自己紹介とくわしい治療歴

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当ブログ主・いそひよの自己紹介と治療歴です。

 

 

自己紹介 

名前:いそひよ

現在38歳

福岡県のセントマザー産婦人科に通院中。

体外受精6回経験(詳しい治療歴は下に書いています)

不安定なホルモン値(主にE2が高すぎる)により、悪戦苦闘!

現在は不妊治療を終えることを考えており、ラストスパートをかけています。

 

※もともとは「主婦、まいにち成長中!」という別のブログで執筆していましたが、不妊治療記事だけお引越ししました。

ブログ記事移転の理由はこちらから

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主婦、まいにち成長中!では、節約、独学での資格試験、マイホーム購入などについて記しています。

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「いそひよ」の由来

趣味はバードウォッチングです。

ブログネームのいそひよは、イソヒヨドリというお気に入りの鳥からもらいました。

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イソヒヨドリは、珍しい鳥ではありませんが、ハトよりやや小さめの青いきれいな姿(オスだけですが)で、とても美しい声でさえずります。

我が家のベランダにもよく遊びにきてくれます。

名前に「イソ」とつくだけあって、もともとは海岸に住んでいましたが、現在はたくましくもビルや街中に生息域を拡大しています。

庶民的で人懐っこく、環境の変化にも柔軟に対応し、体に似合わぬ声量で力強くさえずるその姿に、自分の理想の姿を重ねていそひよと名乗ることにしました。

 青い鳥は幸福の使者とも言いますしね。

 

ブログを始めるきっかけ

妊活歴は6年目、本格的な不妊治療を始めて丸5年がたちます。

低AMH、潜在性高プロラクチン血症、卵巣機能低下症などを抱えながらも、奮闘中です。

治療を進めていくうちに、知らないこと・知りたいことがどんどん増えて、ネットで検索魔になっていきました。

いろいろ調べていくうちに

あれ?じゃあ私が知っていること・経験したことは、どこかの誰かも知りたがっている情報かもしれない

と、ふと思いました。

結果はなかなか出ませんが、治療を通して得た知識が、現在治療中の方・これから治療を始める方のお役に立てればと思い、ブログを記すことにしました。 

 

ブログの目的

身体的にも精神的にも金銭的にもつらいことの多い不妊治療ですが、振り返ってみれば得る物も多かったです。

夫をはじめ周囲の人に支えられていること

健康であることのありがたさ

今の幸せは奇跡の中に成り立っていること

…いろんなことに気づきながら、知らないうちに成長していたように思います。

そういった貴重な体験を忘れないためにも、情報発信と自分のための備忘録を兼ねています。(忘れっぽいんです)

何年か後にこのブログを読み返して、「ああ、こんなこともあったなぁ」と笑うのが夢です。

 

現在は、夫婦二人だけの人生も視野に入れて、子どもの有無に幸せを左右されない生き方を探しています。

そういった葛藤する心も、つぶさに記していきます。

 

病歴

●高FSH

●低AMH(最新のデータ:0.67)

●潜在性高プロラクチン血症(カベルゴリン服用中)

●頻発月経(24〜25日周期)

卵巣嚢腫

子宮内膜症

●E2高値

●卵巣機能低下

●子宮内膜増殖症の疑いあり

 

33歳あたりから、28日の生理周期が短くなり、現在は24〜25日。

E2(卵胞ホルモン)が暴走してしまいます。

E2と黄体ホルモンが、うまく噛み合っていないことが不妊の1番の原因のようです。

 

治療歴

※各記事に飛べます。

2014年 基礎体温をはかり、我流で妊活スタート

 

2015年10月 1年たっても妊娠しないため、産科メインの近所の婦人科へ

       不妊治療の初診

       さまざまな検査と並行して、タイミング法開始

 

          11月  子宮内膜ポリープ掻爬術

       初診時のエコー検査で、ポリープの存在を指摘されていた。

       1泊2日で、人生初入院

 

2016年4月  福岡県のセントマザー産婦人科へ転院

      初の卵管造影で卵管の肥大を指摘され、腹腔鏡検査を言い渡される。

      AIH(人工授精)からスタート。

 

            7月    腹腔鏡検査

      1泊2日のスパルタ入院

      軽度の子宮内膜症で、癒着の剥離

      卵巣嚢腫の刺

 

        10月  子宮内膜ポリープ切除術(子宮鏡検査)

       またもやポリープの存在を指摘される。

       今回は、掻爬ではなく切除。

 

          12月  検査で低AMH判明

       0.76は46歳相当の数値。

       早めのステップアップを勧められる。

 

2017年1月  体外受精1回目(ふりかけ式)

      採卵後、新鮮胚移植→陰性

 

            3月  体外受精2回目(顕微授精)

      採卵後、新鮮胚盤胞移植5AA→陰性

 

疲れ果てて、6ヶ月のお休み

 

2017年10月 体外受精3回目

          グレードG3が1個しかとれず、移植中止

 

2018年2月   体外受精4回目(顕微授精)

       桑実期胚1つ凍結

          (のちほど融解して4BA胚盤胞に)

 

半年ほどE2値が整わず、お休み

 

2018年9月  体外受精5回目

         空胞で移植中止

 

         10月  子宮内膜炎検査・子宮鏡検査・子宮内フローラ検査・膣培養検査

      子宮内膜炎→問題なし

      子宮鏡検査→問題なし

      膣培養検査→可もなく不可もなく

      子宮内フローラ検査問題あり

          クレブシエラ97%:抗生剤服用で撲滅

          ラクトバチルス 0.1%ラクトフェリンサプリ服用開始 

   11月 体外受精6回目(顕微授精)

      桑実期胚1つ凍結

 

2019年1月  子宮内フローラ&膣培養の再検査

        ラクトバチルス 27.2%→なんとか合格

 

           3月  凍結胚・自然周期移植(4BA胚盤胞)→陰性

 

          4月   Aクリニックにセカンドオピニオン

       甲状腺機能が引っかかり、チラージン服用

 

          5月  2回目の卵管造影検査(リピオドール)

 

          6月  子宮内膜ポリープ切除術

       Aクリニック初診時に、子宮内膜ポリープの存在を指摘されたため。

 

現在はE2がコントロールできず、お休み中!

 

 

いそひよ 

2019年10月23日 初稿

 

【不妊治療】治療の終わりと、子どもがいない人生を考える

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ここまでで、自己流を含めると足かけ5年以上(不妊治療は丸4年)、妊活と向き合ってきました。

「がんばれば必ず報われる」という類のものではないのが、不妊治療のつらくて、難しいところです。

 

私たち夫婦は、近いうちに治療を終えることを考えています。

5年という期間が長いのか短いのかはわかりませんが、ひとつ区切りをつけて、新しい一歩を踏みだす予定です。

 

不妊治療のために先のばしにしていた住宅購入も決めました。

新しい人生にむかって出発するためです。

治療を完全に終えたら、再就職をする予定です。

 

  

里親制度について

結論から言うと、我が家は里親は考えていません。

かなり早い段階からこの話題は夫婦の間で出ていましたが、話し合うまでもなく、

里親制度は利用しない

という答えで一致しました。

 

私たち夫婦は、「子育て」がしたいのではなく、夫婦二人の血をわけた子どもがほしいと考えているからです。

 

「結局、そこまで子どもがほしいわけじゃないんでしょ?」

という意見もあるかと思いますが、実際そうなのかもしれません。

 

血のつながらない子を育てるというのは、きっと実子を育てることよりも難しく、覚悟のいることだと思っています。

このあたりは、夫婦の数だけいろいろな考えがあり、どれも正解なのだと思います。

ですので、ここで深く持論を展開する気はありません。

 

みんなの優しさに感謝

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私は、子どもがいないことでイヤな思いをしたことが、ほとんどありません

悪気なく不妊治療の進捗状況を聞いてくる夫の上司はいましたが、その人の持つ不思議なキャラクター性のおかげで、特に不快には感じませんでした。

(得な性格ですね)

 

両親の心遣い

両家の両親ともに、不妊治療をしていることを告白していますが、何も言わずに見守ってくれています。

こちらが話すまでは、いっさい治療については触れてきません。

特に夫の母は、

私たちに孫を見せようなんて思わなくていい。

二人が幸せでいてくれることが、私たち親にとって1番の喜びだから

と言ってくれています。

けれど、まったく無関心というわけではなく、私のいないところで、夫に私の体調や心の状態をさりげなく確認してくれているようです。

 

まだ不妊治療を始める前でしたが、一度私の父が

「子どもはまだか」

と聞いてきた時は、母がものすごい剣幕で叱りとばしていました。

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↑実際には暴力はいっさいありませんでしたが、勢い的にこんなイメージでした。

それからは、父も貝になっています 笑

親だけでなく、兄弟や親戚たちも、みな優しく見守ってくれています。

 

周囲の理解が進んだおかげ

周囲の人からも、子どもの有無を聞かれることが、ほとんどありません。

ひと昔前だったら

「お子さん何人いるの、なんで作らないの」

とか聞かれたんじゃないかと思いますが、母世代の人と話をしても、話題にならないことが多いです。

 

たまに聞かれた時に、

「いないんですよ~」

と答えると、みな一様に申し訳なさそうにしてくれます。

申し訳なさそうにしてもらう必要はまったくないのですが、「傷つけたかもしれない」という、その気遣いがありがたいなぁと思います。

 

当たり前には授かれない人がたくさんいて、それがどれだけ苦しいことなのか、世間の理解が進んだおかげですね。

心から感謝しています。

子どもがいない人生を選んでも、きっとこの世の中は、私たち夫婦にとって生きやすい場所であり続けてくれるだろう、と確信しています。

 

子どもがいなくても幸せになれる時代に…

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少し前に結婚情報誌ゼクシィのCMで

結婚しなくても幸せになれる時代に、私はあなたと結婚したいのです

というフレーズがありました。

それを聞いた時、とても心が温かくなったんです。

結婚という道を選択する人も、しない人も、どちらも否定せず、どちらの道でも幸せになっていいんだ、という許しがこめられているように聞こえます。

あのセリフを考えた方は、優しい人なんだろうな、と思わずにいられません。

 

だから、頭の中でこう言い換えてみました。

子どもがいなくても幸せになれる時代に、それでも私はあなたとの子どもを欲しいと思ったのです

不妊治療で結果が出ず、苦しい時期が続きました。

けれど、こう言い換えてみると、なんだかつらい気持ちが少しだけふんわり柔らかくなる気がします。

子どもがいてもいなくても幸せになっていいし、それでも自ら望んでつらい治療に挑んだんだ、と前向きな気持ちになれます。

 

どんなことにも光と影がある

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通っているクリニックのカウンセラーさんと立ち話をした時に、こんな言葉をかけられました。

「どんなことにも光と影がある。

子どもがいるなら、いるなりの光と影が、

子どもがいないのなら、いないなりの光と影がある

 

ハッとしました。

きっと今の私は、

子どもを授かった時の(いいこと)

と、

授からない今の状況の(悪いこと)

にだけ、焦点をあてているにすぎないんだ、と。

 

子を授かれば、その光と同じだけの影(子育ての大変さや心配)がつきまといます。

そして、子どもがいない今の状況は、つらい反面、得られている幸せ(自由)もたくさんある。

本当は、どちらが幸せで、どちらが不幸せかなんて、比べられないんじゃないでしょうか。

どこに目をむけるかの違いだけです。

じゃあ、私は、子どもがいないに注目して生きていこう、そう思いました。

今ある幸せを満喫しなくちゃ、もったいない!

 

子どもの有無に幸せを依存しない人生を

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ある日ふと、子どもがいれば「幸せになれる」というのは、とても傲慢な考え方かもしれない、と思いました。

「子どもがいなくて不幸せ」って言っているうちは、たとえ子どもを授かったとしても、何か別の理由を見つけて「不幸せ」って言うんだと思います。

不幸の口実が、ただ変わるだけです。

そんな不確かな物に振り回される人生なんて、まっぴらごめんです。

 

ないもの・足りない物にばかり目をむけるのではなく、与えられたものの中で精一杯幸せになってやるぞ!

そう思っています。

 

えらそうに言っていながら、まだ完全にできているわけではありませんが、そういう考え方・生き方にシフトしていこうと、強く決意しています。

 

「あきらめる」のではなく、選択する

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年齢的(現在38歳)には、まだもう少し治療を続けることはできますが、あえてもう治療を終えようと思ったのは、

「『子どもを授かれなかった人生』ではなく、『子どものいない人生』を、自分たちの手で選択したんだ。」

という実感がほしかったからです。

他人から見たら同じことを言っているように見えるかもしれませんが、我々には大きな意味を持ちます。

前向きに、夫婦2人で生きていく決意をしたということが、大事なんです。

強がりに聞こえるかもしれませんが(実際、今はまだ強がりです)、私たち夫婦はそう考えることにしています。

いつか、この虚勢が、本物の「強さ」に変わる日がくることを信じています。

 

 


治療を終える時ってけっこうつらいんだろうなと思っていましたが、今はわりと清々しい気持ちでいます。

悔いのない治療ができたかと言われれば、即答はできませんが

自分たちにできることはやりきった!

という自負はあります。

(完全に治療をやめる時には、改めてつらい気持ちになるのかもしれませんが)

そういう意味でも、私たちにとって、まさに今が治療のやめ時なのかもしれませんね。

 

まだ試してみたいことが少し残っていますし、凍結胚移植も控えていますので、希望は捨てずに、残り少ない治療期間を走りぬけようと思います。

 

【不妊治療】病理組織検査の結果、子宮内膜増殖症のうたがい

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長年通ってきたセントマザー産婦人科での治療に行き詰まりを感じ、気分転換に別の病院(仮にAクリニックとします)に並行して通うことにしました。

(両病院には、同時進行で別のクリニックの治療を受けていることは了承をもらっています)

 

卵管造影検査でつまり気味の卵管が通過したものの、ポリープが見つかり子宮鏡検査を受けました。

ポリープは無事に切除できて、「いざ人工授精!」と意気込んでいた矢先、子宮鏡検査の病理組織検査で、子宮内膜増殖症と診断されてしまいます。

その治療のために1周期お休みをして、ピルを服用することになりました。

 

今回は、子宮内膜増殖症について記します。

 

↓子宮鏡検査については、こちらをご参照ください↓ isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

 

子宮内膜増殖症が判明

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切除したポリープや掻爬した内膜は、外部の病理組織検査に出されます。

検査結果は2週間ほどかかりました。

 

ポリープは良性のもので、ガンなどの心配はまったくないとのことです。

 

ただし、病理組織検査の所見の中で、気になるワードが。

それは、「子宮内膜増殖症」です。

 

幸い、

増殖症と明言できるほどはっきりしたものではないが、疑いがある

という程度のもののようです。

つまり、「なりかけ」ぐらいの微妙なかんじといったところでしょうか。

 

子宮内膜増殖症とは 

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子宮内膜増殖症とは、その名のとおり、内膜が異常に厚くなってしまう状態です。

通常、内膜は、周期にともなって厚くなり、生理がきてはがれ落ちる…というサイクルを繰り返しています。

増殖症は、生理がきて剥がれ落ちるはずの内膜がきれいに剥がれきれず

→その上にまた新しい内膜が作られる

…というのを繰り返していき、発症するそうです。

 

増殖症の症状

不正出血が主な症状です。

私の場合は特にそんな症状はありませんでした。

今まで一度も不正出血をしたことがありません。

 

また、増殖して厚くなった内膜がはがれ落ちるので、生理中の経血量が多くなる傾向があるようです。

私の場合、最近はそれほど多くないのですが、昔は多い方でした。

そういえば、タイミング法を試していた最初の婦人科時代に、先生から

「生理の量、多い方でしょ?」

と聞かれたことがあります。

経血量を他人と比べることなんてできないので、「いいえ、普通です」と答えましたが、今思えば、その時から兆候(内膜が厚い)はあったのかもしれません。

セントマザー産婦人科でも「内膜が厚すぎる」と指摘されたことが2度ほどありました。

 

 

増殖症の原因とガン化の確率

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先生の話をまとめると、以下のとおりです。

 

エストロゲンが高い女性に多い

まさに私のことです。

生理3日目で、E2(エストロゲン)が100を超えることが多く、慢性的にエストロゲンが高い状態が続いています。

エストロゲンには、内膜を厚くする作用があるため、過剰な分泌は増殖症の原因になります。

これが今のところ、私にとっての1番の原因だと思われます。

 

通常の増殖症からガンになる確率は、低い(2%ほど)

2%でも高いと思ってしまうのは、私だけでしょうか。

異型細胞がある場合の増殖症(子宮内膜異型増殖症)のガン化率は、20%と高い確率で、子宮体ガンに移行してしまうため、注意が必要です。

 

実は、私の実姉はこの「異型増殖症」から、子宮体がんを発症しており、42歳という若さで子宮を全摘しています。(おかげさまで今は元気にすごしています)

遺伝的な要因があるのかはわかりませんが、今後、私も気を付けなくてはいけません。

思えば、祖母も母も姉も、婦人科系は弱い家系のような気がします。

(先祖はみんな健康でご長寿ですが)

 

増殖症の治療法 

何周期かピルを飲む

基本的には、自然に治ることが多いため、そのまま見守ることが多いようです。

私の場合は、ピル服用を勧められました。

過剰に分泌されているエストロゲンを抑えることで、内膜の増殖を防ぐことができます。

質のいい卵子を採卵するために飲んでいたプラノバール(ピル)は、増殖症対策にもなるということですね。

 

本来であれば、3周期ほど治療をお休みしてピルを飲むようですが、私の年齢を考えるとそんなに悠長に構えてはいられません。

幸い、「増殖症の疑いがある」というレベルのため、1周期だけピルを飲んで様子を見ることにしました。

 

生理5日目から、2週間プラノバールを服用します。

 


 

卵管造影検査で卵管が開通し、子宮鏡検査でポリープを切除して安心したものの、今度は子宮内膜増殖症…

次から次へと問題が発覚します。

本当にうまくいかない身体です。

 

今まで何度か子宮鏡検査をしてきましたが、増殖症を指摘されたのは初めてです。

いまのところ、ガン細胞も検出されておらず、心配することはないようで安心しました。

ただ、姉のことがあるので、今後も気をつけていこうと思います。

 

【不妊治療】3回目の子宮鏡検査・ポリープ切除

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前回の卵管造影検査では、卵管はやや狭窄していたものの、なんとか通過しました。

油性の造影剤(リピオドール)を使用したたため、卵管のお掃除効果が高いことが特徴です。

無事にAクリニックでの人工授精許可がおりました。

 

ただし、その卵管造影検査では、子宮筋腫ポリープの存在を指摘されます。

筋腫に関しては、子宮の外側にできており、妊娠に直接影響はしないということで様子を見ることにしました。

ポリープは、着床を阻害してしまいそうな場所にできていたため、子宮鏡検査で切除することになりました。

 

今回は、Aクリニックでの子宮鏡検査(通算3回目)の様子について、記します。

 

↓初めての子宮鏡検査(@セントマザー産婦人科)については、こちら↓

 

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com
 

 

3回目の子宮鏡検査(Aクリニックでは初)

3回目ともなると、もうすっかり慣れたものです。

緊張もしません。

麻酔で眠った状態なので、安心して受けられます。

 

静脈麻酔なので、前日の23:00から絶飲食でした。

 

術衣に着替え、紙パンツを履くよう指示がありました。

この紙パンツが大きくて…歩くたびに落ちてくるので困りました。

 

点滴の処置をして、手術室へ入ります。

麻酔が入る前に酸素マスク(?)をつけられたのですが、口と鼻をすっぽり覆うタイプだったので、非常に息苦しかったです。

しかも、吸盤のように顔に密着するタイプだったため、顔の皮膚が引っ張られて、

「起きたら跡がついてそう…」

と心配になりました。


麻酔がかかる前から膣内を消毒されて、

「ちょっと待て!寝てからにして!」

と思いました。

消毒って、地味に痛いんですよね。

セントマザー産婦人科では眠ってから処置してくれるので、突然の消毒に面食らいました。

 

麻酔は点滴から入れるのではなく、酸素マスクから出てくるタイプのようです。

そのせいか、効きは遅かったです。

(セントマザーでは点滴から注入するタイプの麻酔なので、いつもあっという間に入眠します。)

 

少しずつ頭がぼんやりしてきましたが、なかなか意識はなくならず、手術室にかかっているクラシック音楽が妙にはっきり聴こえていました。

 

看護師さんに名前を呼ばれて、返事をしたら

「あ、ダメダメ、まだ寝てないわ」

と言われてしまいました 笑

それが2回ほど続きました。


「8ミリ入りましたー」

と言っていたのは、きっと麻酔の量でしょうね。


3回目に名前を呼ばれたあたりで、やっと意識がなくなりました。

音楽が意識を失う直前まで聞こえていたので、五感の中で聴覚が最後まで残るのかもしれません。

 

覚醒後は寒さで震えが止まらず 

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意識が戻ったら、寒くてガタガタふるえていました。

驚くほどふるえが止まりません。

大げさな表現ではなく、ベッドが揺れるくらいの震え方でした。

歯もガチガチなり続けました。

寒くて歯がなるって、小学校のプール以来の経験です。

 

麻酔のせいなのか、本当に寒いせいなのかは、よくわかりません。

調べてみたら、麻酔中・後は、体温の調節がうまくいかなくなるそうです。

麻酔のせいだったんでしょうか。

今まで採卵や腹腔鏡検査など、何度も麻酔は経験していますが、初めてでした。

途中で様子を見にきた看護師さんに訴えて、毛布を追加でかけてもらいましたが、それでも寒気が止まりませんでした。

 

いつのまにか鼻に酸素チューブをつけられていました。

ドラマでよく出てくるやつです。

初酸素チューブです。

麻酔中は、呼吸をコントロールすることが難しくなるため、つけるようです。

セントマザーでは、つけてもらったことはありません。

病院によって、全然ちがうんですね。

 

検査結果

1時間安静にした後、着替えました。

そのころには、謎の震えも止まっていて、痛みもなく体調はいつもどおり万全な状態に戻っていました。

 

先生との面談で、検査の所見について説明を受けます。

ポリープはきれいに取り除けたようです。

(写真を見せてもらいましたが、どれがポリープなのかよくわかりませんでした)

また、内膜を掻爬して、きれいにしてくれていました。

 

次の周期は通水検査で卵管の通過性をさらに高めたあと、人工授精をしてみることになりました。

 

検査後の注意事項と経過

注意事項

避妊

掻爬で内膜をけずっているため、内膜が薄く、妊娠に適した状態ではありません。
そのため、子宮鏡検査周期は、要避妊です。

 

お風呂

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3日間シャワーのみで、入浴は禁止です。

4日後からは湯船につかってもOKです。

今回の検査は初夏だったので、シャワーオンリーでも問題ありませんでしたが、冬だったら寒くてつらいところです。

 

抗生剤

朝夕1錠ずつ3日間、感染症予防のため抗生剤を服用します。

2日目あたりから、お腹がゆるくなり、くだしました。

抗生剤を飲むと、腸内の善玉菌も殺してしまうため、下痢をすることはよくあることだそうです。

過去の子宮鏡検査でも、お腹の調子が悪くなり、服用を中止したことがあります。

(もちろん、病院に電話で確認したうえで中止しました)

今回はなんとか我慢して飲みきりましたが、抗生剤はなかなかつらいです。

 

検査後の経過

検査直後から、出血がありました。

検査後の説明では、

1週間から10日ほど出血が続くことがある

と言われていました。

 

最初は茶色のおりもの程度でしたが、少しずつ量が増えていき、生理3日目くらいの量が3日間ほど続きました。

鮮血もけっこう出て、だんだん不安に。

 

最終的に2週間ほどで、出血は止まりました。

 

子宮鏡検査後の生理は遅れることがある

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子宮鏡検査は、一般的には生理10日目あたりで行います。

生理が終わってから排卵前までの期間がベストのようです。

高温期は内膜が厚くなり、ポリープなどが見えづらくなってしまうからです。

 

私は、排卵が早い(最短で生理9日目)ため、生理終了直後の7日目にしてもらいました。

 

検査後は、生理がなかなかきませんでした。

(いつもは25日周期です)

結局、子宮鏡検査から約1ヶ月後の生理40日目に生理がきました。

避妊の指示を守っていたため、妊娠していないことはわかっていました。

ですので、こんなに長く生理がこない状態に、不安でしかたなかったです。

 

調べてみると、子宮鏡検査では内膜をけずるため、ホルモンバランスに影響を与えるようです。 

そのため、生理が遅れることは、たまにあることなんだとか。

術後に出血がダラダラ続いたことも、関係しているのかもしれません。

いろんな要素がからみあって女性の体内リズムはできてるんだな、と改めて感心させられます。

  

↓次回は、病理組織検査の結果、子宮内膜増殖症と指摘された時のお話↓

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

【不妊治療】3年ぶりの卵管造影検査(油性の造影剤リピオドール)

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3年ほど通院してきたセントマザー産婦人科の治療に限界を感じ、Aクリニックという別の病院にも通い始めました。

Aクリニックは、どちらかというとマイルドな誘発を得意としているクリニックで、高刺激が多いセントマザー産婦人科とは対照的です。

 

もともと低いAMH値が、2年前と比べてそれほど下がっていなかったため、AクリニックでのAIHの許可がおりました。

(ひどく低下していれば、残された時間があまりないとみなして、即体外受精の予定でした)

 

けれど、まずは、卵管が通過しているかを確認しなければいけません。

そこで、3年ぶりに卵管造影検査をすることになりました。

 

Aクリニックでは、リピオドールという油性の造影剤を使用します。

(前回の卵管造影は、水性でした)

メリットもあるのですが痛みは強くなるそうで、前回苦戦した身としては戦々恐々でした。

 

今回は、リピオドールを使用した卵管造影検査について記します。

 

 

3年ぶりの卵管造影

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3年前は両側詰まっていてなかなか造影剤が流れず、途中でバルーンを入れたり造影剤を追加したりなかなか大変な検査でした。

 

↓初めての卵管造影検査については、こちら↓ 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

苦労した結果、両側通りましたが、レントゲン画像を見た院長から

「卵管が肥大している。

これでは妊娠できない!」

と、その場で腹腔鏡検査を言い渡されてしまいました。

 

腹腔鏡検査では、卵巣嚢腫子宮内膜症の軽い癒着をはがしてもらい、異常はなしとのことでした。

手術中の動画を少し見せてもらいましたが、卵管采は柔軟に動いていましたし、卵管水腫のような膨らみもありませんでした。

(卵管水腫とは、卵管が炎症をおこしてソーセージのように膨らんだ状態です。妊娠率は低下します)

 

卵管造影検査(油性造影剤リピオドール)

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※画像はただのオリーブオイルです。

 

今回、Aクリニックでは、油性の造影剤を使用します。

前回、セントマザー産婦人科では水性でやってもらいました。

 

油性の造影剤のメリットとしては、

粘度が高いので、卵管を広げる効果が高い


デメリットとしては、

水性よりも痛みが強い

水性に比べると体外に排出されるのに時間がかかる

そのため、腹部のレントゲン撮影をすると、白くうつってしまうことがあるようです。直近で、健康診断なんかがある場合は気をつけた方がよさそうですね。

 

検査の3時間前から絶飲食

麻酔をするわけではないのですが、3時間前から飲食禁止です。

喉の渇きをとる程度の水分補給は可能です。

ただし、牛乳や粒入りジュースなどは禁止です。

ずいぶん厳戒態勢です。

セントマザーではそんなことは言われなかったのですが、油性の造影剤だからでしょうか。

 

卵管造影の流れ

水性の場合と流れはほとんど変わりません。

卵管造影検査は、生理10日目あたりで行うのがベストのようです。

また、服装はスカートの方が着脱が便利です。

 

バルーンの挿入

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子宮の入り口に、造影剤注入用のチューブと、バルーンを装着します。

バルーンとは風船のような器具で、膣内で膨らませることにより入口をふさぎ、造影剤が外に逃げないようにするものです。

バルーンを入れる時は痛くないのですが、膨らませる時にズーンとした鈍痛がありました。

わりと痛かったです。

 

造影剤を入れて1枚目を撮影

レントゲン室に移動して、造影剤を注入します。

だんだん、ズーンとした重い生理痛のような痛みが広がっていきました。

痛みを確認しながら造影剤を入れてくれたので、

「耐えられなくなったら止めてくれるだろう」

という安心感はありました。

いったん先生が退室し、1枚目の撮影です。

 

造影剤を追加して2枚目の撮影

どうやらまだ通過していなかったようで、造影剤を追加されました。

これがなかなかの痛みでした。

もうムリっというところまでがんばりました。

なんだか気持ち悪くて吐きそうになってきていましたが、我慢しました。

「これ以上追加されると無理かも…」

というところで2枚目を撮影して、無事に終了しました。

 

痛みは

・バルーンを膨らませる時

・造影剤を入れる時

に痛みがあります。

 

3年前の水性の造影剤と比べると、油性の造影剤は確かに痛みは強かったです。

痛いということは、卵管がつまっているということのようです。

つまっていないのであれば、痛みはまったくないそうです。

 

ちなみに、終わった後も下腹部の鈍痛があって、翌日まで軽く出血が続きました。

 

費用は

6,000円でした。

保険適用です。

 

 

検査の結果

レントゲン写真を見ながら、結果を聞きました。

1枚目の写真は、両卵管とも造影剤が流れていませんでした。

やはり、つまっていたようです。

しかし、2枚目は、両側ともしっかり卵管が写っていました。

 

以下、先生の所見です。

完全に塞がってはないけど、狭くてなっていたところもある

今回の検査で、いちおう通過したので、だいぶん通過性はよくなったはず

今後、AIHの前に通水検査をして、もう一度卵管の治療をした方がよい


着床場所にポリープらしきものが2個ある

→早急に、子宮鏡手術をして切除した方がよい

 

子宮筋腫らしきものが見える

→子宮の内部ではないので今すぐ影響を与えるものではない。とりあえず静観してよい。

 

子宮鏡検査が決定

総括としては、狭くなっている部分はありますが、完全に閉塞しているわけではないのでAIHも可能、とのことでした。

その前に、子宮鏡によるポリープ切除と通水検査をすることになりそうです。

半年前にセントマザーで行った子宮鏡検査では、ポリープは見当たりませんでしたが、急に出現するものなんですね。

通算3回目の子宮鏡検査になります。

年1回のペースで、ポリープをとっている計算です。

(掻爬1回、切除2回)

 

私のようにエストロゲンが高い人は、ポリープができやすいようです。

 


 

リピオドールは、やはり痛みは強かったです。

終わった後も、鈍痛と出血がしばらく続きました。

 

けれど、無事に卵管が通過したため、AIHでの治療が可能になりました。

子宮鏡検査でポリープを切除するのが先のため、実際に人工授精をするのはまだ先になりますが、痛みにたえた甲斐がありました。

 

↓次回は、3回目の子宮鏡検査について↓ 

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【不妊治療】Aクリニックの検査結果と、フラジール膣錠

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初の凍結胚移植(4BA拡張期胚盤胞)が陰性に終わり、治療に行き詰まりを感じていました。

そして、そろそろ治療を終えることも視野に入れ始めていました。

 

最後に納得のいく治療をしたいと思い、セントマザー産婦人科とは別の病院へ、気分転換も兼ねて行ってみました。

(仮にAクリニックとします)

 

Aクリニックの初診では、私の「卵胞の発育が早すぎる&排卵が早すぎる」という状況について、

一度しぼんだ古い卵胞が、再びよみがえっている

疑惑を唱えられました。

前の周期の古い卵胞なので、採卵しても質は悪いそうです。

理由はわからずにやっていた

プラノバールを飲んでE2を低く制御する

という行為は、たまたまこ古い卵胞の復活を阻止していたようです。

 

自分の症状についてずっと疑問に思ってきましたが、なんとく謎がとけてきたような気がします。

そういう意味では、Aクリニックへ行ってみてよかったです。 

 

Aクリニック初診はこちらからisohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

 

2回目のAMH検査

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AMH検査の結果は0.67(44~46歳相当)でした。

2年半前の数値は0.76です。

強い誘発をしてきた割には大きく下がってはないので、とりあえずは安心しました。

先生も

「セントマザーは強い誘発をすることで有名だから、大幅に低下していると予想していたけれど、思っていたよりも下がっていなかったのでよかった」

と安堵していました。

 

それでも、年齢の割にかなり低いことに変わりありません。

先生いわく、腹腔鏡手術(3年前)の処置が影響を与えている可能性があるとのことです。

「卵巣に悪影響を与えることもあるから、腹腔鏡はちゃんと考えてやらないといけないんだよね」

ということです。

 

私はセントマザーで腹腔鏡検査をして卵巣嚢腫を取り除いてもらいました。

AMHは腹腔鏡検査の後にはかったので、低AMHの原因がそこにあるのかはわかりません。

ただ、その前から卵巣機能が低下している兆しはあったので、腹腔鏡検査をする前からAMHは低下していたのではないかと思います。


セントマザーでは、

「とりあえずやっとくか」

っていうくらい軽いノリでラパロを勧められますが、やればいいってもんじゃないのかもしれませんね。

 

甲状腺機能がやや亢進

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初診時に、甲状腺ホルモンの数値を調べるために、採血で検査していました。

TSHが4.1でした。

日常生活には全く問題ないレベルですが、妊娠を目指すのなら3.5以下にしたほうがいいらしいです。

数値を下げるために、チラージンという薬を処方されました。

1日1錠を、妊娠するまで毎日服用します。

 

半年前にセントマザーで不育症検査をした時は1.6で問題なくクリアできていたのに、甲状腺ホルモンって短期間に変動するものなんですね。

 

検査で問題がなかった人でも、移植する前には、一度検査しなおしておいた方がいいのかもしれません。

 

その他の検査

リウマチ

膠原病

クラミジア

すべて陰性でした。

 

クラミジアは、タイミング法を試していた病院でも検査をしていて、陰性でした。

その時の検査方法は、膣の分泌物を採取して、その中にクラミジアが存在するかどうかを調べる検査でした。

けれど、それでは、現在の状況がわかるだけで、過去にクラミジアに感染したことがあるかどうかまではわかりません

そこで、初診時に血液検査をして、血中にクラミジアの抗体があるかどうかを調べてもらいました。

抗体があれば、過去に感染歴があるということになります。

 

過去に感染したことがあるのか、まったく感染歴がないのかでは、意味合いがちがいます。

過去に感染したことがあれば、今感染していなくても、すでに卵管がむしばまれている可能性もあります。

卵管がクラミジアに感染すると、卵管の中の絨毛が破壊され、受精卵を子宮に運べなくなってしまいます。

ですので、その場合は、体外受精に進んだ方が確実なようです。

 

クラミジア検査は、膣の分泌物(おりもの)よりも、血液検査の方を強くオススメします。

 

卵管造影の結果しだいで、AIHにチャレンジ

 

AMHは2年前に比べて、それほど低下はしていませんでした。

ですので、とりあえず卵管造影をしてみて、その結果次第でAIH(人工授精)を試してみようということになりました。

卵管がつまっていれば、体外受精一択です。

通過していれば、人工授精を試します。

 

もちろん、前周期からプラノバールを飲んでE2が上がらないようにし、古い卵胞が復活するのを防いだ上での、人工授精を予定しています。

 

久々のセントマザーでE2をはかる

セントマザーで指示されていたとおり、マーベロンを14日間飲み終わり、4日後に生理がきました。

Aクリニックで卵管造影の予約はしているものの、E2の数値が知りたかったので、セントマザーへ行きました。

 

今回のE2は49

いちおう一般的には正常の範囲内ではあります。(正常値は10~70程度)

けれど、私の場合は、経験上10~20代の範囲内でしか、いい卵子はとれません。

(50の時は空欄や質の悪い卵子しかとれません)

 

E2が30までの時に卵巣機能をコントロールできているとみなして採卵に進むと決めているので、今回は治療は見送りです。


先生といろいろ話し合った結果、生理7日目から14日間マーベロンを飲んで、また調整することにしました。

 

ちなみに、胞状卵胞は

左に3個

右はよくわからない

とのこと。

最近右が元気がないので、右にはがんばってもらいたいです。

(採卵において、良好胚は右卵巣からしかとれていません)

 

2病院での今後の治療は

せっかくのお休みなので、ガードネレラ対策のフラジール膣錠を使った後に、膣培養検査(3回目)をすることになりました。

ガードネレラは、2回目の子宮内フローラと膣培養検査で検出された細菌です。

ラクトフェリンサプリのおかげで善玉菌・ラクトバチルスは増えていたため、再検査はしなくてもいいと一度言われていましたが、念のため検査することにしました。

ガードネレラ対策をした上で移植をすればもしかしたら…という後悔もあったのです。

 

子宮内フローラ検査は費用も高いため、フラジール膣錠を使用してみてとりあえず膣培養検査がクリアできれば、子宮内のガードネレラも撲滅されたと考えていい、ということでした。

 

子宮内フローラと膣培養の再検査結果については、こちらをご参照ください。 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com


 

フラジールラクトバチルスに影響を与えないということで、一安心です。

膣錠を使い終わって10日後くらいに検査をするとのことです。

 

今周期はAクリニックで

チラージン処方甲状腺ホルモンを下げるため)

卵管造影

 

セントマザーで

フラジール膣錠(子宮と膣のガードネレラ対策)

マーベロン服用

膣培養再々検査

 

を行う予定です。

 

今のところセントマザーでこのまま治療を継続するか、新しいクリニックに転院するのかはっきり決めきれず、差し支えのない範囲で両方に通ってみることにしました。

 

それぞれの病院には、別の病院に同時に通っていることは報告して、了承を得ています。

本来であれば、一貫した治療を受けるためにも、ひとつの病院にしぼった方がいいのだと思います。

しかし、私の場合はもう治療の終わりが見えていて、

「最後に自分の思うとおりに治療がしたい。

両方に通って、自分がやりたい方の治療を受けさせてほしい。」

とお願いしました。

快く了承してくださった両病院には、とても感謝しています。 

 

フラジール膣錠

1日1錠を7日間を処方されました。

使うタイミングとしては、就寝前がベストのようです。

すぐに起き上がると、出てきてしまう可能性があるからのようです。

使い方 

まずは手を清潔にし、水分をしっかり拭き取る

できるだけ奥まで(指一本分)入れる

(水分に触れるとすぐにシュワシュワ発泡するので、できるだけ手早く済ませる)

終わったら手を洗って終了

使用感 

フラジール膣錠は丸くて平べったい、お皿のようなタブレット型です。

(こどもの頃に好きだったお菓子のハイレモンみたいな形です。)

元々膣に入れる前提で作られているはずなのに、非常に使いにくかったです。

丸っこく作ってほしい…。

なぜに円盤型?

 

移植後の黄体補充で使ったウトロゲスタンカプセルの入れやすさを改めて痛感しました。

 

膣内で発泡するタイプの薬なので、空気がたまに出てくるのがわかります。

使い終わって10日〜14日後に膣培養再々検査をする予定です。

 


 

Aクリニックとセントマザー産婦人科を両天秤にかける形で、治療をすることになりました。

相変わらずの低AMHではありますが、大きく数値は下がっていなかったので、AIHの許可もおりました。

あとは、卵管造影検査しだいです。

3年ぶりなのですが、前回は両側が閉塞していてなかなか造影剤が入っていかず、先生のお手をかなりわずらわせてしまいました。

はたして、今回はスムーズにいくのでしょうか。

 

次回は、油性の造影剤・リピオドールでの卵管造影検査について記します。

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【不妊治療】他のクリニックを受診&DHEAをゲット(今さら)

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移植直後の生理で、E2が200を超えてしまい、3週間マーベロンを飲んで調整することになりました。

次のセントマザー受診までに3週間ほど時間が空いたので、なにかできることはないか考えました。

 

不妊治療に行き詰まりを感じていたので、夫のすすめで気分転換に別のクリニックへ行ってみることにしました。

 

 

気分転換に別のクリニックへ

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夫と話し合い、
「最初は

セントマザーで授かれなかったら仕方ないね』

という気持ちで通い始めましたが、3年間通院して、移植の件での不信感もあり、行き詰まりを感じ始めていました。


「せっかくだから、お休み(E2異常高値のためマーベロンを服用で強制リセット中)している間に、他の病院に話を聞きに行ってみたらいいんじゃない?」
と、夫が勧めてくれました。

そこで、前から気になっていた病院に初診予約を入れてみました。

 

私が一番気になる症状は、やはり
卵胞がフライングして発育してしまうこと
これに尽きます。
わたしの不妊の原因はここに集約されるんだと思います。

 

前回の記事にも書きましたが、他院の無料メール相談でも、そこが原因だと返信がきました。

(今回行ってみたクリニックは、無料メール相談をしてくれたクリニックとは、別の病院です)


他の病院に行ってみて納得できる説明や治療を提案してくれたらラッキーですし、やっぱりセントマザーがいいやって思えるのならそれはそれでいいかな、という軽い気持ちで受診しました。


初診予約をしてさっそく、
今までの治療歴
今までの検査履歴とその結果
今までの体外(顕微)受精の成績
をパソコンにまとめ、印刷。
今までしてきた検査結果の用紙を集め、とりまとめました。 


初診当日

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優しそうな先生で、ひととおり今までの治療歴などを話した後、気になっていることを質問しました。


高温期に次の周期の卵胞が育つことで、着床が阻害されているのではないか?

→高温期に次の周期の卵胞がフライングして育つことは考えにくい。

前の周期にいったんしぼんだ卵胞が、再び蘇ってきている可能性が高い

古い卵胞なので、排卵しても妊娠する可能性は低い。

それが原因ではなかろうか。

 

と言われました。

 

通常、生理期には、胞状卵胞といって数個の排卵候補の卵胞が発育する準備をしています。

そして、その中の1~2個(主席卵胞)だけが排卵し、それ以外の卵胞はしぼんで淘汰されます。

私の場合、

そのいったんしぼんだ卵胞が、なんらかの理由で再び息を吹き返して、育ってしまうのではないか

ということのようです。

 

改めて検査をする

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セントマザーでもひととおり検査はしていましたが、まだやっていないもの、もう一度検査しておいた方がいいものも含めて、血液検査をすることになりました。

 

また、2年ほど前にはかっていたAMH検査も、もう一度測ってみた方がいいと言われました。

採卵で強い誘発を繰り返しているため、卵巣機能はさらに弱っている可能性が高いそうです。

もしも、AMHの数値がさらに低下しているようであれば、それも踏まえて今後の治療を考えていかなければいけません。

 

AMH検査については、こちらをご参照ください。

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行った検査は、 

プロラクチン検査(3年前に検査済み)

甲状腺検査

(半年前にセントマザーの不育症検査でもやっていて、その結果を持参していましたが、なぜか再び検査されました)

クラミジア抗体検査

(オリモノでの検査はやっていましたが、今回は採血での抗体検査です)

・RF(リウマチ)

・抗核抗体(膠原病)

 

治療方針について

 「体外受精にこだわっているわけではなく、AIHでもタイミングでもかまわない。

初心にかえって、広い視野で治療を受けたい

ということを伝えると、

AMH検査の結果次第ではすぐに体外受精にチャレンジした方がいいし、まだ余裕がありそうだったらE2のコントロールをした上でAIHという手もある

とのことでした。

 

比べるのもどうかと思いますが、他院に来てみて、改めてセントマザーは受付や看護師さんのスキルが高いなぁと感じました。

テキパキ度がちがう!

採血の手技のスピードがちがう!

不満に感じる部分はありますが、やはりすばらしい病院であることを痛感しました。


このクリニックは、セントマザーとはちがって平和な雰囲気でリラックスできます。

転院するかはもう少し考えて決めますが、もしその時がきたらこのクリニックでお世話になろうと思いました。

 

DHEAを今更ゲット

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以前からDHEAを飲んでみたいと思いつつ、病院から特に提案されなかったのと、高温期のE2が高いわたしが飲んでいいものなのかがわからず、ずっと躊躇していました。


でも、せっかくならいろいろ試して不妊治療を終えたいという思いもあり、セントマザーに取り扱いがあるのかをメールで問い合わせました。


すると、
現在の在庫限りで販売を終了する。
診察なしで購入可能。
1日2錠、1本で3ヶ月分

金額は7,560円」
という返信がきました。


在庫がかなり少なくなっているということで、購入希望本数(2本)を伝えたら、親切に取り置きしてくれました。

セントマザーのメール担当の方、いつも神対応です。

で、慌てて翌日受け取りに行ってきました。

 

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専門家の記事を読むと、わたしのような高温期から卵胞が育ってしまうタイプは、飲み方に気をつけなくてはいけないようです。
例えば、高温期だけ服用をやめたり、量を減らしたり…工夫がいるようです。

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自分の身体と向き合って、調整していこうと思います。

とりあえず、1日2錠・合計50mgを飲んでみようと思います。

 

DHEAを飲むとニキビができやすくなるようです。

確かに、飲んですぐに肌が少しだけ荒れました。

普段は肌だけは強く、滅多に調子が悪くなることはありません。

けれど、すぐに治ったので、体が慣れたのだと思います。

 


 

転院するかどうかの決心はつきませんでしたが、他のクリニックに行くことはいい気分転換になりました。

病院によって治療に対する考え方や方針は異なるので、いろんな意見を聴くためにも、別の病院に行ってみるのはいいことだと思います。

 

次回は、今回受けた検査の結果説明です。 

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【不妊治療】他院の無料メール相談を利用・早期卵胞発育

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貯卵で2個の凍結胚のうち、4回目の採卵でとれた桑実期胚を移植することになりました。

移植日にあわせて融解し、1日培養した結果、4BAの拡張期胚盤胞にまで成長してくれました。

2回目の採卵でできた5AA孵化胚盤胞に比べると、質はやや劣りますが、いい胚だと培養士さんには言われていました。

けれど、結果は陰性…

 

慎重に移植を進めたいという希望を伝えていたにもかかわらず、それがうまく伝達できておらず、内膜が薄い(8ミリ)中での移植になってしまいました。

内膜だけが原因ではないということはわかっていますが、とても悔いが残ります。

 

陰性でショックを受けて猛省している記事は、こちら。

 

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高いE2で、お休み周期

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ウトロゲスタンによる黄体ホルモン補充を終えて、3日後に生理がきました。

生理2日目にセントマザーを受診。
「E2値が10~20代であれば、採卵希望」

と問診票に記入しました。

 

採血の結果、E2は200を超えていました。

なかなかの高い数値です。(一般的には20~70程度が正常値です) 
内診で左に14mmほどの大きな卵胞があり、これが高E2の原因のようです。

遺残卵胞なのでしょうか?

でも、排卵も確認しましたし、移植時にはエコーで残った卵胞がないことを確認できています。

これは遺残卵胞ではなく、高温期の途中からフライングして育ち始めてしまった卵胞なのでしょうか。

やはり、脳の司令と身体が噛み合っていないように思います。

 

生理5日目からマーベロンを14日間飲んで、強制的にリセットすることにしました。

 

ひとつのひらめきと仮説

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お会計を待っている間に、ふとある疑問が湧いてきました。
移植後の高温期(着床時期)に、育つはずのない卵胞が育ってしまう
胚の着床を阻害しているのではないか?

 

E2が高温期にあがってしまうことで、着床を阻害している?

素人の推測にすぎませんが、
次の周期の卵胞を育てようとする力」⇔「着床しようとする力
これはきっと真逆の作用なんじゃないかなと思います。
妊娠したら次の卵胞なんて育てなくていい訳ですから。

ちょうど、上のように綱引きをしているイメージです。

そして、私の場合は、「次の周期の卵胞を育てる力」の方が強いのではないでしょうか。

排卵直後からプラノバールを飲まないとフライングして卵胞が育ってしまうことから、着床時期にはすでに「次の卵胞を育てる力」が強く作用しているんじゃないかと思います。

そして、その結果、子宮が着床に向かない状態になっているのでは?と思います。

 

いつもE2を下げる目的で排卵後に服用しているピル(プラノバール)は、結果として、その「次の周期の卵胞を育てようとする力」を抑える働きをしているんだと思います。

 

足りないのは黄体ホルモンではなく、卵胞ホルモン(エストロゲン)?

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プラノバール黄体ホルモンと卵胞ホルモンの合剤です。

つまり、私の場合、高温期には黄体ホルモンだけでなく卵胞ホルモンの補充も必要ということなのかもしれません。


移植のホルモン補充周期は、
最初は卵胞ホルモン(エストロゲン)を補充

途中で卵胞ホルモン➕黄体ホルモン補充

になるので、後半は、プラノバールと同じです。
(そう考えると、ホルモン補充周期はカウフマン療法に似てますね)

 

 

素人の勝手な分析なので、まちがっているかもしれませんが、私には高温期のエストロゲン補充が必要な気がします。

改めて、今回は自然周期ではなくホルモン補充周期で移植するべきだったな、と思いました。

 

病院にたいして思うこと

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私が

「もっと考えて移植していれば…。軽率なことをしてしまった…」

と自分を責めていると、夫が一言。

「そんなの、本当は病院の仕事なんじゃないの?

そもそも、患者の我々が自分で考えて行動する部分が多すぎない?」

ハッとしました。

 

夫は前から感じてはいたそうなのですが、確かに患者自身が自分で考えて分析して判断しないといけない部分が多すぎる気がします。

自分に最適のホルモン値

採卵直前の最適なE2値

最適な移植方法

プラノバールの服用・服用期間

などなど


実は、私の場合、ほとんど自分で調べて治療方針を考え出しているんですよね。

E2が低い時にいい胚ができる、ということも、自分で突き止めました。

むしろ「E2よりもFSHの数値の方が大事!」という医師(前主治医)を説得してE2のコントロールを無理やりしてもらっていました。

前主治医の話を鵜呑みにして、そのまま治療を続けていたら、きっと私はひとつも胚盤胞を得られないまま、無駄な採卵を繰り返し、あっという間に資金が底をついてあきらめていたにちがいありません。

こういったことは、もっと病院が「分析して、考えて、患者に提案」してほしいところです。

どこのクリニックもこんなもんなのでしょうか?

 

だから、もうウジウジするのはやめました。

私は自分のできることをしっかりやっている

自分を責めることはなにひとつない

そう思っています。

もちろん、今後も自分でできる努力はもちろん最大限しますし、これからもするつもりでいます。

 

他院の無料メール相談を利用

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無料メール相談をしているクリニックに、私のように、

高温期にE2があがって卵胞が育ってしまうケースの治療方法はどうしたらいいのか

を相談してみました。
すぐにドクターから、とても丁寧でわかりやすい長文のご返信をいただきました。

 

①生理3日目までのE2が100を超えるようなケースは、ほぼ間違いなく遺残卵胞ではなく早期卵胞発育という状態だと思われる。
→卵巣機能が不安定な状態で、前周期の高温期からFSHが上がってしまうため、フライングして卵胞が発育してしまう状態


②採卵するのであれば、前周期からプラノバールかスプレキュアで卵巣機能をコントロールするのがベスト


③卵巣の状態が不安定なため、新鮮胚ではなく、凍結胚移植が望ましい。


④採卵だけではなく、移植時も前周期からプラノバールかスプレキュアで不安定な卵巣機能をコントロールし、ホルモン補充による移植をオススメする。
場合によっては自然周期でも移植可能かもしれないが、基本的にはホルモン補充が好ましいと判断する。

実際に診察をしたわけではないのでこのくらいのことしか言えないが、当院ではこういう治療を提案します。

 

わたしのつたない短文メールに対して、治療方法まで丁寧に返信してくれたことに感謝です。

  

E2が高い状態を、セントマザーではずっと
「遺残卵胞だ」
の一言で片付けられてきましたし、何度訴えても相手にしてもらえませんでした。
けれど、他の病院の先生からあっさり認めてもらえて、なんだか力が抜けました。

「早期卵胞発育」という言葉は初めて聞きましたし、ネットで検索してもあまりひっかからないので、それほどメジャーな症状ではないのかもしれませんね。

そうであれば、セントマザーの先生があまり問題にしなかったのも少し納得はできます。

 

このクリニックは遠方なので転院することは難しいのですが、提案してくださった治療方針を指針にして治療をしていこうと思います。

 


 

ずっとひっかかっていた私の症状(卵胞の発育が早すぎる・排卵が早すぎる)が、「早期卵胞発育」であると指摘されました。

なんだか、胸のつかえがとれた気がします。

今後の私の治療方針が固まりました。

 

次回は、気分転換に別のクリニックへ行ってみた時の話を記します。

 

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【不妊治療】(通算3回目)初の凍結胚移植・陰性と、反省点

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自然周期での凍結胚移植をしました。

融解した桑実期胚は、1日培養して4BAの拡張期胚盤胞にまで成長していました。

無事に移植できたものの、内膜が8ミリと薄く、ショックを受けます。

「内膜の調子が万全でなかったら、無理をせずに中止しよう」

と主治医と決めていたのですが、移植決定の診察はたまたま別の先生でした。

内膜をはからないまま移植をしてしまい、不安を抱きながら、移植後の生活を送りました。

 

結果は、陰性でした。

内膜の薄さのせいかはわかりませんが、貴重な胚盤胞を宿せず、悔いが残りました。

 

自然周期での凍結胚移植が決定 

凍結胚移植当日の流れ

 

 

真っ白な陰性

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BT14が病院での妊娠判定です。

ワンクッションおきたかったので、前日のBT13に自宅で検査薬をしました。
見事に陰性

うっすら線が出る、なんてこともまったくない、潔い陰性でした。

まったく自覚症状もなくて、なんとなくわかってはいましたが、大切な卵を無駄にしたショックは大きかったです。


せっかくの4BAのタマゴ…
2年前の5AA胚盤胞移植と同じく、またもや宿してあげられなくてごめんなさい。

申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


今回の移植は、指名している主治医の先生がやってくれました。

一言もわたしの状態に言及しませんでした。
いい時は「いい状態だよ」って声をかけてくださる先生なのに、です。
きっと排卵確認時の診察が主治医の先生だったら、移植キャンセルを勧めたんじゃないかなと予想します。

排卵確認の時は、たまたま主治医がお休みだったため、別の先生に診てもらいました。

 

わきあがる後悔の念と反省点

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たら・ればの話になりますが、

自分で考えていたとおり、自然周期ではなく、ホルモン補充周期にしていたら…
排卵確認の時に「内膜は測ってくれましたか?」ってちゃんと聞いていれば…
と、とにかく後悔しかない移植でした。

 

今回の反省点をいかして、今後は


①移植はホルモン補充周期で!

40歳以下の場合、自然周期の方が出産率は高いようです。

そういった経緯で、今回の移植は自然周期になったのだと思います。

(この時、私は37歳でした)

 また、やめたいと思った時にすぐに中止しやすいよう配慮してくれたのではないかと思います。

自費の高額な薬剤を使うホルモン補充周期だったら、かかった薬代のことを考えて、なかなか中止しづらかったにちがいありません。

 

けれど、私はもともと生理周期もどんどん短くなっていて、E2の数値が暴走することも多く、卵巣機能はかなり弱い体質です。

ですので、自然周期ではなく、ホルモン補充をして安定させた方がよかったのではないかと考えています。

 

今後の移植は、ホルモン補充周期で行おうと思います。

少し出産率は下がりますが、まずは着床をめざさなくてはいけません。

 

②すべて主治医に診てもらう

できうる限りいつも指名している主治医に診てもらえる日に通院できるよう、病院に伝えるつもりです。
(今回排卵確認で他の先生に診てもらって、内膜計測忘れという大きなミスがあったため)

卵胞の発育は不確かで、いつも主治医に診てもらえる保証はありません。

けれど、主治医のお休みの日に受診の日があたってしまった場合は、できる範囲で診察日をずらしてもらうようにします。

 

病院への不信感が爆発

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今回の移植はセントマザーに対して不信感を強く感じた周期でした。

前から少しずつたまっていた不満が、陰性のショックと相まって、爆発してしまったのです。


移植前の排卵確認で、内膜の厚さを測らないって、普通なんでしょうか。
内膜の厚さって、胚の質と並んで、かなりの重要ポイントだと思います。

主治医は、

「内膜などが万全でない場合は、無理をせずに移植を中止する」

とカルテに書き込んでくれていました。
こちらは当然測っていて、その上でGOサインが出たんだと思っていました。

 

プロに対して、診察のたびにいちいち
「内膜測ってください!」
とか、患者が指示しないといけないものなんでしょうか。
みんながみんな、卵が順調に採れるわけじゃないんです。
わたしみたいな、うまくいかない人もたくさん来る病院のはずなのに。

 
もちろん、内膜が厚くても、今回着床したかどうかはわかりません。
けれど、今後こどもを諦めることになった時のためにも
「これでダメなら仕方ない!」って思える治療をしたいのです。

そのために、できる限り万全な状態で移植をしたかったのです。

 
今後は診察時に逐一こちらの意思を伝えていこうと思います。
「当然やってくれるだろう」
という甘えは、いっさい捨てようと思いました。
うるさがられたってかまいません。
自分が後悔しないためにも。

 

 


この陰性は、本当にこたえました。

一度でいいから、妊娠検査薬の2本ラインを見てみたいです。

補足ですが、主治医の先生やスタッフの方は本当にすばらしく、信頼しています。 

一組織として、院長を筆頭によく統制がとれていて、とてもいい病院だと思っています。

ただ、大きくて患者の多い病院のため、しっかりじっくり診てくれるといったかんじではありません。

(私の個人的な感想なので、通院している方全員がそう感じているわけではありません)

そのため、やはり自分でしっかりした意志をもっておかなければ、流されたまま治療を進めてしまうことになりかねません。

不妊治療において1番大事なのは、自己管理能力だと痛感した出来事でした。

 

【不妊治療】凍結胚移植当日(4BA胚盤胞)・ウトロゲスタンで黄体補充

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貯卵で凍結胚が2個たまり、 子宮内フローラ再検査で改善の兆しが見えたので、いよいよ移植をしてみることになりました。

 

今回は、自然周期での移植です。

無事に排卵日も特定することができたため、移植日が確定しました。

 

ただ、排卵確認の時に内膜をはかっていない様子だったのが、気がかりでした。

(たまたま指名している主治医がお休みだったので、別の先生に診ていただきました)

低AMHでなかなか卵子がとれないため、貴重な凍結胚です。

指名している主治医の先生とも話して、

「内膜が薄かったり、適さない状態だったら、無理をせずに中止しよう」

と話していました。

カルテにも書き留めてくださっていたので安心していたのですが、油断していました。

 

今回は、通算3回目・初の凍結胚移植当日の様子について記します。

 

 

 

移植日当日 わきあがる不安

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この日は木曜日(午後休診)のため、10:30に来院指示がありました。

電話での事前確認などが一切ないため、
・無事に融解できたのか
・ちゃんと胚盤胞まで育ったのか

などは、行ってみないとわかりません。

今の技術ではほとんどないようですが、融解時に胚がダメージを受けて壊れてしまい、移植できないケースもあるようです。
本当に移植ができるのか、不安を抱えながらセントマザーへ向かいました。

 

前回の排卵チェックの時に内膜の厚さを聞くのを忘れてしまい、果たして移植に向く厚さなのかも不明です。
(そもそも測ったのかもわかりません)

 

今まで内膜が薄いという指摘はされたことがないものの、厚いと言われたこともないので…不安です。

溶かしたものの、「移植には向かない内膜です」とかはイヤだなぁ
再凍結は、胚が受けるダメージが大きいので避けたいです。

 

移植直前 胚盤胞のグレード

まずは血液検査で、黄体ホルモン(P4)の数値をはかります。

結果は、移植の最中に教えてもらいます。


採血の後は、培養士さんとの面談です。
胚のグレードがわかる、1番ドキドキする瞬間です。

桑実期胚は、無事に拡張期胚盤胞にまで成長していました。
グレードは4BAです。


前回の5AA(2回目の体外受精時)には届きませんでしたが、無事に成長してくれていました。

卵の状態を確認したら緊張がすっかり解けて、あとはけっこうリラックスしてすごせました。
もうすでに終わった気分です。

 

培養士さんとの説明の後から、トイレ禁止で尿だめが始まります。

 

エンブリオグルー希望

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今回は初のエンブリオグルーを希望しました。

エンブリオは胚、グルーはのり、という意味ですね。

ヒアルロン酸でできた培養液で、移植時に使用します。

その名のとおり、内膜に糊のようにくっついて着床しやすくするものです。

先日のフローラ再検査の結果が100点満点というわけではなかったので、
ヒアルロン酸で胚を保護してあげたら少しはちがうんじゃないか?
と思ったからです。


ラクトフェリンも引き続きしっかり飲んでいるので再検査結果(ラクトバチルスが27%)からは、さらに改善はされているとは思います。

胚にとって過酷かもしれない子宮内環境を少しでも快適にしてあげたいところです。

 

移植はあっという間

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「本当に移植できたの!? 」
というくらいあっという間に終了しました。
5分くらいでしょうか。

膣内を消毒→子宮にチューブを入れる→エコーを確認しながら移植

という流れです。

エコーでお腹を抑える時に少し苦しいくらいで、痛みはほぼありませんでした。

移植の様子をモニターで見せてくれるクリニックもあるようですが、セントマザーにはそんなサービスはありません。

 

内膜が薄い!

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P4が10.61と少なめなので、膣剤(ウトロゲスタン)で補充することになりました。

(15くらいあれば正常のようです)
やっぱり黄体機能不全なんだな と、再認識させられました。


内膜は移植する時に計測しました。
まさかの8.1mm排卵5日目なのに薄すぎない!?
調子がいい時は、排卵時にすでに12mmあるのに…

10ミリ以上が好ましいと聞いていたので、いっきに不安になりました。


前回の排卵確認の時に、測っている様子はありませんでした。

当然測っていて、その上で移植へGOサインが出たものとばかり思っていましたが、やはり計測していなかったのだと思います。


今回の採血の時に、カルテをちらっと見る機会があったのですが、内膜の厚さは書かれていませんでした。

排卵確認の診察の時の疑問は、当たっていたようです。

内膜はかっていない疑惑の記事はこちら。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com

 

移植にあたって、内膜の厚さはかなり重要なポイントだと思うのです。

そこも含めて診察してくれているとばかり思っていました。

「内膜を測ってください。薄かったらキャンセルでお願いします」

ってイチイチこちらから言わないといけないのかな…
プロに対してそこまで伝えないといけないって、どうなんだろう?
貴重なタマゴだから、移植は慎重にしたかったのに…しかも良好胚…
(ちなみに、排卵確認をしたのは、いつも指名している先生ではなく、別の先生です)

 

セントマザーの治療姿勢に久々に疑問を抱きました。

こうなってくると、2個移植ではなく、1個移植にしたのは正解だったと思います。

(培養士さんは2個移植を勧めていました)

 

会計

・長期培養(1日)→1万円
エンブリオグルー→1万5,000円
・膣剤(ウトロゲスタン)15日分→1万7,000円

も併せて、トータル約21万円

 

妊娠判定はBT14の予定です。

 

ウトロゲスタンで黄体補充

黄体ホルモン不足(移植日に10)のため、ウトロゲスタンカプセルで補充します。

移植後に自宅で膣内のガーゼを抜いてから、さっそく1回目の膣錠を入れました。

 

 

使用方法

初めての処方だったので薬剤師さんがとても丁寧に使い方を教えてくれました。

 

・1日3回
・挿入後30分は安静
・最低4時間は空ける
・できるだけ等間隔に入れる

ということだったので、

6:00

14:00

22:00

にアラームをセットしました。

 

使用感

採卵前にいれるクロマイ膣錠よりも、まるっこくて小さくてツルツルしているので、すべりがよくてとても入れやすいです。

苦手な私でも、すんなり入れることができました。

すべての膣剤がこんな風な素材だったら、助かるんですけどね。

 

挿入後は少しおりものが増え、膣剤の残りカスが出てくることがあるというので、布ナプキンを使用しました。
けれど、思っていたよりもおりものは少なくて、おりものシートで充分でした。
ただ、白い残りカスがたくさん出てきます。
まるごとでてきた場合は入れなおす必要がありますが、ある程度出てくるのは仕方がないようです。

 
膣に直接作用するから、効き目が早いです。
使い始めた翌日から体温がぐっと上昇しました。

排卵を確認した直後に体温はやや上がったものの、上がりきらずにいつもよりやや低めで推移していたので、やはり今回は黄体ホルモンが足りなかったようです。

 

胸も使用後すぐにチクチク痛み、移植したその日の夜中は気持ち悪くて目が覚めました。 
ウトロゲスタンの副作用に吐き気は書かれてはいませんが、黄体ホルモンが体内に急激に増えたから身体が反応したのではないかと思います。

 

ウトロゲスタンの費用

噂には聞いていたけど本当にお高いです。
1週間分で約8,000円!
妊娠していたとしたら、セントマザー卒業(9週くらい?)までは使い続けないといけないようです。

4万円以上はかかる計算になりますね。

自力で黄体ホルモンをバンバン出せる身体になりたい!!!

 

 



内膜も8mmなので、子宮の状態としてはけっこう厳しいです…
こんなに薄かったの初めてなんじゃないかな、くらいの薄さだったので、ショックでした。
苦労して貯卵した胚だったので、慎重に移植したかったです。
胚の生命力を信じるしかありません。

 

次回は、妊娠判定について記します。

 

isohiyo-wantbabysooner.hatenablog.com