【不妊治療】プラノバールが効かない!?E2コントロール不能でお休み続き
前回までの採卵で、私にとっては生理3日目までのE2(エストラジオール)を正常値に抑えることが、質のいい胚を得るための必勝法だとわかりました。
E2を低くするためには、前周期の高温期に数日間プラノバールを服用します。
やっと、治療に光が見えてきた気がしました。
しかし!やっとうまくいく法則がわかったというのに、今度はE2のコントロールがうまくいかず、苦戦することになります。
今回は、E2コントロールがうまくいかず、4周期連続で採卵を見送った時のお話です。
お休み周期①
前周期の生理15日目から10日間プラノバールを服用し、生理3日目に受診しました。
採血をしてみると
E2が58…
うまくいく時のE2値は10~20前半なので、微妙なところです。
悪い時は100を超えていますが、58という数値は経験がなくて迷いました。
胞状卵胞は
右2個
左3個
生理3日目のE2が高いときは、左の胞状卵胞がやけに多い気がします。
誘発を開始するとなぜか消えちゃうんですけどね。
なんとなくそのままいつものショート法に決まり、注射や薬を受け取ったものの、帰路ずっと悩み続けました。
帰宅後、夫婦で話し合いました。
「58くらいの値でどんな結果が出るのか試してみたい気持ちもあるけれど、E2が低い時はいい結果が出やすいとわかっているのに、わざわざ未知の領域に踏み出す必要もないのではないか」
いうことで、
急遽誘発を中止することにしました。
スプレキュアは1回点鼻してしまいましたが、
翌日、セントマザー産婦人科へメールで
「中止したい、スプレキュアも飲み薬も注射もまったく手をつけていない」旨を伝えると、
「注射や薬はとりあえずそのまま自宅保管でよい。」
との返答がありました。
ちなみに、誘発を中止しても、注射や薬は返品できません。
その後、もう一度受診して、次の周期のためにプラノバールを処方してもらいました。
お休み周期②
生理15日目から10日間プラノバール(中用量ピル)を服用し、飲み終わって6日後の生理30日目にリセットしました。
E2がしっかり下がっていることを祈りつつ、セントマザーを受診。
問診票には
「とれそうな卵の数とホルモン値を参考に、採卵に進むかどうかを相談の上決めたい。
特にE2が30以上の場合はお休みしたい」
と記入しました。
結果として、E2は109
前回の数値(58)より増えとるやないかい!と心の中でつっこみました。
先生はしばし思案顔で、
「プラノバールは吐き気ある?」
などひととおり聞かれ、生理3日目からマーベロンを3週間飲んでお休みすることになりました。
去り際に
「次の周期もダメだったら、抜いてあげようかねぇ」
と言っているのが聞こえてきました。
…なにを???
これでマーベロンも効かなかったら、いったい私は何をされるんだ???
痛いイメージしかわいてきません。
※どうやら、E2が高い原因は遺残卵胞(前の周期で残った卵胞)の可能性があるらしく、卵を針で刺してつぶすことを言っていたようです。
麻酔なしでやることがほとんどのようなので、予想どおり痛そうな処置ですね。
プラノバールでも制御が効かなくなってきているのが不安でしかたありません。
どうかマーベロンが効いてくれることを祈りました。
お休み周期③
前周期は生理3日目のE2が109と高かったため、生理3日目から3週間マーベロン(低用量ピル)を服用しました。
いつもは、10日間程度で、3週間という長い期間ピルを飲むのは初めての経験でした。
プラノバールとはちがって、マーベロンは低用量ピルなので吐き気がなくて楽です。
プラノバールの副作用については、こちらをご参照ください。
isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
この日は生理初日でしたが、E2値は…まさかの5以下!!
卵胞も1個しか見えず、採卵に進んでもいい結果は出ないとのことで、今回も採卵は見送りになりました。
マーベロンを3週間服用するのは、私には効きすぎたようです。
本当に難しい身体です。
今度こそと思いきや採卵中止に
マーベロンを3週間服用後、E2が5以下の低値で胞状卵胞が1つだったため、薬は使わず1周期お休みしました。
ピルなしのお休みだったにもかかわらず、4年ぶりくらいに29日周期でリセットしました。
ここまですでに3周期ほど足止めをくらっているので、あまり期待せずにセントマザーを受診。
迷った末に誘発開始
いつものように採血をしてホルモン値計測しました。
今回のホルモン値は、E2が55とまたもや微妙…
(お休み周期①と同じような数値なので、デジャヴかと思いました)
しかもFSHが23とかなり高めです。
胞状卵胞は左右とも各3〜4個ずつと多め。
いつもなら迷わずお休みするところですが、先生は
「やってみてもいいと思うよ!大丈夫大丈夫」
と、やけに採卵を勧めてきます。
E2も高めですし、FSHが高すぎる(いつもは12~15)のが非常に気にかかる部分で先生にもそれを伝えましたが、
「あなたは少しくらいFSHが高くても問題ない。大丈夫!」
と断言されました。
専門家がそこまで言うのなら…と、チャレンジしてみることにしました。
3周期もお預けをくらっていて、焦っていたのも事実です。
ただし、卵胞の育ちが悪かったり数が育たない場合は、今までの経験上、卵巣の反応がよくない証拠なので採卵は中止することにしました。
麻酔なし採卵はもうイヤですし。
痛かった無麻酔採卵はこちらをご参照ください。
isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
誘発開始
ということで、ショート法(クロミッド+HMGフェリング自己注射+スプレキュア)での誘発をスタートしました。
生理3日目から
・クロミッド(朝夕1錠、計5日間)
・1日3回のスプレキュア
・ 生理3日目と4日目の2日間はHMGフェリングを300単位、生理5日目からは同じくHMGフェリング150単位を自己注射
を開始しました。
卵胞チェックからの採卵中止
そして迎えた生理9日目の卵胞チェックです。
内診では、右は18mmが1つだけ。
あとは小粒ばかりです。
左も小さいものばかりでした。
卵巣がまったく反応していないということが明らかだったので、今回は無理をせず、採卵は中止することにしました。
AIHに変更
せっかく注射をがんばったので、AIHに変更しました。
その日HMGフェリング150単位を追加し、翌日に自分でhcg5000を自己注射しました。
AIHの際は、夫婦の身分証明書(免許証やパスポート)の確認&コピーが必要になったようでした。
なりすまし防止でしょうか?
忘れたら中止になるようです。
厳しい…
もし顔写真付きの身分証明書をなにも持っていない方は、市区町村の役場でマイナンバーカードを作っておくと便利ですよ。
最近はいろんな場所で本人確認が厳格化しているので、おすすめです。
たまっていく病院への不満
FSHが23で採卵したことなんて今まで一度もないのに、なぜ先生の口から
「大丈夫!」
という言葉がでてきたんだろう?と、今でも疑問です。
思えば、診察時にろくにカルテも見ていないようでした。
人によって最適なホルモン値はちがうのですから、きちんと把握した上で診察してほしい、と不満に感じました。
イケイケドンドン数打ちゃ当たる!では困るんですよね。
不妊治療にはとてもお金がかかるのですから。
実際、誘発の注射やお薬で4万円は無駄にしてしまいました。
このあたりから、通っている病院に対する不信感がだんだんつのっていきました。
それまでも病院に不満を感じることはありましたが、考えてもしかたないのであまり目をむけないようにしてきました。
けれど、なかなかうまくいかない焦りも相まって、少しずつ「ん?」と思うことが増えていったような気がします。
せっかく、自分の採卵必勝法を見つけたと思ったのに、今度は肝心のE2コントロールがうまくいかず、長い期間苦しむことになります。
今回のことで、やはりE2とFSHが万全な状態でのみ採卵に踏み切ろうと改めて決意しました。
たとえ先生から勧められたとしても、E2とFSHが高すぎる時は絶対に採卵には進まないと心に誓いました。
自分の意志をしっかり持って治療する、ということがとても重要なのだと思います。
isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com