溶けるタイプのラクトフェリンサプリもあります。
胃で溶けることで、ラクトフェリンが、数百倍の抗菌作用を持つラクトミンという成分に変わるそうです。(森永が発見したそうです)

私は膣や子宮が細菌に感染しやすいようなので、強力な抗菌作用にひかれました。

優れた抗菌作用があるのなら、ガードネレラに効きそうですよね。
というわけで、ラクトフェリンGXと併せて森永のラクトフェリンも追加で飲むことにしました。

 

胃と腸のダブルでラクトフェリンを吸収します。

※自己判断で飲んでいます。

 

量と飲む時間を調整

森永は、本来なら1日6錠(600mg)飲むのですが、すでにラクトフェリンGXを7錠(700mg)飲んでいるので、とりあえず3錠飲んでいます。

腸溶性と胃で溶けるというちがいはありますが、合計で1日1000mg接種していることになります。

 

一度に全部飲むのは大変なので、わけて飲むようにしています。

ラクトフェリンGXは、腸に届きやすいように就寝前です。

森永は胃で溶けても問題ないので、昼食後です。

 

移植までに、もっとラクトバチルスが増えていてほしいです。

 

 

次回は、いよいよ移植にむけて始動します。

 

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【不妊治療】子宮内フローラ&膣培養の再検査(痛みと費用)

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6回の採卵をへて、無事に1個の胚を凍結することに成功しました。

4回目の採卵の凍結胚1個と合わせて、合計2個の貯卵です。

 

今周期は
・E2の数値が10~30→採卵
・E2が高ければ→高温期に子宮内フローラ再検査
を予定していました。

 

子宮内フローラ検査は結果が出るのに1ヶ月ほどかかるので、できるだけ早めに受けておきたいところです。

(その間は移植は好ましくないため)

 

結果として、採卵を見送って子宮内フローラと膣培養の再検査をうけることにしました。

 

フローラ検査の概要については、こちらをご参照ください。

 

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採卵にむけて誘発を開始するも、発熱で中止

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プラノバールを生理12日目から10日間服用して、6日後に生理がきました。 
受診して採血をした結果、少しFSHは高めですが、E2は19と良好な数値に抑えられていました。
けれど、右卵巣の胞状卵胞がまったく見えません
左は3つ見えていましたが、今までの経験からいって、いい卵は右からしか採れていません。

左の卵巣は、ほとんど機能していないのではないかと思います。

この状態で誘発を開始しても、いい結果はでないように思えました。
けっこう悩みました。

 
迷ったあげく、ホルモンの調子はいいということでとりあえず誘発してみようということになりました。

 前回は低刺激のアンタゴニスト法で、注射が少なく楽だったのですが、ひとつしか卵が採れずハラハラしたので、刺激をショート法にもどしました。

 

………ところが、病院から帰宅後に悪寒がしだして、発熱。

 翌朝も38℃後半代の発熱が続き、ぐったり。
なんとか朝のクロミッドと朝と午後のスプレキュアはこなしたものの、注射を打つ気力が起きずに、今回は誘発をあきらめる決断をしました。

 

結局インフルエンザではなかったものの、4日間ほど体調不良に苦しんだので、誘発中止は英断だったと思います。
今回はゴナールF(1回1万超え)だったので、注射を無駄にしなくてほんとによかったです。

 
セントマザーにはメールでその旨を連絡。
併せて、高温期に子宮内フローラ検査を受けたいことを伝え、了承を得ました。

ちなみに、一度受け取った注射や薬は返品できません

次回のために、自宅で保管します。

(常温でもいいですが、念のため直射日光があたらない暗いクローゼットで保管しました)

 

子宮内フローラ再検査の予約

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発熱のため採卵にむけた誘発を見送り、子宮内フローラ再検査に切り替えることにしました。

基礎体温をはかり、高温期に入ったらすぐに院長宛にメール (いつものタマゴメールはダメらしいです)をして予約します。

 
ちなみに、今回は生理15日目で体温がぐっと上がりました。
前周期にプラノバールを飲んでE2を下げたおかげで、正常な時期に排卵しているようです。
本当はこういう時にタイミングとったりAIHしたいのですが、フローラ検査をする時は避妊しなくてはいけないので…ぐっと我慢。

 

院長宛のメールには
・子宮内フローラ再検査希望

・高温期に入った旨
・検査希望日(念のため、第一・第二・第三希望日まで書きました)
を明記します。

 

翌日返信があり、検査日は生理18日目(高温期4日目)に決まりました。
クレブシエラ除菌から1ヶ月、NRLファーマのラクトフェリンGXを1日7錠2ヶ月服用した状態での再検査です。

 

ちなみに検査する周期は要避妊です。

内膜を採取するため、妊娠していると流産の恐れがあるからです。
さらに、子宮内環境への影響を考慮して、検査日の5日前から性交渉は不可です。

 

フローラ再検査 短時間で痛みは少ない

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採卵の時と同じように術衣に着替えます。

移植の時と同じように下だけすべて脱ぎ、上は着たままでOKです。
結婚指輪などのアクセサリーや時計もつけたままでOK。

(でもなんとなく時計ははずしました)

 

採卵をする時と同じ手術室に入り、台の上に仰向けになります。

先生が来られて、入念にカルテチェックをしているようでした。
子宮内フローラ検査とあわせて、膣培養検査もすることになりました。 


まずは消毒から始まります。
何度も痛くないか聞いてくれました。

1回目のフローラ検査は、運よく麻酔をかけてもらえたので、意識がある状態で受けるのは初めてです。

麻酔でフローラ検査を受けた時の様子

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まずは膣培養検査のため、膣のおりものを採取します。

子宮頸がん検査のような、なにかで軽くこすり取られる感覚がありましたが、痛みはありませんでした。


フローラ検査では、子宮の中の組織を取るので多少の鈍痛はありましたが、たいしたことはありませんでした。

痛みを10段階で表すと、4くらいです。

痛くないわけではないけれど、それほど痛いわけでもない、といったかんじでしょうか。

どちらかというと、移植の時と同じようにエコーでお腹をグイグイ押されるのですが、そちらの方が痛かったです。

 

どうやら、内膜を採取するために、針のようなものでそぎ取る方法と、吸引して採取する方法があるようなのです。

以前受けた子宮体がん検査は、鋭い痛みを感じたので、おそらく針タイプだったんでしょう。

今回は、ずーんとした鈍い痛みを感じただけだったので、吸引タイプだったんだと思います。

検査の手法によって、痛みは変わってくると思います。

痛みが気になる方は、先生に確認してみるといいかもしれません。

 
時間にして7〜8分くらいでしょうか。

フローラと膣培養の両方をしたので、単体であればもっと短時間で終わると思います。
終わったらすぐに着替えてロビーへ。
お会計は子宮内フローラ検査と膣培養検査合わせて34,000円ほど。

フローラ検査は2回目以降は、少しお安くなります。

  1回目 2回目以降
膣内フローラ ¥37,900 ¥25,700
子宮内フローラ ¥37,900 ¥25,700
膣&子宮両方 ¥63,600 ¥51,400

※病院によって費用は異なるため、参考程度にしてください。

 

検査結果が出るのは4週間後です。

(膣培養検査の結果は、10日ほどで出ます)

 

 


前回は、子宮鏡検査とセットで受けることで麻酔をかけてもらえましたが、今回は麻酔なしでした。

子宮体がん検査の痛い思い出があるため、実はちょっと身構えていたのですが、思っていたより痛みはなくて安心しました。

次回は、再検査の結果について記します。 

 

 

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【不妊治療】6回目の体外受精・凍結確認と今後の治療方針

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6回目の採卵は、低刺激(HMGフェリング150単位確実で3回・クロミッド)のアンタゴニスト法で誘発を開始しました。

採卵結果はたったの1個(G2)で絶望しましたが、その1個が無事に4日目桑実期胚に成長してくれました。

 

全胚凍結を希望していたため、そのまま桑実期胚の状態で凍結してもらうことにしました。

胚盤胞まで育てて凍結することも可能ですが、セントマザー産婦人科では胚へのダメージを最小限に抑えるため、桑実期胚での凍結を勧められます)

 

今回は、凍結結果と、今後の治療について記します。

 

採卵結果と受精確認については、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

貯卵、成功

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私は、低AMHで卵子がなかなかとれないため、凍結胚をためる「貯卵」を試みています。

これで、凍結胚は2つになりました。

 

生理3日目までのE2を10〜20代に抑えられた時は、1個だけとはいえ確実に凍結可能な卵ができています。
やはり今わたしに必要なのは、生理3日目までのE2をコントロールすることでまちがいないようです。

自信を失っていましたが、希望の光を取りもどしました。

 

貯卵については、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

プラノバールを飲み始める日は、自分の生理周期に合わせる

わたしの短い生理周期の場合、プラノバールは、排卵直後の生理11〜12日目から飲み始めるのがベストのようです。

生理周期が正常な人は、一般的に13~15日目で排卵がおきます。

そのため、排卵直後にあたる15日目に服用を始めるよう指示されてきたのだと思います。

けれど、私は生理周期が24~25日と短くなってきているため、普通の飲み方では遅すぎたようです。

前に指名していたドクターは、カルテもろくに見ていないようだったので、そこまでは考えていなかったのでしょう。

新しく指名することにした先生が気づいてくださったおかげです。

本当に感謝です。

 

凍結確認

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指示どおり、ルトラールを14日間服用して、5日後に生理がきました。
すぐにメールで凍結結果説明の予約を入れました。

 
培養士さんから凍結結果の説明をしてもらいます。

結果として、桑実期胚(初期)の状態で無事に凍結できていました。

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セントマザー産婦人科では、桑実期胚は分割の進み具合におうじて

early

late

compact

の3段階に分けられています。

今回凍結できたのは、earlyにあたります。
前回凍結した桑実期胚は、最終段階のcompactの状態だったので、スピード的にどうなのかな?遅くないかな?

と少し不安になりましたが、培養士さんは
4日目分割目安のいいスピードですよ☆
と言ってくれたので、問題ないようです。

 
あと、今回は採卵する人が多かったため、いつもより2時間ほど採卵時間が遅かったことが影響しているのかもしれません。

いつもどおりの時間に採卵をしていれば、もう少し分割は進んでいたかもしれません。

 

今後の治療方針

今後の治療方針としては、当初は移植を考えていましたが、もう少し採卵をがんばって貯卵を試みようと決めました。

(先生は移植する気満々で、「まだ採卵やる?(驚)」ってかんじでしたけど 笑)

 

先生と相談して、次の周期は、
・生理3日目までのE2が低く抑えられていれば→採卵
・ホルモンの状態が悪いなど採卵に進めない時→高温期に子宮内フローラの再検査

という方針で固まりました。

次の周期にそなえて、プラノバールを10日間処方してもらいました。

もちろん、今回も生理12日目からの服用です。

 

 



たった1個の卵子が、立派な胚になってくれたことが、本当にうれしかったです。

すぐにでも移植したいところですが、子宮内フローラの再検査もしなくてはいけません。

まだまだ、治療は続きます。

次回は、子宮内フローラと膣培養の再検査について記します。

 

【不妊治療】6回目の採卵日・卵子のグレードと受精結果は

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8か月もの長い間、生理3日目のE2(エストラジオール)が慢性的に高い状態が続き、採卵も何回か見送ってきました。

焦って50ほどの数値で採卵をしてみたものの、撃沈。

 

移植にむけて子宮内フローラ・膣培養・子宮内膜炎・子宮鏡検査をはさみつつ、採卵にむけてE2を抑制するためにプラノバールを服用しました。

服用開始を生理12日目に早める(通常は生理15日目スタート)ことで、なんとか抑制することができ、初のアンタゴニスト法で誘発を開始しました。

 

今回は、6回目の採卵結果と受精結果について、記します。

 

 排卵誘発を開始した前回の記事は、こちらからどうぞ。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

採卵前日

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採卵前日に毎回行うの以下の項目です。

・カレーを作る(採卵日の夕食用)

・マニキュアをオフ

・結婚指輪をはずす(麻酔時ははずさないといけないため)

・膣座薬2種類を就寝前に入れる

・「絶飲食」の張り紙を何か所に貼る(うっかり飲食を防ぐため)

 

麻酔採卵になる可能性があるため、23:00から絶飲食です。

 

採卵日当日

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いつもは8:00集合なのですが、この日は採卵する人が多いようで、10:00集合です。

そのため、採卵2日前のhcg5000を打つ時間は23:00でした。

hcgを打ってから卵子が最終成熟を迎えるまで、約36時間かかると言われているので、採卵予定時間から逆算してhcgを注射するんでしょうね。

 

到着して受付に採卵予定である旨を伝えると、その場で預かり金35万円を渡して、すぐに内診室へ案内されました。

(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から体外受精費用値上げのため、預かり金は40万円になっています)

 
ぜっっっったいに無麻酔採卵は避けたかったのですが、深い場所にあるということで麻酔採卵が決定しました(歓喜
もしも麻酔なし採卵を宣告されたら、麻酔をかけてくれるよう懇願しようと思っていました。

(お願いすれば、麻酔をしてもらえます。お金は4,000円ほど高くなりますが)

トラウマレベルの無麻酔採卵はこちらをご参照ください。

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今回は珍しく点滴がすんなり入りました。

いつも手間取っていたのは、朝早くてまだ血管(血圧?)が本調子ではなかったからかもしれません。

もしくは、看護師さんが急激に腕前をあげたのかもしれません。

 

順番がきたらお手洗いをすませてキャップをかぶり、メガネケースを持って手術室(採卵室)へ移動します。
どれだけ経験しても、採卵の緊張感には慣れません。

麻酔をしてもらえるので特に怖いわけではありませんが、手術室特有の雰囲気に毎回、気おされてしまいます。
心拍音や血圧が高くなり、看護師さんに
「深呼吸してくださいねー」
と注意されました。

麻酔が入ると、いつものように一瞬胸のあたりがモワっとなり、すぐに意識を失いました。

 

採卵結果

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麻酔から目覚めた後はとても体調がよかったので、1時間の安静のあとの流れがスムーズでした。

まずは5分ほどベッドに起き上がって様子を見て、気分が悪くなければトイレで採尿します。

血液がまじっていないことを確認したのち、点滴と膣内のガーゼを抜いてもらって着替えます。


そして採卵の結果は、
G2が1つ
変性卵が2つ

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まさかの、使える卵がたった一つ…

苦労してE2をコントロールしたにもかかわらず、思っていたよりも悪い結果にぼうぜんとしました。

今回は低刺激だったせいでしょうか。(いつもはショート法です)

卵巣機能の弱い私には、セトロタイド(アンタゴニスト)が合わなかったのかもしれません。

抑制がききすぎてしまい、卵胞の発育にブレーキがかかってしまうこともあるようです。
「凍結はできないかもしれないなぁ

1回採卵無駄にしてしまったなぁ」

と、トボトボと帰路につきました。

 

受精確認

いよいよ4日目の受精確認です。

 

落ち込む日々

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珍しく、採卵直後からずっと落ち込んですごしました。

思い出しては泣き、落ち込み、ずっとメソメソしていました。

基本的に、体外受精3回目あたりから、淡々と治療を進めるように心がけています。

一喜一憂していては、精神的にもたないことを、6回もの採卵を経験して学んだからです。

ですから、このブログも、わりと淡々とした雰囲気の文体になっていると思います。

悩んで妊娠できるのなら、いくらでも悩みます。

けれど、そうではありません。

悩もうが悩むまいが、妊娠する時はするし、しない時はしない

だったら、心やすらかにすごした方が絶対にお得です。


けれど、やっとベストに近いコンディションで採卵できたと思ったのに、G2が1個しか採れず、絶望的な気持ちでした。

素人ではありますが、自分なりにこれまでの治療結果を分析し、生理3日目までのE2値を10~20代に抑えた時にいい結果が出ることをつきとめました。

しかし、今回の結果から、信じてきた採卵必勝法が本当に正しいのか、不安になりました。

振り出しにもどった気分です。


根気よく、嫌な顔ひとつせず慰め続けてくれた夫には、本当に感謝です。

 

たった1つの卵子が立派に受精

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覚悟を決めてセントマザーへ電話をしました。

たったひとつのG2卵は、無事に4日目分割目安の桑実期胚になっていました。
凍結可能ということで、桑実期胚の状態で凍結してもらいました。

結果を聞いてわたしの声があからさまに明るくなったので、電話の向こうの培養士さんの声も嬉しそうでした。


まさかたったひとつの卵がちゃんと分割してくれるとは…
信じてあげられなくてごめん…
ムダに荒ぶって夫にもごめん…

反省です。

 

 

 


初のアンタゴニスト法は、低刺激だったこともあり、とれた卵子は1個だけでした。

けれど、そのたった1つが無事に順調な4日目桑実期になり、ホッとしました。

次回は、凍結確認です。

 

【不妊治療】6回目の採卵にむけて初アンタゴニスト法・プラノバールの飲み方を工夫してE2コントロールに成功!

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凍結胚移植にそなえて、 

子宮内フローラ検査

膣培養検査

子宮内膜炎検査

子宮鏡検査

を受けました。

子宮内環境を整えて、万全の状態で移植をするためです。

 

子宮内フローラの結果がよくなかったため、シプロフロキサシンという抗生剤(クレブシエラを除菌するため)と、ラクトフェリンサプリを飲んで再検査をすることになりました。

フローラ対策と再検査の結果が出るまでには、2ヶ月ほど時間がかかります。

その間は移植はしない方がいいため、その期間に一度採卵をしたいと考えました。

 

ずっと生理3日目のE2が高くて採卵を見送っていましたが、プラノバールの飲み方を工夫することで、E2コントロールに成功し、無事に誘発をスタートすることになります。

 

今回は、6回目の採卵にむけて、アンタゴニスト法(低刺激)での排卵誘発を開始した時の様子を記します。

初アンタゴニスト法です。

 

子宮内フローラ・内膜炎検査の結果については、こちらをご参照ください。 

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これまでの治療をふまえた、私の「傾向と対策」については、こちらをご参照ください。私の採卵必勝法です。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

プラノバールの飲み方を変更

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検査結果の説明時に、先生と今後の治療について話をすることができました。

やはり凍結卵1個では心許ないということで、次周期は採卵に進もうということになりました。


しかし、E2のコントロールが難しくなってきていることを相談すると、
生理15日目からプラノバールを飲み始めるのは遅いのでは?
ということに気づいてくれました。

今までは、排卵直後から飲み始めるという理由で、生理15日目から飲み始めるよう指示されてきました。

しかし、私の生理周期は約24~25日周期で、排卵日は生理10~11日目です。

つまり、生理15日目は、排卵をしてすでに5日ほど経過しているため、飲みはじめるのが遅すぎる、ということのようです。


今日(この日は生理12日目)は排卵ももう終わってるくらいだから、今日から飲み始めましょう
ということで、生理12日目から10日間プラノバールを処方してもらいました。

 

E2コントロール成功!初のアンタゴニスト法

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いつもより3日早いプラノバールのスタートで不安もありましたが、新しい飲み方だったため、期待が高まります。

 

プラノバールを10日間服用して、5日目に生理がきました。

生理2日目にセントマザー産婦人科を受診。

採血の結果、E2は25にまで下がっていました。 

やはり、私の短い生理周期に合わせて、飲み始める日を早めたことが功を奏したようです。

生理15日目では、遅かったのですね。

10〜30の間だったら誘発に進もうと決めていたので、採卵にむけて誘発を開始することにしました。


LHやFSHも今までの中で1、2を争うくらいいい数値です。

胞状卵胞は、

右1個

左2個

でした。

 

今まではずっとショート法でしたが、今回は低刺激のアンタゴニスト法を試してみることにしました。

 

低刺激のアンタゴニスト法

・生理3日目から5日間クロミッドを服用(朝夕1錠ずつ)

・生理5日目と7日目にHMG150単位を自己注射

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ショート法とちがう部分は、スプレキュアがないことです。

卵胞が18〜20mmになった時点でセトロタイド(アンタゴニスト)を注射して排卵を抑制します。

セトロタイドがスプレキュアと同じ役割をしてくれます。

ちなみに、セトロタイドは1本1万円します。

説明の時に看護師さんから「高いですよ」と、念を押されました。

採卵がのびればのびるほど、セトロタイドの本数は増えていきます。

ただし、どんなに多くても目安としてはだいたい3本くらいでおさまるようです。 

 

低刺激なので、注射がとりあえずは2回だけです。

(卵胞の発育しだいでは増える可能性があります)

低刺激はとても楽でした。

そもそも注射が少ないですし、スプレキュアがないので、時間を気にしなくてすみます。

 

生理9日目 卵胞チェック

エコーで、卵胞の発育をチェックしてもらいました。

右は2つ(18mmと16mm)
左は反応なし

とれそうな卵は2つだけです。

低刺激なので、ショート法より卵胞が少ないのはしかたがないのでしょうね。

 

採血した結果、

LH→9.0

E2→1100

先生いわく、ホルモン値としては良好とのことでした。

この時期のE2は、卵子の成熟度を示します。

成熟卵子1個あたり、200~400ほど分泌されます。

2個の採卵予想なので、1個あたり500という計算になりますね。

ちゃんと成熟はしているようです。ただし、質がいいかまではわかりませんが。

 

ただ、もう一日粘ってしっかり育てたいということで、翌日も通院することになりました。

 

この日は、追加のHMG150単位と、排卵を抑制するためのセトロタイド(アンタゴニスト)を注射して帰宅しました。
初めてのセトロタイドは、溶けにくくて手間取りました。

泡立てるとよくないので、ゆっくり傾けて根気強く溶かすことが大事です。


生理10日目 卵胞チェック

再びエコーで卵胞チェックからスタートです。

右が2つ(21mm程度)
左は相変わらず反応なし


採血の結果、

LH→2.0

E2→1100弱
前日よりも、LHはガクっと下がり、E2は微かに下がっていました。

 

先生としては、もう少しE2が伸びる予想だったらしいのですが、セトロタイド(アンタゴニスト)を打ってE2が下がることはよくあることらしいです。

LHが下がっているのは、準備完了という合図らしいです。

状態は相変わらず良好ということで、2日後の生理12日目に採卵が決定しました。

 

セントマザーで追加のセトロタイド(2本目)を注射して帰宅。
高額なセトロタイドが2本で済んでホッとしました。

 

この日は採卵前々日にあたるため、夜23:00に自宅でhcg5000を自己注射をしました。

 

過去の「傾向」と照らし合わせてみた

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E2の値

生理3日目までのE2が10~20代で誘発すると、必ず良好胚ができます。(1個だけですが)

今回は、25で合格です。

 

胞状卵胞の数

生理3日目までのエコーで胞状卵胞を確認します。

いい結果が出た時は、2~3個程度で少なめです。

悪い結果が出た時は、6~8個と多めです。

今回は、合計3個なので、合格です。

 

採卵までの日数

いい胚ができた時は、生理13~14日目で採卵しています。

悪い時は、最短の11日目でした。

今回は、間の12日目で、ちょっと微妙ですね。

 

左の卵巣の反応

左卵巣の反応がよくない時は、いい結果が出ていません。

今回は、左に反応がないので、少し心配です。

 

不安要素もややありますが、初めての低刺激&アンタゴニスト法なので、その影響もあるのかもしれません。

総合的に考えて、1番大事なのはおそらくE2の値だろうと予想し、採卵に進むことにしました。

 

 

 


約7か月ほど苦戦しまくったE2値は、プラノバールの飲み方を変えることで、克服できました。

貯卵にむけて、待望の採卵です。

次回は採卵結果と受精確認について記します。

 

【不妊治療】子宮内フローラ・膣培養・子宮内膜炎・子宮鏡検査の結果

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凍結胚移植にそなえて、

子宮内フローラ検査

膣培養検査

子宮内膜炎検査

子宮鏡検査

の4つの検査を同時に受けました。

(現在、桑実期胚を1つ凍結できています)

子宮内の環境を整えて、着床しやすくするためです。

 

このうち子宮内フローラ検査に引っかかり、抗生剤を服用しながらラクトフェリンサプリを飲むことになります。

 

それぞれ結果が出る時期はバラバラなのですが、今回はすべての検査結果をまとめてみました。 

 

 

子宮内フローラ検査の結果

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検査結果が出るまでに4週間かかります。

 

結果は、ラクトバチルスがまさかの0.1%
妊娠をめざすには90%以上が望ましいとされているのに、衝撃の数値です。

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そして代わりに、クレブシエラという肺炎桿菌の一種が94.8%を占めていました。
常在菌ではありますが、子宮にとっていい菌ではないので、抗生物質を処方してもらうことになりました。

クレブシエラがここまでたくさん検出されるのは珍しいことのようです。

 

まずは抗生物質で治療

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クレブシエラを除菌するために、シプロフロキサシン200mgという抗生剤を、

朝夕1錠ずつ、10日間服用しました。 


処方箋には「シプロキサン(?うろ覚え…)」と書いてありましたが、薬局では「シプロフロキサシン200mg」というジェネリックを出してくれました。
しかも保険適用だったので安かったです。

 
抗生剤を飲むことで多少子宮内のバランスは崩れるかもしれないけれど、現在飲んでいるラクトフェリンはそのまま並行して服用していいとのことでした。


シプロフロキサシンは、胃腸薬、鉄剤、カルシウムや牛乳・ヨーグルトなどの乳製品と一緒に飲むと薬の効果が弱まるらしく、同時の服用は禁止です。
これらを飲んだり食べたりするときは、シプロフロキサシン服用から2時間は空けないといけません。

 
副作用としては、胃痛・下痢などがあるらしく、そういった症状が現れたらすぐに病院に連絡するよう言われていましたが、飲み始めは幸いこれといった体調不良はなくすごせました。 

けれど、飲み終える頃になるとひどい便秘が続き、3日間ほど腹痛が続きました。

抗生剤は、腸内の善玉菌も殺してしまうため、一時的に腸内環境が悪くなってしまうことがあるようです。

便秘は副作用には記載されていませんでしたが、シプロフロキサシンの影響であることは明白でした。

独断でビオフェルミンを飲み、できるだけトイレに行き、なんとか便秘を解消。
腹痛も同時におさまりました。

 

ラクトフェリンを飲む

ラクトバチルスを増やす対策として、NRLファーマのラクトフェリンGXというサプリを飲むことになりました。

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瓶には1日3錠と書いてありますが、セントマザー産婦人科では7錠推奨です。

1日7錠を1か月飲み続けた結果、ラクトバチルスが改善されたという研究結果をふまえてのことです。

しかし毎日7錠を飲むのはなかなかつらいです。

粒は普通のサイズですが、飲み込むのは一度に2錠が限界なので、お腹がお水でふくれます。

 

お腹がゆるくなるようであれば、量を少し減らして様子を見るように言われました。

体質によっては、ゆるくなってしまう方がいるようです。

私はよくも悪くも、なにも変化を感じません。

本当に効いているのか不安になるくらいでした。

 

飲む時間やタイミングなどは、病院からは特に指示はありませんでした。

NRLファーマのサイトを見ても、特に効果的な時間帯などは記載されていなかったので、好きな時間に飲んでいいようですね。

私は、眠る前に7錠を飲んでいます。

できるだけ空腹な状態で飲んだ方が、吸収がよいという話を聞いたからです。

 

一度に飲むのが苦しいようであれば、朝・夕のように、1日に複数回わけて飲むのもいいかもしれません。


ラクトフェリンGXは1本90錠で7,000円(税抜き)なので、1ヶ月弱で17,000円かかります。
噂には聞いていましたが、なかなかの高額です。

 

1か月後に再検査

ラクトフェリンは効果が出るまでに1か月はかかるので、1か月以上時間をおいてから再検査をすることになりました。

再検査をして、再検査の結果が出るのはさらに4週間かかるので、今後2ヶ月は移植はお預けということになります。

その間に採卵をすることは問題ないようなので、フローラ対策と並行して採卵にむけて準備することにしました。

 

膣培養検査の結果

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検査結果は、10日ほどで出ます。

 

いい菌も少ないが、今すぐ手を打つべき悪い菌も特にいない

という、なんとも中途半端な結果でした。

 

妊娠した時に気をつけないといけない菌(溶連菌だったかな?)が検出されましたが、それはまた妊娠した後に対処すればいいようです。

とりあえず、とびきりよくはないけど、とびきり悪くもなく、よかった…のかな?

 

子宮内フローラ対策のラクトフェリンを飲むことで、膣内環境も整うようです。

なので、特に対処は指示されませんでした。

 

子宮内膜炎検査の結果

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検査結果は2週間ほどで出ました。

 

内膜組織を採取してCD138という免疫染色をしてもらいましたが、内膜炎の所見は見られませんでした。

つまり、私は内膜炎ではないということになります。

 

ホッとするとともに、実は少しだけ残念でもありました。

有名なブロガーさんが、内膜炎の治療をした直後にめでたくご懐妊されたので、

「自分も同じ軌跡をたどれたらいいなぁ」

と人知れず妄想していたからです。

内膜炎の治療で苦しんでいる方もいるのに、不謹慎ですよね。

長く治療を続けていると、原因をはっきりさせたいという気持ちが強くなってしまいます。

検査をして結果が良好よりも、なにか原因が見つかってくれた方が

「これが原因だったのか!じゃあこの対処をすれば妊娠できるかもしれない!」

と希望が持てたりするんですよね。

複雑な心境です。

 

内膜炎であると診断された場合は、抗生剤を服用して、また再検査をすることになるようです。

 

子宮鏡検査の結果

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カメラで見える範囲の検査結果は、検査終了直後に映像を見せてもらいながら先生から説明を受けていました。

内膜炎特有の発赤(赤や白のポツポツ)は見られず、ポリープもなく、色もきれいで問題ありません。

採取した内膜を分析した結果、ガン細胞もなく特に問題はなかったようです。

 

今回は見当たりませんでしたが、私はポリープができやすい(1年に1回のペースで切除しています)体質なので、そのあたりは今後も気を付けていかなければいけません。

エストロゲン(E2も含む)の数値が高い女性は、子宮内にポリープができやすいようです。

 

 


子宮内フローラ検査だけが悪い結果でした。

子宮内はクレブシエラという菌(悪い菌)でほぼ満たされていましたが、内膜炎にまでは発展しておらず、幸いでした。

今後は、抗生剤とラクトフェリンを飲んでフローラ対策をするとともに、採卵にむけても準備をしていくことになります。

次回は、6回目の採卵にむけて誘発を開始する記事です。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

【不妊治療】子宮内フローラ&膣培養&子宮内膜炎&子宮内ポリープ・検査当日の流れ

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採卵を繰り返して凍結胚をためる貯卵をするとともに、移植の日にむけても準備をすることになりました。

子宮内環境を整えて、できるだけ万全な状態で移植をするためです。

 

とりあえず、先生に提案されたのが

子宮内フローラ

膣培養検査(膣内フローラ検査の代わり)

子宮内膜炎検査

子宮鏡検査(ポリープの有無&子宮内の目視)

以上、4つの検査です。

 

てっとり早く、全部同時に受けることにしました。

セントマザー産婦人科では、子宮鏡検査は全身麻酔なのですが、そのおかげで痛いとウワサの子宮内膜炎検査を無痛で受けることができました(ラッキー♪)

今回は、4つの検査を同時進行で受けた時の、検査日当日の流れをまとめました。

 

2年前に受けた子宮鏡検査の概要はこちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

子宮内フローラ検査と膣培養検査の概要については、こちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

前日の準備 

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前日の夕方、指定された時間に専用の番号に電話をし、翌日の来院時間を確認しました。
11:30を指定されました。

 

子宮鏡検査が全身麻酔必須のため、23:00から絶飲食です。

(フローラ検査・内膜炎検査に関しては、基本的に麻酔なしでできます)

 

検査後は体調が悪くなっているかもしれないので、前日にカレーを作り置きしておきました。

採卵や手術の時も同じようにしていますが、毎回助けられています。

(しかも毎回カレーです)

 

麻酔がかかるので、結婚指輪はあらかじめはずしておきました。

マニキュア・ペディキュアもオフしておかなくてはいけません。

 

持参するもの

・ナプキン

・サニタリーショーツ

・同意書

・保険証

 

ナプキンとショーツは、検査時に看護師さんに預けなくてはいけないので、ポーチにまとめておきました。

(素で渡すの恥ずかしいですもんね)

ちなみに、検査が終わったらまだ眠っている間に看護師さんが履かせてくれます。

目覚めたら、ちゃんと装着しています。

 

夫の同意確認が超厳重

当日は平日で夫が仕事だったため、、まずは1人で電車を使ってセントマザー産婦人科へ行きました。

すっぴん&メガネ&マスクでかなり怪しい人物です。

 

セントマザーでは、麻酔の後に一人で帰宅するのは原則禁止のため、終わった頃に夫に迎えに来てもらうことにしました。
同意書と併せて、口頭での同意も必要らしく、当日、看護師さんが夫に電話をかけて確認します。

厳重ですね。


また、検査直後に再び夫に電話をして、お迎え時間の目安も知らせてくれるとのことでした。
これは非常に助かりました。

 

検査までの流れ

術衣に着替え

点滴

お手洗いをすませ、トイレでショーツを脱ぎ、手術室へむかいます。


サニタリーショーツとナプキン(まとめてポーチに入れていました)、そしてメガネケースを看護師さんに預けました。

11:30に来院するよう言われていたので時間通りに行きましたが、この時すでに14時20分…

空腹とノドの渇きで苦しい… 夏はつらいと思います。

(この時は秋だったので助かりました)

 

採卵の時と同じように、台に上がって、左手人差し指に心拍をはかる装置と、右腕に血圧計をつけられます。

採卵の時とちがって緊張せず、いつもは激しいリズムをきざむ心拍音も、珍しく普通でした。
手術台にあがるのももう8回目(腹腔鏡検査、子宮鏡検査、採卵5回)なので、言われる前に自ら手を大の字に広げて固定されるのを待ちます。
こんなに落ち着いて手術台に上がれるようになるとは…成長です。


いつものように点滴から麻酔が入り、酸素マスクをつけられたあたりでコトっと意識がなくなりました。

 

麻酔からの目覚め

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………………
そして、気づくとリカバリールームで寝ていました。
術後2時間は安静です。
目覚めた時は少し痛かったのですが、すぐに痛みはなくなりました。
2年前の子宮鏡検査の時は吐き気と痛みが強かったのですが、今回はいたって元気です。
サニタリーショーツ&ナプキンは寝ている間に看護師さんが装着してくれていました。


しばらく寝ていると看護師さんが来てくれ、ビンに入った子宮の内容物を見せてくれました。
前回のようなコロコロしたポリープではなく、なんかモヤっとしたものが入っていました。

あれはきっと内膜だったんでしょう。
病理検査に回して、結果は10日後にわかるとのこと。
電話かメールで、結果が出ているか確認してから来院してください、と言われました。

 

子宮鏡検査の結果説明

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2時間経過して、血圧をはかってトイレに行き、点滴をはずして着替えました。
その後はロビーに移動して夫と合流です。

その後、内診室へ呼ばれ、膣内のガーゼを抜いてもらいました。

エコーでは、血液も溜まってなくてきれいな状態とのことです。

 

そして面談室で夫と一緒にオペ後の説明を聞きました。

子宮鏡検査のDVDを見せてもらい、
子宮の状態はいい」とのこと。
2年前の子宮鏡検査では蜘蛛の巣のような綿菓子のようなフワフワした白いものがたくさんはりついててあまりキレイではなかったのですが、今回は薄ピンク色でツルツルしていてとてもキレイでした。

炎症があると、赤くなっているらしいのですが、そういった部分は見当たらないとのことです。
左右の卵管もしっかり穴があいていました。 

 

2年前の子宮鏡検査はこちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 


 


同時に行った
子宮内フローラ検査
膣培養検査
子宮内組織検査(子宮内膜炎・CD138染色検査)
の結果は少し時間がかかるので、その結果しだいで今後の治療方針を再考しようということになりました。

  

検査結果は

・子宮内フローラ検査は1ヶ月後
・膣培養と子宮内膜炎検査は14日後

に検査結果が出るので、その結果が出た後に移植について検討することにしました。

 

今後の採卵の話にもなり、
E2が高い時は採卵はせず、今後は慎重に誘発に踏み切るタイミングを見極めよう。
今までずっとやってきたショート法ではなく、次は別の誘発方法も検討してみよう
というご提案がありました。

 

会計

お会計は約7万3千円
子宮鏡検査は、特にポリープもなかったので4,000円程度でした。(保険適用での金額です)

8万円以上かかる覚悟だったので、予想より安くすんでホッとしました。

 

詳しい内訳は下記のとおりです。

  税抜き金額
子宮鏡検査 ¥3,880
子宮内フローラ検査 ¥37,900
膣培養検査 ¥6,180
子宮内膜炎検査 ¥14,860

上記に、麻酔や点滴などの諸費用が計上されて合計73,000円ほどです。

詳しく書かれた明細書を紛失してしまったので、領収書から概算しています。

ですので、多少誤差があると思います。

 

検査後のすごしかた

当日は入浴もシャワーもNGです。
翌日からシャワー可、湯船につかるのは3〜4日後からOKです。
夏だったらお風呂に入れないのはつらいでしょうね。

真冬もシャワーオンリーは寒くてつらそうです。

 

それ以外は、

・夫婦生活は2週間禁止

・抗生剤を4日間しっかり飲む

ように言われました。 

 


子宮内膜炎検査は痛いともっぱらのウワサで、できれば避けてとおりたいと思っていたので、麻酔のおかげで痛みを感じることなく受けることができたのは幸運でした。

検査結果が出る時期はバラバラなのですが、次回はすべての結果についてまとめて記します。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

【不妊治療】子宮内膜炎検査を痛みゼロで受ける方法

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凍結胚をためておく貯卵をするために、採卵にむけて準備をするとともに、

きたるべき移植の日にそなえて、

子宮内フローラ検査

膣培養検査

子宮内膜炎検査

子宮鏡検査

の4つの検査を同時に受けることになりました。

子宮の環境を整えて、できるだけベストな状態で移植を受けるためです。

 

子宮の検査の中でも、内膜炎検査は痛い部類に入ります。

私は、偶然にも全身麻酔をかけてもらえることになったので、痛みを感じることなく受けることができました。

痛い系が苦手な私には、ありがたかったです。

 

前回は、子宮内フローラ検査と膣培養検査について、記しました。

今回は、残りの子宮内膜炎検査と子宮鏡検査について、通っているセントマザー産婦人科で受けた説明の概要をまとめてみました。

前回記事はこちらをご参照ください。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

子宮内膜炎とは

読んで字のごとく、子宮内膜に炎症がおきている状態です。

また、内膜炎には慢性と急性があって、慢性の内膜炎は症状がないことが多いようです。

自覚がなくても、炎症がおきている可能性があるということですね。

 

子宮内膜炎は、着床不全や流産の原因となることが、研究でわかっています。

内膜は受精卵が着床して赤ちゃんを育てる部分ですから、そこに炎症が起きていると妊娠しにくくなる、という理屈ですね。

よって、内膜炎の検査と治療をすることで、妊娠率を高めることができると考えられています。

 

不妊症の女性のうち、約3割が、子宮内膜炎に罹患しているというデータもあります。

けっこう多いですね。

何度か良好胚を移植しているのに妊娠しない場合に検査を勧められることが多いようですが、そんなに多くの女性がかかっている可能性があるのなら、タイミング法やAIHの段階で積極的に検査してもいいような気がします

 

検査方法

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私が受けたのは、子宮鏡検査内膜組織検査です。

検査は、高温期に受けなくてはいけません。

また、検査をする周期は、要避妊です

 

子宮鏡検査は、子宮に小型カメラを入れて、目視で子宮内の状態を確認することができます。

炎症をおこしている部分は赤く発疹のようになっているそうです。

また、もしもポリープが存在していれば、その場で切除することができます

 

内膜組織検査では、内膜を採取して、CD138という免疫染色をほどこして炎症の有無を判断します。

また、感染している菌を特定するため、培養検査も同時に行います。

ただし、培養には限界があり、すべての菌を検出できるわけではありません。

 

ちなみに、最近よく耳にするALICE検査は、最新の内膜炎検査です。

こちらは、子宮内膜炎の原因菌を次世代シークエンサーを使って調べることができるので、より高い精度で炎症の原因菌をつきとめることができます。

原因菌がはっきりすれば、治療も効率よくできますよね。

ただし、とてもお値段が張ります。(確実に10万越えです…)

 

痛みは

子宮内膜炎検査は、苦痛をともなう検査です。

組織を採取する時に内膜を削るため、痛いと感じる方が多いようです。

いろんな方のブログを見てみると、みなさん口をそろえて「痛かった」と言っていますね。

痛いのはほんの一瞬だけのようですが、怖いですよね。

 

内膜炎検査を痛みなしで受ける裏技

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私が通うセントマザー産婦人科では、子宮鏡検査は麻酔をして眠った状態で受けます。

そのため、子宮鏡検査と内膜炎検査を同時に受けた私は、麻酔の中で検査を受けることができました。

術中はもちろん、麻酔からさめた後も特に痛みは感じませんでした。

これは本当にラッキーだったと思います。

なので、実際の痛みに関してはいっさいわかりません。

私は以前受けた子宮体がん検査がとにかく激痛だったのですが(生まれて初めて倒れました)、きっと、あんなかんじの痛みなのかな、と想像しています。

考えただけで背筋がぞくっとします。

 

子宮鏡検査を麻酔なしで行う病院もあるようなので一概には言えませんが、もしも麻酔でやってくれる病院なら、いっそ子宮鏡検査とセットで受けるといいかもしれません。

少し費用は高くはなりますが、ポリープの有無なども調べられ、さらに内膜炎検査も痛みを感じることなくできるので、オススメです。

 

費用

セントマザー産婦人科では、組織検査は14,860円+税でした。

 

子宮鏡検査は、基本的に保険適用です。

処置内容によって費用が変わり、ポリープ切除や内膜掻爬をすれば、それだけ高くなります。

麻酔や点滴代を加えると、最低でも1万円ほどかかります。

以前、ポリープ切除&内膜掻爬をした時は、2万2千円くらいでした。

(麻酔代や諸費用込み)

 

※病院によって異なるので、参考程度にとどめてください。

 

内膜炎だった場合の治療

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抗生剤で治療することができます。

内膜炎の原因となる菌は、クラミジア大腸菌など、いろいろな種類があります。

薬を服用した後に、再び検査をして、完治しているかを確認する場合が多いようです。

 

1つの薬で効果がなければ、さまざまな薬を試して、完治を目指します。

 

 


自分で意図したわけではないのですが、麻酔をしてもらえたのは幸運でした。

内膜炎検査単体で麻酔をしてもらうのは難しいと思うのですが、子宮鏡検査と組み合わせることで、思いがけず麻酔の恩恵にあずかることができました。

ちなみに、そのほかに

子宮内フローラ検査

膣培養検査

も同時に受けたので、そちらも麻酔下で受けられました。

 

次回は、子宮内フローラ検査・膣培養検査・子宮内膜炎検査・子宮鏡検査の検査当日の流れについて記します。

盛りだくさんな1日です。

 

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