【不妊治療】子宮内フローラ検査と膣培養検査を受けることにしました

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私は、低AMHのため、採卵をしても卵子があまりとれません。

1回の採卵で凍結できる胚は、1個が限界です。

そのため、何回か採卵をして、できるだけ凍結胚を増やす「貯卵」を試みています。

 貯卵については、こちらをご参照ください。

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 


 

 採卵をして凍結胚をためる努力をするとともに、

「移植にむけても準備をしておいた方がいい」

と先生に言われたため、

子宮内フローラ検査

膣培養検査

を受けることにしました。

子宮内の環境を整えて、できるだけベストに近い状態で移植をするためです。

 

ちなみに、子宮内フローラ検査&膣培養検査の他に、

子宮内膜炎検査

子宮鏡検査(ポリープの有無を調べるため)

も同時に受けることにしました。

盛りだくさんです。

 

今回は、子宮内フローラ検査と膣培養検査について、費用や注意点などをまとめました。

 

 

子宮内フローラってなに?

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従来、子宮の中は無菌状態だと考えられていましたが、最近の研究で多数の細菌が生息していることがわかってきました。

2015年に発表されたばかりなので、ホヤホヤの研究成果ですね。

 

様々な細菌の集合体を顕微鏡で見ると、お花畑のように見えるのでフローラと言います。

腸内フローラはよく知られていますが、子宮の中にもお花畑があるんですね。

そして、腸と同じように、子宮内にも善玉菌が存在し、子宮内環境を守ってくれています。

 

セントマザー産婦人科の説明

www.stmother.com

 

 

子宮内フローラと妊娠率

子宮内に存在する主な善玉菌は、ラクトバチルスやビフィズス菌などが挙げられます。

これらの善玉菌がウィルスや細菌の感染を防いでくれ、お腹の中の赤ちゃんを感染症から守る役割をしているんだそうです。

目には見えないミクロの世界にお花畑があって、そのお花に囲まれて赤ちゃんが育っていると思うと、なんだかメルヘンです。

 

一方、善玉菌が減ってフローラが乱れてしまうと、雑菌が増えてしまいます。

雑菌が増えてしまうと、その雑菌を殺すために免疫が活性化し、着床しようとしている胚を攻撃してしまうんだとか。

 

子宮内フローラが正常だった人と、乱れている人を比べた場合、妊娠率に大きな差が出たという研究結果が発表されています

 

子宮内フローラと妊娠率(体外受精における)

  妊娠率 妊娠継続率 出産率
子宮内フローラ正常群 70.6% 58.8% 58.8%
子宮内フローラ異常群 33.3% 13.3% 6.7%

まず妊娠率に大きな差があることに驚きです。

正常なフローラを持っている人は、7割が妊娠しています。

対して、フローラが乱れている人は3割。

はっきり結果がわかれています。

 

最終的な出産率の差になると、その差はさらに広がります。

約60%と約7%…歴然です。

子宮は直接、胎児を育む場所なので、いい環境であれば妊娠率が高まるというのは納得できる話です。

 

子宮内フローラ検査の日程

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フローラ検査は、高温期にしかできません。

おそらく、着床する時期の子宮内環境を調べることが重要なのだと思います。

 

ですので、高温期の時期を計算して予約する必要があります。 
生理周期が規則正しい人は予測がつけやすいが、不規則な人はけっこう大変なようです。
もし万が一、予測がはずれて検査日が低温期になった場合は、延期になるようです。

 

子宮内フローラ検査の内容と痛み

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子宮内膜液(膣内フローラは膣分泌液)を採取して、DNA配列を調べます。

遺伝子レベルで解析するので、存在するすべての菌を正確に抽出することができるんだとか。

検査には、子宮体がん検査で使用する器具を使用するようです。

私は一度、子宮体がん検査を受けて倒れた経験があるので、ちょっと怖いなと感じました。

 

体がん検査、すごく痛かったんですよね…。

私は今回、子宮鏡検査と同時に行うおかげで全身麻酔下でできますが、麻酔なしでやると思うと身構えてしまいます。

 

子宮体がん検査の記事はこちらです。

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

1回目の検査はたまたま子宮鏡検査と同時に受けることで全身麻酔の恩恵を受けられ、無痛でした。

後日、受けた再検査は麻酔なしだったのですが、痛みは多少あるものの、我慢できるレベルでした。(このあたりはまた改めて書きます)

痛みのレベルを10段階で表すとしたら、私の場合はくらいでしょうか。

子宮体がん検査の激痛を思い出して身構えていたのですが、予想していたよりも痛くありませんでした。

もちろん、内膜を採取するのでまったく痛くないわけではありませんが、それほど恐れる必要はないと思います。

 

膣内フローラ検査の代わりに受けた膣培養検査

子宮内フローラと同じように、膣内にもフローラがあり、子宮内のフローラ検査とは別に膣内フローラ検査も受けることができます。

しかし、膣はもともと細菌が侵入しやすい場所で、その時の体調によって検査結果が左右されやすいようです。

フローラ検査は費用が高い(約4倍の差があります)ということもあって、先生の勧めで、代わりに膣培養検査を受けることにしました。

 

膣培養は、膣の分泌物を採取して培養液で培養し、その中にどんな菌がいるのかを調べる検査です。

ただし、中には培養できない菌もあるらしく、すべての菌を検出できるわけではありません。

一見するとフローラ検査に似ていますが、遺伝子レベルで解析するフローラ検査の方が、正確な検査結果が出るようです。

フローラ検査の費用が高いのは、そのためなのでしょう。

より精度を高めたい方は、膣内フローラ検査の方がいいと思います。

 

ちなみに、膣培養検査は、スポンジブラシを使って分泌物を採取します。

違和感はありますが、痛みはほとんどありません

子宮頚がん検査に似た感覚です。

 

フローラ検査の周期は要避妊

検査では内膜を採取するため、妊娠していると流産してしまう恐れがあります。

ですので、フローラ検査を受ける周期は必ず避妊しなくてはいけません。

 

また、子宮内環境への影響を考えて、5日前から避妊しなくてはいけません。

正確な検査結果を出すためですので、守りましょう。

 

費用は

※すべて税抜きです。

子宮内フローラ検査(子宮のみ)が37,900円

膣培養検査が6,180円

 

ちなみに、膣内フローラ検査の費用は、子宮内と同じく37,900円です。

下記の表によると、2回目以降は少し安くなります。(約3割引きです)

 

また、1回目の検査に限っていえば、膣と子宮内を同時に行うと12,000円ほど安くなります。

膣内フローラ検査も受けようと思っている方は、別々に受けるよりも、初回に子宮内フローラ検査と一緒に受けた方がお得ですね。

  1回目 2回目以降
膣内フローラ ¥37,900 ¥25,700
子宮内フローラ ¥37,900 ¥25,700
膣&子宮両方 ¥63,600 ¥51,400

 

検査結果は時間がかかる

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4週間ほどかかります

結果が出るまでに時間がかかるので、 お休み周期などをうまく使うといいです。

 

また、結果が悪かった場合は再検査を勧められることが多いです。

後述しますが、一定期間、抗生剤やサプリメントを飲んでから再検査することになるため、1回目の検査から再検査の結果が出るまでには最短で3ヶ月はかかってしまいます。

その間は、移植はお預けになるので、受けようと思っている方は早めに受けておいた方がいいと思います。

 

結果が悪かった場合はラクトフェリン

ラクトバチルスやビフィズス菌などの善玉菌が80%を超えている場合は、特に対策は必要ありません。

正常な子宮(膣)内環境です。

 

悪い菌が検出された場合は、一定期間抗生剤などを服用して、悪い菌をやっつけます。

私の場合、10日間ほど抗生剤を服用し、悪い菌を撲滅しました。

 

ラクトバチルスが極端に少ない場合などは、ラクトフェリンサプリを飲んで、ラクトバチルスを増やす対策をとります。

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ラクトフェリンは、ラクトバチルスのエサとなる成分です。

ラクトフェリンを1日700mgを1か月間接種することで、ラクトバチルスが大幅に増えるという論文が発表されています。

 

私が通うセントマザー産婦人科では、NRLファーマという会社が販売しているラクトフェリンGXというサプリを推奨しています。

本来は1日3錠(300mg)を接種するものなのですが、子宮内フローラを改善する目的で飲む場合は、論文と同じように1日7錠(700mg)接種することを勧められます。

粒が小さいわけではないので、一度に7錠を飲むのはけっこうつらいです。

朝と夕など、数回にわけて飲むと楽かもしれません。

 

値段は、90錠入りで7,000円+税です。

1日7錠なので、1本は12日分。

1か月に換算すると、税込みで18,000円ほどかかる計算になります。

高額ですね!

また、出産まで服用を続けることが好ましいとされているので、すごくお金がかかりそうです…。

 

もちろん、あくまでサプリメントなので、効果が必ず出るものではありません。

子宮内環境を劇的に改善してくれるような、画期的な医薬品が出てくれるといいんですけどね。

 

 


フローラが正常な人とそうでない人の妊娠率の差に驚かされました。

発表されて4年ほどなのに、多くの病院がフローラ検査を導入しているのは、それだけ画期的な発見だったのでしょうね。

 

次回は、フローラ検査と膣培養検査と同時に受けた「子宮内膜炎検査と子宮鏡検査」について記します。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

【不妊治療】一度も着床していないのに不育症検査を受けた理由は低AMHにあり

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5回目の採卵のために受診した際、今後の移植の話にもなりました。

4回目の採卵で1つだけ桑実期胚が凍結できているため、このままE2が高くて採卵ができない状態が続くようであれば、いったん移植も視野に入れた方がいいのではないか?と、提案されました。


大切な大切な凍結胚なので、万全を期して臨もう!
ということでオススメされたのが
子宮鏡検査
子宮内フローラ検査

膣培養検査
子宮内膜炎検査
の4つの検査です。

 

そして、私からは不育症検査の相談をしました。
一度も着床したことがないのに不育症の検査とはずいぶん気が早いと笑われるんじゃないかと心配しましたが、先生は快諾してくれました。

 

今回は、不育症検査を受けようと思った理由をまとめました。

 

 

不育症とは

不育症とは、妊娠はするけれども流産や死産を繰り返すことをいいます。

妊娠初期の流産のほとんどは、母体の問題ではなく、胚の染色体異常だと言われていますね。

母体側の原因としては、血液が固まりやすい体質であったり、甲状腺膠原病などの免疫疾患などが挙げられます。

原因がわかった場合、投薬や注射などで対処します。

 

私は一度も着床したことがないので流産の経験はありませんが、着床しないことよりも流産することの方が、精神的にも肉体的にもはるかにつらい経験だと想像します。

(もちろん単純に比べられるものではありませんが)

 

不育症検査を受けた理由

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私は、一度も着床したことはありません。

妊娠検査薬の二本目の線に憧れを抱いています。

(うっすらも線が出たことはありません)

しかし、それなのに不育症検査を受けようと思ったのには、理由があります。

 

私は低AMHなので、一度の採卵で採れる卵の数は少なく、さらに1度の採卵で凍結できる卵は1個が限界です。
貴重な卵を移植してせっかく妊娠できたのに、流産をして

「実は不育症だった」
というのは非常にもったいないと考えました。

もしも、今のうちに検査をして対応できる原因があるのなら、ちゃんと対処した万全の状態で移植に臨みたいのです。


長く不妊治療をしていますが、実は甲状腺機能などは一度も測ったことがありませんし、病院から提案されたこともありません。

早い段階で検査をする病院もあるようですが、個人的な意見としては、早い時期にぜひやっておいた方がいいと思います。

なにか原因が見つかったら、対処しながら治療ができ、結果的に効率がいいからです。

 

不育症と着床障害

実は私、「不育症」と「着床障害」を混同していました。

着床障害とは、その名のとおり、受精卵が子宮に着床しづらい状態をさします。

何度も良好胚を移植しているのに妊娠しない場合は、着床障害が疑われるようです。

40歳未満の人が良好胚を4回以上移植した場合は、80%の確率で妊娠できるそうです。(セントマザーHPより)

つまり、不育症は着床はできるが妊娠が継続できない場合、着床障害はその前の段階の着床ができない状態のこと言うのですね。

 

この段階で、私は一度しか良好胚を移植できていないので、着床障害であるとは断定できないのですが、不育症検査よりも着床障害検査の方が重要そうですよね。

検査の内容としてはけっこう重なるものが多いです。

 

ちなみに、今後受ける予定の

・子宮(膣)内フローラ検査

・子宮内膜炎検査

・子宮鏡検査(ポリープ切除と炎症の目視)

は、着床障害の検査になります。

 

また、着床障害検査のひとつに、Th1/Th2という免疫検査があります。

Th1とTh2の免疫細胞のバランスを見る検査で、Th1の比率が高いと妊娠率は下がるようです。

この検査は、先生の方から受けた方がいいと提案されていたので、すっかり検査した気になっていましたが、結局検査できていませんでした。

(指示もれ?)

今後は、Th1/Th2の検査(採血でできます)を追加でやってみようと思っています。

  

不育症検査の内容

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血液検査です。

 

私が受けた項目は以下のとおりです。

 

甲状腺ホルモン検査

・TSH

・FT-4

血液凝固検査

・PT

・APTT

・第Ⅻ因子

自己免疫疾患検査

・ループスアンチコアグラント

・抗核抗体

・RA

・抗DNA抗体

・抗CL-β2-GP1

・抗CL抗体Ig-G

・抗CL抗体Ig-M

・抗フォスファチジルエタノールアミンIgG抗体

 

上記を見ていただくとわかるように、おおまかに

甲状腺

・血液凝固系

・免疫疾患系

の3つの検査で構成されているようです。

甲状腺機能が低下(橋本病)もしくは亢進(バセドウ病)していると、妊娠しにくくなるのは有名ですね。

 

甲状腺ホルモンは変動する!

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検査の結果は、すべて基準値内で異常はありませんでした。

 

ただし、後日、別件で甲状腺の検査をしたところ見事にひっかかりました。

甲状腺ホルモンは、他の項目に比べて変動しやすいのかもしれません。

一度パスした方でも、移植前には念のために甲状腺の検査をした方がいいかもしれませんね。

(私は現在、甲状腺を安定させるためにチラージンを服用しています)

 

費用は

上記の検査で、2万8千円ほどかかりました。

一部保険適用だと聞いていたのですが、一度も流産したことのない状態での予防的な検査だったせいか、すべて自費になっていました。

ホームページの金額を鵜呑みにしていたため、足りなくてATMに走りました。 

思いがけず高額な治療費を請求されると、すごく焦りますね。

 

 


不育症検査で大きく引っかかるところはなかったので、移植にむけて問題をひとつクリアできました。

ただし、半年ほど後の甲状腺検査では結果が悪く、チラージンを服用することになります。

(日常生活には問題ありませんが、妊娠するには高い数値でした)

甲状腺は時期によってそれほど大きく変動するんでしょうか…ナゾです。

 

次回は、不育症検査と同じ時期に受けた、子宮内フローラ検査と膣培養検査について記します。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 


 

5回目の採卵日当日と受精確認で撃沈

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いよいよ5回目の採卵当日になりました。

生理3日目までのE2(エストラジオール)が54という微妙な数値でしたが、なかなかベストな数値に近づけることが難しく、採卵にむけてショート法で誘発をスタートしました。

ベストな数値ではなかったので、正直採卵は見送りたい気持ちはありました。

E2を10~20前半に抑えることができればうまくいく可能性が高まることはわかっているのですが、なかなかコントロールができず、ちょっと焦っていたんです。

 

その不安は的中して、なんとか卵子はとれたものの、受精せず貯卵は失敗しました。

今回は、その5回目の採卵結果についてまとめました。

 

5回目の採卵にむけてショート法で排卵誘発を開始した時については、こちらをご参照ください。 

www.isohiyo-growingup.com

 

 

貯卵については、こちらをご参照ください。

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採卵前々日

20:00 最後のスプレキュアを点鼻

21:00 hcg5000を自己注射

 

就寝前に、膣剤を2種類入れます。

 

採卵前日

特にすることはありませんが、翌日の採卵にむけて、

・翌日の夕食を作り置き

・結婚指輪をはずす(麻酔採卵の場合は、はずさなくてはいけません)

・就寝前に膣錠2種類

 この3点は毎回必ずおこなうようにしています。

 

採卵当日

受付

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すっぴんメガネのマスク姿で病院入りします。

マスクをするとかなりの確率でメガネがくもるんで、どうにかしたいです。

 

まずはお会計で一時金の35万円を支払います。

(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から体外受精費の値上げにより、一時金は40万円に変更になっています)

 

受精方法・移植方法の希望をある程度聞いてくれるのですが、

顕微授精

全胚凍結

を希望しました。

うまくいった2回目と4回目の時と同じ条件です。

 

内診

採卵前の内診で卵胞の最終チェックです。
右1個

左3個


右は子宮に近い深いところにあるようで、麻酔採卵が決定しました。

前々回の麻酔なし採卵がとにかく激痛だったので、今回もしも無麻酔を宣告されたら、麻酔での採卵を懇願するつもりでした。
(麻酔採卵への変更希望は、ある程度聞いてもらえるらしいです)

麻酔なしでの激痛採卵はこちらをご参照ください。 

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術衣に着替えて点滴を受けます。
毎度のことですが、今回もなかなか針が入らなくて時間がかかりました。

 
点滴をつけたらすぐにお手洗いへ移動です。
お手洗いの中でショーツを脱いで、術衣のポケットへしのばせます。
お手洗いが終わったらすぐに手術室へ。
この日はバタバタと慌ただしかったです。

 
緊張から、今回もすごい心拍数と血圧を叩き出し看護師さんに
「深呼吸してくださいねー」
と注意されました。 
今回で採卵は5回目ですが、やっぱり何度やっても緊張します。

ビビリはそう簡単には治りません。

 
麻酔が効きやすい性質なのか、
「だんだん眠くなりますよー」
という声を聞き終わらないうちに意識を消失しました。

 

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ぼんやりした意識の中で、看護師さんから何か説明されて
「…はい、…はい」
と答えたことはうっすら覚えていますが、いったい何を言われたのかはまったく覚えていません。

目覚めた後は少し痛みましたが、そこまで強い痛みではありませんでした。

ベテランの先生が採卵してくださったおかげかもしれません。

(新人の先生の時は、かなり痛みましたので、技術の差が出る部分なのかもしれません)
採卵が終わって1時間ほど安静にした後、ベッドの上で起き上がり、体調の様子を見ます。

血圧をはかって問題なければ、トイレで採尿。

採卵では膣から針をさしますが、近くにある尿道を傷つけてしまう可能性があるんだそうです。

血液が混じっていないか確認後に着替えの許可がおります。

 

採卵結果

 今回の採卵結果は…
G2が2個
変性卵が1個

 

あとひとつはどこいったの 笑

 

数は少ないですが、とりあえず採れたことに対しては安心しました。
採卵直後のグレードは仮のものなので、培養するうちにグレードの変更もありえるそうです。
どうかこのままグレード下がりませんように!
そして、1個でいいので凍結できますように!

 

受精確認

採卵から4日後に受精確認の電話をします。 


結果は………残念ながら、1つも受精せず

最終的な採卵結果は、

G2が2つ

変性卵1つ

そのうち顕微授精できる状態のものが1つだけだったようです。
そして、さらにその顕微授精した1つも受精しなかったようです。

 

電話の培養士さんがとても申し訳なさそうで、何度も気遣ってくれて、この培養士さん絶対優しい人にちがいないと思いました。


今までの採卵内容を再分析

(D3のホルモン値、胞状卵胞の数、採卵までの日数、採れた卵のグレードと個数、受精結果)
をすべて表にまとめ、比較&考察してみました。
すると、今回は3回目の採卵と似たような結果になっていることがわかりました。

 

3回目の採卵を終えた時に分析した結果から、


多少FSHが高くても、E2が低く抑えられていることの方が重要

・生理3日目のE2が高い時は卵の発育が早すぎる傾向にあり、そういう時は卵が成熟していないことが多い
生理3日目のE2が高い時は胞状卵胞は多い。逆に低く抑えられている時は胞状卵胞が少ないが、最終的に必ず育ってきて4つは成熟卵が採れる。

 

ということが、すでにわかっていました。

 

今回の採卵で新たに、

生理3日目のE2が54というのは私にとっては好ましくない(10~20前半が最適)

右卵巣の反応がよくない時は、卵が未成熟なことが多い(つまり、左の卵巣はあまり機能しておらず、卵胞が未熟なことが多い)

 

ということがわかりました。

 
生理3日目までのE2を10〜20前半に抑える
ずっと言い続けていますが、これが当面の課題ですね。

E2さえ下げることができれば、いい胚ができることはわかっているのですが、プラノバールを飲んでもうまく抑制できなくなっているのが、悩ましいところです。

 



今回はE2が54という中途半端な数値でどういう結果になるのかを把握することができました。

普通は生理3日目で50くらいは正常の範囲なのですが、私にとっては高すぎるようです。

うまくいく10~20前半と50とでは、たいして差はないような気がするんですが、私の体の中では大きなちがいがあるようです。

最適なホルモン値は個人差があるので、一般論は参考程度にとどめ、あまり鵜呑みにしてはいけないな、 と思いました。

 

【不妊治療】5回目の体外受精にむけてショート法で排卵誘発を開始&不信感から先生の指名変更

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ここまでで4回の採卵をへて、生理3日目までのE2(エストラジオール)値を、10~20前半に抑えた時にのみ、いい胚ができることをつきとめました。 

やっと自分のうまくいく法則を見つけられたと思って喜んだのですが、今度はそのE2のコントロールが突然うまくいかなくなってしまいました。

前周期の生理15日目からプラノバールを服用しても、生理直後のE2が下がらなくなってしまったのです。

 

試しに、FSHが23、E2がやや高めの56で排卵誘発を開始してみましたが、案の定、卵胞の育ちが悪くて、急きょAIHに変更になってしまいました。(前回はここまで記しました)

 

結局、AIHの甲斐もむなしく、生理がきてしまったので、生理3日目に受診しました。

 

E2の抑制ができずにお休みばかり続いた時については、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

 

先生の指名変更

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体外受精2回目からは、より一貫性のある治療を受けるために、先生を指名することにしていました。

しかし、前回の強引な診察(FSHが23と高値なのに誘発をスタートさせた)の不信感があったので、今回からは、別の先生を指名することにしました。 


いつものように採血をしてホルモン値を計測。
そして内診室へ入ります。

 
今回はE2が248
過去最高の数値を叩き出していました。

 (ちなみに、正常な数値は20~70程度と言われています)

 

ただ、その後じっくりエコーを診てもらった結果、
卵巣は腫れてないし、状態は悪くない
とのことで、先生は採卵にむけて排卵誘発を始めるかどうかで悩んでいる様子でした。

しかしE2が200超えはやはりかなりイレギュラーなようで、やはり今回はお休みをした方が無難だろうということで、またもやお休み周期に。

かれこれ5周期分を無駄にしています…。
ちなみに、排卵誘発を始める際のE2の目安は、100くらいまでらしいです。

 

これまでと同じように、生理15日目から2週間プラノバールを服用することになりました。


ほんとに難しい身体です…なかなかうまくいきません。

 

前に指名していたの先生の時は、聞きたいことが聞けなかったり、伝えたいことが伝わらなかったりで、モヤモヤしながら帰宅することも多かったのです。

けれど、今回の先生はよく話を聞いてくださるので、指名変更をしてよかったです。

新しい先生は、前回FSH23で誘発をスタートさせた時のカルテを見て

え、これで誘発開始しちゃったのか…

とつぶやいていました。

やはり、医者の目から見ても、前回の判断(前の指名の先生)はおかしかったようです。

みんな真剣に治療をしているのですから、いい加減な診察はしないでほしいと思いました…。

 

モヤモヤした体外受精2回目の診察の様子

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5回目の採卵にむけて排卵誘発を開始 

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生理15日目からプラノバールを14日間服用後、6日後に生理がきました。
20:00に出血が始まったので、1日目のカウントをどうするか迷いましたが、 翌日を生理1日目としました。

(誤差の範囲なので、カウントはどちらでもいいようです) 


いつもは10日間なのに14日もプラノバールを飲んだので、E2の数値がどうなってるのか未知数です。

低すぎるか高すぎるかのどちらかなんだろうと推測していましたが、E2は54

またもや微妙な数値! 


ただし、
LHもFSHも今までの中で1、2を争う勢いで調子がよく、エコーの状態も悪くないとのことでした。
胞状卵胞は

右に1

左に3

です。


結局E2はやや高め(本当は10~20前半が理想)なので迷ったのですが、ここ半年間では1番落ち着いていますし、LHとFSHの調子のよさを信じて誘発に進むことにしました。
本当は10~20前半にまで下げたいところですが、これを逃すとまたコントロールが難しくなりそうだという焦りもが正直ありました。

 

誘発方法

いつもと同じショート法です。


・生理3日目と4日目はHMGフェリング300単位を、生理5日目からは同じくHMGフェリング150単位を自己注射
・生理3日目から5日間朝夕1錠ずつクロミッドを服用
スプレキュアを1日3回点鼻 

 

以上をかかさずこなし、卵胞チェックに向かいます。

 

ショート法のスケジュールについては、こちらをご参照ください。

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自己注射の手順とコツについては、こちらをご参照ください。

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卵胞チェックで採卵日決定

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この日は日曜診療だったので、先生の指名はできません。
残念ながら、指名している先生には診ていただけませんでした。


肝心の卵胞は、
右→16mm1個、小1個
左→18〜20mmが3個

 

卵胞は程よい大きさに育っていたので、急遽2日後に採卵が決定しました。
まだ先だと思っていたので、心の準備ができてなくて焦りました。

不安だったのが、日曜は血液検査はお休みなので、E2の計測ができなかったことです。
採血だけして結果は採卵当日に教えてくれるとのことでした。

「いや、それじゃあ遅いんだけどな…」と心の中でつぶやきました。

E2は卵胞の成熟度を示す数値なので、採卵に進むか中止するかの大事な判断要素のひとつです。

セントマザー産婦人科では、日曜祝日は血液検査の結果がでないので、採卵日が決定するような大事な診察の時は、日曜祝日は避けた方がよいかもしれません。

 

今回は、採卵日が早すぎることが気になりました。
うまくいかなかった3回目の採卵の時も同じように、生理11日目で採卵しているので、不安です。
あの時とちがうのは、反応しているタマゴの数が少しだけ多いことくらいでしょうか。

(3回目の採卵時は育った卵胞は2個でした)

 

 

E2のコントロールに苦戦しながらもなんとか5回目の採卵にむけて駒を進めることになりましたが、不安な要素ばかりです。

次回は、5回目の採卵と採卵結果について記します。

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【不妊治療】プラノバールが効かない!?E2コントロール不能でお休み続き

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前回までの採卵で、私にとっては生理3日目までのE2(エストラジオール)を正常値に抑えることが、質のいい胚を得るための必勝法だとわかりました。

E2を低くするためには、前周期の高温期に数日間プラノバールを服用します。

やっと、治療に光が見えてきた気がしました。

 

しかし!やっとうまくいく法則がわかったというのに、今度はE2のコントロールがうまくいかず、苦戦することになります。

 

今回は、E2コントロールがうまくいかず、4周期連続で採卵を見送った時のお話です。

 

 

お休み周期①

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前周期の生理15日目から10日間プラノバールを服用し、生理3日目に受診しました。


採血をしてみると
E2が58

うまくいく時のE2値は10~20前半なので、微妙なところです。

悪い時は100を超えていますが、58という数値は経験がなくて迷いました。

 

胞状卵胞は
右2個

左3個


生理3日目のE2が高いときは、左の胞状卵胞がやけに多い気がします。

誘発を開始するとなぜか消えちゃうんですけどね。

 
なんとなくそのままいつものショート法に決まり、注射や薬を受け取ったものの、帰路ずっと悩み続けました。 


帰宅後、夫婦で話し合いました。
58くらいの値でどんな結果が出るのか試してみたい気持ちもあるけれど、E2が低い時はいい結果が出やすいとわかっているのに、わざわざ未知の領域に踏み出す必要もないのではないか

いうことで、
急遽誘発を中止することにしました。

スプレキュアは1回点鼻してしまいましたが、


翌日、セントマザー産婦人科へメールで
「中止したい、スプレキュアも飲み薬も注射もまったく手をつけていない」旨を伝えると、
注射や薬はとりあえずそのまま自宅保管でよい。」
との返答がありました。

ちなみに、誘発を中止しても、注射や薬は返品できません

 

その後、もう一度受診して、次の周期のためにプラノバールを処方してもらいました。

 

お休み周期② 

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生理15日目から10日間プラノバール(中用量ピル)を服用し、飲み終わって6日後の生理30日目にリセットしました。


E2がしっかり下がっていることを祈りつつ、セントマザーを受診。

 

 問診票には
とれそうな卵の数とホルモン値を参考に、採卵に進むかどうかを相談の上決めたい。
特にE2が30以上の場合はお休みしたい
と記入しました。


結果として、E2は109


前回の数値(58)より増えとるやないかい!と心の中でつっこみました。

 


先生はしばし思案顔で、
プラノバールは吐き気ある?」
などひととおり聞かれ、生理3日目からマーベロンを3週間飲んでお休みすることになりました。


去り際に
次の周期もダメだったら、抜いてあげようかねぇ
と言っているのが聞こえてきました。

 …なにを???

 

これでマーベロンも効かなかったら、いったい私は何をされるんだ???
痛いイメージしかわいてきません。

※どうやら、E2が高い原因は遺残卵胞(前の周期で残った卵胞)の可能性があるらしく、卵を針で刺してつぶすことを言っていたようです。

麻酔なしでやることがほとんどのようなので、予想どおり痛そうな処置ですね。

 

 プラノバールでも制御が効かなくなってきているのが不安でしかたありません。
どうかマーベロンが効いてくれることを祈りました。

 

お休み周期③

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前周期は生理3日目のE2が109と高かったため、生理3日目から3週間マーベロン(低用量ピル)を服用しました。

いつもは、10日間程度で、3週間という長い期間ピルを飲むのは初めての経験でした。

プラノバールとはちがって、マーベロンは低用量ピルなので吐き気がなくて楽です。

 

プラノバールの副作用については、こちらをご参照ください。


isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

この日は生理初日でしたが、E2値は…まさかの5以下!!

 
卵胞も1個しか見えず、採卵に進んでもいい結果は出ないとのことで、今回も採卵は見送りになりました。

マーベロンを3週間服用するのは、私には効きすぎたようです。

 本当に難しい身体です。

 

今度こそと思いきや採卵中止に

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マーベロンを3週間服用後、E2が5以下の低値で胞状卵胞が1つだったため、薬は使わず1周期お休みしました。

 

ピルなしのお休みだったにもかかわらず、4年ぶりくらいに29日周期でリセットしました。

ここまですでに3周期ほど足止めをくらっているので、あまり期待せずにセントマザーを受診。

 

迷った末に誘発開始

いつものように採血をしてホルモン値計測しました。

 
今回のホルモン値は、E2が55とまたもや微妙…

(お休み周期①と同じような数値なので、デジャヴかと思いました)


しかもFSHが23とかなり高めです。
胞状卵胞は左右とも各3〜4個ずつと多め。

 
いつもなら迷わずお休みするところですが、先生は
やってみてもいいと思うよ!大丈夫大丈夫
と、やけに採卵を勧めてきます。

 

E2も高めですし、FSHが高すぎる(いつもは12~15)のが非常に気にかかる部分で先生にもそれを伝えましたが、

あなたは少しくらいFSHが高くても問題ない。大丈夫!

と断言されました。

専門家がそこまで言うのなら…と、チャレンジしてみることにしました。

3周期もお預けをくらっていて、焦っていたのも事実です。


ただし、卵胞の育ちが悪かったり数が育たない場合は、今までの経験上、卵巣の反応がよくない証拠なので採卵は中止することにしました。
麻酔なし採卵はもうイヤですし。

 

痛かった無麻酔採卵はこちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

誘発開始

ということで、ショート法(クロミッド+HMGフェリング自己注射+スプレキュア)での誘発をスタートしました。

生理3日目から

クロミッド(朝夕1錠、計5日間)

1日3回のスプレキュア

生理3日目と4日目の2日間はHMGフェリングを300単位、生理5日目からは同じくHMGフェリング150単位を自己注射

 を開始しました。

 

卵胞チェックからの採卵中止

そして迎えた生理9日目の卵胞チェックです。 

内診では、右は18mmが1つだけ

あとは小粒ばかりです。
左も小さいものばかりでした。

 

卵巣がまったく反応していないということが明らかだったので、今回は無理をせず、採卵は中止することにしました。

 

AIHに変更

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せっかく注射をがんばったので、AIHに変更しました。

その日HMGフェリング150単位を追加し、翌日に自分でhcg5000を自己注射しました。


AIHの際は、夫婦の身分証明書(免許証やパスポート)の確認&コピーが必要になったようでした。

なりすまし防止でしょうか?

忘れたら中止になるようです。

厳しい…

 

もし顔写真付きの身分証明書をなにも持っていない方は、市区町村の役場でマイナンバーカードを作っておくと便利ですよ。

最近はいろんな場所で本人確認が厳格化しているので、おすすめです。

 

たまっていく病院への不満

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FSHが23で採卵したことなんて今まで一度もないのに、なぜ先生の口から

大丈夫!

という言葉がでてきたんだろう?と、今でも疑問です。

思えば、診察時にろくにカルテも見ていないようでした。

人によって最適なホルモン値はちがうのですから、きちんと把握した上で診察してほしい、と不満に感じました。

イケイケドンドン数打ちゃ当たる!では困るんですよね。

不妊治療にはとてもお金がかかるのですから。

実際、誘発の注射やお薬で4万円は無駄にしてしまいました。

 

このあたりから、通っている病院に対する不信感がだんだんつのっていきました

それまでも病院に不満を感じることはありましたが、考えてもしかたないのであまり目をむけないようにしてきました。

けれど、なかなかうまくいかない焦りも相まって、少しずつ「ん?」と思うことが増えていったような気がします。

 

 


せっかく、自分の採卵必勝法を見つけたと思ったのに、今度は肝心のE2コントロールがうまくいかず、長い期間苦しむことになります。

今回のことで、やはりE2とFSHが万全な状態でのみ採卵に踏み切ろうと改めて決意しました。

たとえ先生から勧められたとしても、E2とFSHが高すぎる時は絶対に採卵には進まないと心に誓いました。

自分の意志をしっかり持って治療する、ということがとても重要なのだと思います。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

【不妊治療】卵胞期短縮症とE2(エストラジオール)が高値の相関関係

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4回目の採卵では、1つだけではありますが、グレードのよい桑実期胚(胚盤胞手前の状態)が凍結できました。

やはり、私にとって、生理3日目までのE2(エストラジオール)値を正常値にたもつことが、成功のカギのようです。

自分なりにこれまでの結果を分析し、予想していたとおりです。

 

4回分の採卵結果を分析してみたところ、以前から気になっていた「卵胞期短縮症」と、「E2が高いこと」の間には、相関関係があることに気づきました。

私の不妊の原因は、ここにあると確信することになります。

 

 

 

卵胞期短縮症

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昔はキレイな28日周期で、ズレることなく生理がきていました。
ところが、33歳あたりから26、25、24日と、どんどん周期が短縮していきます。

 

 セントマザーの前に通っていた病院で、タイミング法のための卵胞チェックしていた時も、
生理5日目ですでに15mmを超える大きな卵胞
生理9日目あたりで排卵してしまうことも珍しくない

それがとても気になっていたんですよね。

 

いろんなお医者さんに上の件を質問してきましたが、どの先生も
卵胞が大きくなりさえすればいいので、卵胞期が短くても関係ない
との回答でした。


確かに卵胞はちゃんと大きくなるんだけど…
むしろ大きくなりすぎるくらいなんだけど…
生理5日目にしてすでに15mm超えはおかしくないかい?
とずっとムズムズしていました。 

 

自分で調べていくうちに、卵胞期短縮症という症状にたどりつきます。

卵胞期(排卵まで)が短くなることで、生理周期全体が短くなるというものです。

卵胞期が極端に短いため、卵子が成熟する前に排卵してしまい不妊の大きな原因になります。

1か月に2回生理がくる頻発月経の原因にもなります。

 

卵胞期短縮症についてはこちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 


 

調べれば調べるほど、自分の症状にぴったり当てはまっていました。

しかし、ドクターは特に問題視せず、対策をとらないままでした。

 

生理中のE2が高すぎる

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体外受精を始めてからは、毎回ホルモン値(LH、FSH、E2)を測るようになり、生理3日目までのE2がいつも100前後だということが判明します。

(正常値は20~50程度)

これが、先述した卵胞期短縮症の原因なのではないかと、私は考えています。

 

E2(エストラジオール)は卵胞ホルモンといって、卵胞の成長を促進するホルモンです。

生理開始直後からE2が過剰に分泌されることで、 卵胞を急成長させてしまい、結果として早すぎる排卵を引き起こしているのではないかと考えられます。

 

E2が100を超える場合は、遺残卵胞があることが多いようです。
けれど、AIH時代、排卵確認で卵胞の全消失を確認している場合でも、次の周期の生理5日目には、すでにかなり成長した卵胞(15mm程度)が出現していました。

一度消えたはずの古い卵胞が再生しているのか(これも遺残卵胞に含まれるのかな?)、前周期の黄体期にフライングして次の周期に育つはずの新しい卵胞が発育してしまうのか… 


どちらにせよ、古い、もしくは育つべきでない時期に育った卵胞なのですから、状態がいいはずがありません。


現に、前周期にプラノバール(中用量ピル)を飲んでE2を低く抑えた周期だけ、よい胚ができているのです。
(2回目の時は、あの無愛想な院長が大絶賛するほどの特上胚) 

 

E2さえコントロールできれば、AIHで妊娠できるのでは?

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…ということは、卵管さえ問題なければ、ピルを飲んで生理期のE2を低く抑えた周期にAIHしてみたら妊娠できるのかも?

という仮説にたどりつきました。

 

以前、卵管造影検査をしたときは、両卵管ともつまっていたので、再びつまっている可能性は大いにあります。(この時は、苦労して両側とも通過しました)

 
ピルを飲んでしっかりE2を下げた状態でタイミングやAIHを試したことがないので、
もし採卵が中止になった場合は、そちらを試してみようと思います。

 

 


生理が終わった直後にもかかわらず、すでに卵胞が大きいこと

排卵がとても早いこと

生理3日目までのE2が高すぎること

ずっとモヤモヤしていた点と線が、つながった気がしました。

私の不妊の大きな原因は、ここにあるのではないかと確信しています。

 

現在も治療を続けながら、自分で試行錯誤を続けている状態です。

またなにか進展があれば、追記していこうと思います。

【不妊治療】貯卵で凍結胚をためる!低AMHの私が選んだ対策

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4回目の採卵結果は、5AAの孵化胚盤胞ができた2回目と同じような結果が出せました。

(グレードのよい桑実期胚を1つ凍結)

 

いい卵はできたのですが、すぐに移植したい気持ちをぐっとおさえて、再び採卵周期に入ることにしました。

それには理由があります。

凍結胚をためる「貯卵」をするためです。

 

私は低AMHのため、1回の採卵で移植できる胚はせいぜい1個が限界です。

すぐ移植はせずに移植採卵を数回くりかえして凍結胚をある程度ため、それから移植に進んだ方がいいと考えました。

 

今回は、貯卵をしようと思った理由と、メリットについて記しました。

 

凍結胚ができた4回目の受精結果は、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

そうだ、貯卵をしよう!

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貯卵とは、凍結胚を複数ためておくことです。

特に医療用語というわけではありません。

通常は、採卵をして移植可能な胚ができたら、新鮮胚移植をするか、一度凍結をしてすぐ移植周期に入るかのどちらかになることが多いです。

しかし、移植はせずに採卵周期を数回繰り返して、凍結胚のストックを作ります。

充分な数の胚がたまったら、移植に進みます。

 

受精確認で桑実期胚が凍結できた夜、夫婦で話し合い、
今回は移植は後回しにして、もう一度採卵に進み、凍結胚をある程度貯める(貯卵)方向でいこう

と決まりました。

 

貯卵をしようと思った理由は、下記の2点です。

 

低AMH対策

私の場合、AMHがとても低い(0.76で46歳相当の数値)です。

AMHは、卵巣の中に卵子の在庫がどのくらい残っているかを示す目安です。

そのAMHが低いということは、卵子の残数が少ないかもしれないということです。

 

AMHについては、こちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

一人でも授かることができればそれで万々歳なのですが、できることならば二人目もほしいと考えています。

もしも、今回できた1個の胚を移植して妊娠できた場合、出産をして体が回復するまでの時間を考えると、どんなに早くても2年弱は次の不妊治療(第二子)ができません

その2年の間に、もう卵子がとれなくなっている恐れがあるのです。

 

また、卵子の質は年齢に比例します。

採卵した年齢が若ければ若いほど、質のいい卵子がとれる可能性が高く、結果として妊娠率を上げることにもつながります。

 

さらに、子どもを連れての通院はとても大変ですが、その負担を減らすことができます。

私の通うセントマザー産婦人科は、子どもを連れての通院はOKですが、やはり不妊治療をする病院なので、親御さんはかなり周囲に気を使っているように見えます。

貯卵をしておけば、すぐに移植から始めることができ、通院も最小限ですむのでスムーズに治療に入ることができます。 

 

精神的な支えになる

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移植をしてダメだった場合でも、凍結胚があるのとないのとでは、精神的なダメージが全然ちがいます

私の場合、一度の採卵では、移植できるようないいグレードの卵子は、1個が限界です。

移植をして陰性だったら、もう一度採卵から始めなければいけません。

陰性のショックと、イチから採卵をしなければならない虚無感のダブルパンチは、なかなかのつらさです。

凍結胚があれば、陰性でも

「まだ移植できる胚があるから」

と多少は前向きになれますし、

「残りの凍結胚が1個しかないから、また採卵しておこうかな」

と、採卵にのぞむ意欲にもなるのではないかと思います。

 

貯卵の存在が、私を強くしてくれる気がします。

 

 

以上の理由から、すぐには移植をせずに凍結胚を複数個ためておこうと考えました。

今回いい卵ができたので、本当はすぐにでも移植したい気持ちですが、我慢です。

 

貯卵のデメリット

あえてデメリットを挙げるとしたら、無駄な採卵をする可能性がある、という点でしょうか。

たとえば、3回採卵をして、それぞれの採卵で各1個ずつ(計3個)凍結できたと仮定します。

まず1回目の移植でめでたく妊娠し、第一子を無事に出産。

(この段階で、胚は残り2個)

そして、2回目の移植をして妊娠し、第二子を出産。

(胚は残り1個)

「子どもは2人でいい」と治療をやめることになった時、残った1個の胚は廃棄することになります。

(凍結は1年ごとに更新料がかかるので、お金がかかります)

つまり、この例でいえば、採卵1回分が無駄になってしまうのです。

 

よって、貯卵の個数は悩むところですね。

欲しい子どもの人数によって変わると思います。

 

まあ、この例はかなり順調にいったケースで、しかも望む人数の子どもを授かれているので、たとえ1回分採卵が無駄になったとしても、後悔は少ないのではないかと思います。

 

 

 


本当は2回目の体外受精のときも貯卵しようか悩んでいたのですが、まさか凍結できるようないいタマゴができるとは思わずちゃんと希望を伝えていなかったため、自動的に新鮮胚移植になってしまいました。
今思えば、そのとき貯卵の希望をしっかり伝えて凍結しておけば…と悔やまれます。

 

 

次回は、生理3日目のE2が異常に高い原因について、自分なりに考察してみた結果を記します。

【不妊治療】4回目の体外受精・受精確認と凍結確認

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何度経験してもドキドキするのが、受精確認です。
いつもは眠くて「起きたくない~」とギリギリまでベッドでころがっているのに、早朝にばっちり目覚め、そわそわしてしまいます。

 

今回は、うまくいった2回目の体外受精と同じホルモン値に近づけた上での採卵だったため、期待が高まります。

 

結果として、グレードのよい桑実期胚が1つ凍結できました。

やはり、前周期にプラノバールを飲んでE2を下げたことがよかったようです!

私の採卵必勝法が確定しました。

 

3回の採卵をとおしてわかった私の傾向と対策はこちらをご参照ください。

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

4回目の体外受精の流れはこちらをご参照ください。

ショート法で誘発開始

採卵日当日と採卵結果

 

 

受精結果

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結果は、4つ中3つが受精していました。

4日目分割目安の桑実期胚
・9分割

・5分割

 

桑実期胚は凍結できるグレードで、

このまま桑実期胚で凍結するか

1日待って胚盤胞まで培養してから凍結するか

のどちらか選べると言われました。

 

特に「どちらにしますか?」とは聞かれず、こちらも意見を言わなかったら自動的に桑実期胚での凍結が決定していました。

胚のことはプロにお任せしたほうがいいので、異議はありません。

ちなみにセントマザーでは、凍結のダメージを最小限に抑えるために、胚盤胞よりも桑実基胚での凍結を勧めているそう(ABC不妊治療Q&A百科事典より)

 

残りの5分割は、このまま分割が止まるだろう、ということでした。
9分割はあと1日培養して凍結できそうだったら凍結してくれるようです。

その際、桑実期胚と一緒に凍結するか、別々に凍結するかの希望を聞かれたので、別々に凍結するようお願いしました。
何個も凍結できるタマゴがあるようだったら一緒に凍結して費用を抑えるのですが、低AMHでタマゴがなかなかとれない私にとって、一個一個が本当に貴重なためです。

 

ただ、9分割のタマゴは成長が約1日遅れているので、おそらくこのまま廃棄になると推察されます。

  

なにはともあれ、1個凍結確定で、ホッとしました!

 

今回移植はしないので、プロギノーバなどの薬は14日間飲み、生理3日目までに通院するよう指示がありました。
その際に凍結卵の確認&説明があるので、前日までにメールか電話で予約するようにとのことです。

セントマザー産婦人科は、基本的予約なしで受診できますが、凍結説明は培養士さんからの説明なので、予約が必要のようです。

 

凍結確認

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プロギノーバを14日間飲み終わって、6日目に生理がきました。

 

凍結説明は前日までの予約が必要なので、生理がきて即メールで予約を取りました。

 
結局、4日目の桑実期胚がひとつ凍結できていました。

セントマザー産婦人科では、桑実期胚は分割スピードによって

early

late

compact

の3段階にわけられています。

今回凍結できた桑実期胚は、1番分割が進んだcompactでした。

優秀です。


ちなみに、凍結できるかできないかわからなかった9分割は、そのまま分割が止まってしまったそうです。

2個凍結できていれば精神的にだいぶん楽なのですが、しかたないですね。

1個でも凍結できたことを、感謝しなくてはいけません。

  

次は移植をするか、また採卵をするか、意向を聞かれました。

思うところがあって、また採卵を希望です。

このあたりは、また改めて書こうと思います。

 

次の採卵にむけて、卵巣を休ませてあげるためにも、1周期お休みしたほうがいいとのことで、内診するまでもなくお休みすることが決定しました。

 

費用(全胚凍結)

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移植はせずに貯卵すると決まったので、いったん今回の採卵分の精算がありました。
一時金の35万円の中から、8万8千円ほどが返ってきました。

つまり、採卵・顕微授精・培養・凍結の流れで、27万円ほどかかったことになります。

誘発の薬代を入れると、採卵までで約31万円かかったことになります。

 

セントマザー産婦人科では、移植は最低でも17万円かかりますので、やはりトータルで50万円はかかりそうです。

あいたたた…

 

私の採卵必勝法!

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4回中2回の採卵でグレードのよい卵子がとれていますが、その2回とも前周期からプラノバールを飲んで、生理3日目までのE2値を10~20前半におさえています

(自然にまかせると、100を超えてしまいます)

うまくいくか・いかないかのカギは、すべてそこにあるようです。

 

理由はよくわかりません。

一般的にE2が高い時は、前の周期の卵胞が残ってしまっている(遺残卵胞)からだと言われます。

けれど、私の場合は排卵確認などでいったん卵胞がすべて消失しているにもかかわらず、毎回高い数値をたたき出すんですよね。

そして、E2が高い時は必ずといっていいほど、排卵までの日数が異常に早いです。

(生理9日目とかで排卵してしまいます)

高いE2値と、早すぎる排卵の間には、確実に相関関係があります

 

卵巣機能がうまく制御できていないのでしょうか。

ドクターに質問しても、はっきりした答えが返ってきたことはありません。

 

とにかく、私にとっては生理3日目までのE2値を低くおさえることが解決策であることはまちがいないようです。

 

 

次回は、今回移植せずに採卵を希望した理由「貯卵」について記します。

 

【不妊治療】4回目の体外受精・採卵日当日&採卵結果

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 前周期の生理15日目から10日間プラノバールを服用したことで、高くなりがちなE2(エストラジオール)を正常値に抑えることができ、さらに、うまくいった2回目の体外受精の条件に近い状態で採卵をむかえることができました。

 

結果として、無事に4個の成熟卵が採卵できました。

やはり、分析したとおり、私にとっては生理3日目までのE2値がカギとなるようです。

 

3回の採卵結果を分析して見えてきた私の「傾向と対策」はこちらをご参照ください。 

www.isohiyo-growingup.com

 

 

 

受付

7:30から受付順に呼ばれ、一時金の35万円を渡します。

(セントマザー産婦人科では、2019年7月1日から体外受精費の値上げにより、一時金は40万円に値上がりしています。)

 

その後は中待合室に移動し、問診票を書きます。

この問診票には、緊急連絡先や、受精方法や移植方法などの希望を記入する欄があります。

受精方法は顕微授精、移植方法は全胚凍結を希望しました。

 

2回目の体外受精の時は、病院側の判断で顕微授精に変更になり、5AAの胚盤胞ができました。

今回もその時と同じように、顕微授精で胚盤胞を狙います。

 

また、5AA胚盤胞で妊娠できなかった時(院長のカンでは妊娠率70%に近いいい胚だったらしい)に、今後は採卵では全胚凍結をして、子宮を休めてから凍結胚移植をした方がいいと提案されていました。

 

内診

タマゴは、

右に2個(と小さいものが1個)

左に2個

卵巣の深いところにあるので麻酔採卵が決定しました。


前回の座薬での採卵がこたえたので、麻酔採卵で心底ホッとしました。

無麻酔採卵の様子はこちらをご参照ください。 

www.isohiyo-growingup.com

 

いまだにトラウマです…

 

採卵へ

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内診が終わり、移動して貴重品をロッカーに預け、ベッドで術衣に着替えます。

大部屋にベッドが10床ほど並べられていて、カーテンで仕切られているだけなので、お隣さんの様子も感じられます。

右隣の方が、スヤスヤかわいい寝息をたてて眠っていて、思わず「大物!」と小さい声でつぶやいてしまいました。

私も、緊張せずに眠ってしまえるくらいの器になりたいです。


着替えた後は点滴開始です。

緊張と空腹からか、なかなか針が入りません。

看護師さんが腕を軽くたたいたりさすったりして刺激をしてくれましたが、なかなか血管が出てきてくれず、結局左腕はあきらめて右腕に変更になりました。

右腕も苦戦しましたが、なんとか入りました。

毎回、点滴は看護師さんのお手をわずらわせてしまうので、申し訳ないです。

絶飲食していると、どうしても血管は細くなりがちなんだとか。

 

お手洗いを済ませ、キャップをかぶって、いよいよ採卵へ向かいます。

麻酔をする場合は、メガネケースは必須アイテムです。

採卵台にあがったら、はずしてケースごと看護師さんに預けると、採卵後、ちゃんと荷物の中に入れてくれています。

 

採卵台に上がると、左手薬指に心拍をはかる装置、右腕に血圧計をつけられます。

相変わらず激しい心拍音から緊張がダダ漏れしていました。

大の字に手足を広げ、しっかり固定されて麻酔を注入されます。

いつものように胸がモヤっとして、
「1〜2分で眠くなりまーす」と言われた瞬間に意識がなくなっていました。 

麻酔がききやすい体質なんでしょうか 笑

 

採卵終了

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………まず最初に、膣をグリグリ消毒される感覚に気づきました。
痛い!

後で考えたら採卵後の消毒だったのですが、意識が朦朧としている状態なので、採卵前の消毒だと勘違いしていました。
「まだ麻酔きいてませんよー、まだ針刺さないでー」
と心の中で叫んでいました。
いや、もしかしたら、実際に叫んじゃってたかもしれません。

麻酔がきいている時は、いろいろ口走ってしまう人も多いようです。

看護師をしている友人が

「たまにおもしろいことを言う人がいて、思わず笑ってしまうことがある」

と言っていました。

変なことを言っていなければいいんですが。


その直後に
「1、2、3!」
という掛け声でベッドに移され、ガラガラと移動する感覚がありました。

目はまだ開けられませんが、感覚や音だけははっきり感じられました。
このあたりからだんだん意識がはっきりしてきました。
今回は全然気持ち悪くないし、膣の痛みもマシです。

(過去2回の麻酔採卵では、気持ち悪さと痛みで1人だけ居残りさせられていました)


1時間くらい休んでベッドの上でしばらく起き上がり、様子を見ます。
特に異変を感じなければ、その後は血圧をはかってトイレへ行きます。
尿に血が混じっていないことを確認後、ガーゼを抜いてもらいます。

このガーゼが毎回地味につらいんですよねぇ。

その後は着替えて、ロッカーから貴重品をとって、採卵結果の説明を待ちます。

 

採卵結果

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看護師さんから、今後のスケジュールや薬の飲み方・受け渡しなど、諸々の説明を受けます。

採卵結果を書いた紙は、1番最後にもらうのですが、よく考えられているなと思います。

先に渡されると、結果が悪かった場合、説明なんて頭に入らないですもんね。

 

採卵結果は

G2→3個

G3→1個

計4個

 

前回の不発(採卵3回目はG3が1個だけ)を除けば、毎回同じ結果です。

 

タマゴのグレードはG1が1番よく、G2、G3と続きます。

グレードは培養の途中で変わることもあるため、採卵直後はあくまで暫定の結果です。
私はG1はとれない体質のようですね。

G2でも5AAの胚盤胞にはなってくれた(採卵2回目)ので、私にとってはG2でも希望はあります。
とにかくタマゴが採れたことに安堵しました。

 

その後はお隣の薬局で薬を受け取り、12:00には病院を後にしました。
回復が早かったおかげで、いつもよりスピーディーな帰宅でした。

 

 


無事にいつもどおりの採卵結果を得ることができ、安心しました。

あとは、タマゴががんばってくれるのを祈るのみです。

次回、採卵4日目の受精結果に続きます。

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【不妊治療】4回目の体外受精・E2コントロールに成功!ショート法での誘発開始から採卵決定まで

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3回目の採卵を終えて、これまでの結果とホルモンバランスを分析し、いい卵子をとるための対策を考えました。

 

対策としては、高くなりがちな生理終了直後のE2(エストラジオール)を低く抑えるために、前周期の生理15日目からプラノバール(中用量ピル)を処方してもらい、服用します。

低容量ピルであるマーベロンを同じように服用したときは、私にはまったく効果がなかったので、プラノバールに望みをたくします。

 

結果として、プラノバールのおかげでE2は低く抑えられ、採卵にむけて排卵誘発を開始することができました

やはり、私にとってE2の数値は重要なカギとなるようです。

 

今回は、4回目の体外受精にむけて排卵誘発をスタートしたときの診察をまとめました。

 

3回の体外受精を終えて見えてきた私の「傾向と対策」については、こちらをご参照ください。

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生理3日目

採卵に進むためには、生理3日目までに受診して、卵巣や子宮の状態に異常がないかをチェックする必要があります。

 

問診票には、
「ホルモン値やタマゴの数を参考に、採卵に進むかどうか相談して決めたい。

万全じゃない場合は、お休みしたい。」
と記入しました。
私が通っているセントマザー産婦人科の場合、「相談してから決めたい」と書かないと、採卵するものとして自動的にどんどん話が進んでしまいます。

問診票に意思をはっきり&しっかり書くことは非常に重要です。

 

E2値コントロールに成功

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まずは採血をして、ホルモン値をはかります。

 

FSH:15

E2:13

 

FSHは高めですが、E2は13と良好です。

前周期から飲んだプラノバールが効いてくれたようです。

吐き気と戦いながらがんばった甲斐がありました。

 

プラノバールの副作用と対策はこちらをご参照ください。 

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内診

エコーの結果、卵巣や子宮には問題がありませんでした。

先生がこれまでの採卵成績をじっくり見返して、
普通はFSHが低いことの方が重要なんだけど、不思議なことに、あなたはこういうホルモン値の時の方がうまくいくみたいだ
と言ってくれました。


私の導き出した仮説と先生の意見が一致して、とてもうれしかったです。
確かに生理3日目までのE2値が100に近い高値の時(採卵1回目と3回目)は、空胞だったり分割が遅かったり、いい結果を残せていません。
FSHが多少高くても、E2が標準値であることが、わたしにとっては大切なことのようです。

 納得した上で、誘発に進むことにしました。

 

誘発方法は

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前回と同じ、HMGフェリングとクロミッド併用のショート法です。

 

生理3日目から
スプレキュア1日3回
クロミッド朝夕1錠ずつを5日間
生理3~4日目はHMG300単位、生理5〜8日目までは同150単位を自己注射

 

自己注射を打ち終わった生理9日目に卵胞チェックのために受診します。

 

自己注射にもすっかり慣れて、抵抗なくこなせるようになっていました。

自己注射の手順とコツについては、こちらをご参照ください。

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ショート法の薬剤とスケジュールについてはこちらをご参照ください。

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生理9日目 卵胞チェック

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問診票に
「状態が悪い場合は、無理せず採卵を中止したい」

と記入しました。

例によって、採卵にむけて勝手に話が進んでいくのを防ぐためです。

 

エコーでは、左のタマゴの育ちが悪く、
明日の卵胞の様子次第でAIHに変更!
と言われました。

 

右:16mmと18mmの2つ

左:10〜12mm程度が2つ


HMGフェリング150単位が追加になり、処置室横の個室を借りて自己注射をして帰宅しました。

 

生理10日目 卵胞チェック

左が少し大きくなっていた(14〜16mm)ため、また様子見で翌日来るように指示されました。

人工授精を宣告される覚悟をしていたため、なんとか首の皮がつながってホッとしました。


またもやHMGフェリング150単位を自己注射して帰宅しました。

 

生理11日目 卵胞チェック

3日連続の通院に、さすがにぐったり です。

(自宅から病院までは、最短でも片道1時間半はかかります)

 

内診

左が18mm程度に成長していました。
右が18mmと22mm、さらにひとつ卵胞が増えていました。


右を見た瞬間、先生が
よしっ!!よしっ!!
と喜んでくれたので、いいかんじだったのでしょう。

3日間通った甲斐がありました。

E2値を計測

採血をしてE2値次第でhcgを打つ日を決めると言われました。


E2:1750

E2は成熟卵子1個あたり200~400分泌されます。

私の採卵予定は4個なので、1個あたり400ほどの計算になります。

成熟度は申し分ないようです。

あとは質がいいことを祈るばかりですね。

 

採卵日決定

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採卵日は2日後の生理13日目に決まりました。

過去、成熟卵子が採卵できた時(採卵1回目と2回目)は、生理13日目か14日目での採卵だったので、採卵時期としてもちょうどいいようです。


生理9日目の時点で今回の採卵はほぼ諦めていたので、まさかの展開に驚きました。

 

今回の周期は、毎回先生がじっくり診てくださったのが印象的でした。
いつもはサッと終わるのに、これまでの採卵成績をじっくり見返して診察してくれていました。
とうとう劣等生のブラックリストに載ったんですかね 笑

 

採卵前々日の処置

21:00に最後のスプレキュア点鼻
22:00にhcg5000単位を自己注射

採卵前々日と採卵前日に膣座薬2錠ずつ

と指示がありました。

 

スプレキュアとhcgは、いつもより1時間ずつ遅いです。

hcgを打ってから36時間経過後に採卵になることが多いようなので、私の採卵時間の目安は10時以降ということになりますね。

 

採卵前日

スプレキュアも自己注射も前日までで終わっているので、久しぶりの解放感にひたります。

いつも入れにくくて苦戦する膣座薬も、なんとかしっかり入れました。

23:00から絶飲食です。

 

 

過去3回の採卵結果から導き出した仮説どおりに、なんとかうまくいった時と同じような条件(生理3日目までのE2値・採卵までの日数)に近づけることができました。

今回の採卵がうまくいってくれれば、私にとって最適な治療法がはっきりします。

不安もありつつ、「絶対にうまくいくはず!」というなぜか根拠のない自信がありました。

 

次回は、採卵日の様子と採卵結果について記します。

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